俺が世界征服

@kkawoo

第1話天才の開発


「ドン!!プシュー」

とても大きな爆発音がこの大きな部屋の中で鳴り響く。ここは日本の田舎にあるだだっ広い空き地を1人で開拓して1人で作り上げたものだ。

「ごほっ!ごほっ!いったいなぁ、本当に」

煙を吸い込まないように口に手を当てて爆発に巻き込まれてちりちりでアフロヘアになった頭をかきながらそう呟く。これで何度目だろうか、もうこの痛みにも慣れてくるほどに爆発を起こしている。設計図等は天才であるこの僕が作ったのだからうまく行くに決まっているのになかなかうまくいかない。「リアルって厳しいな」とそんなことを思いながらパソコンに向かい設計図をもう一度見直す。そういえば自己紹介をしていなかったね、僕は樋野本 薫。好きな言葉は特に無いけど嫌いな言葉ならある。無理という言葉。あとは何か、あっ夢は世界征服!僕がこの地球を征服し、、おっとこれ以上は秘密だ。危うく口が滑りそうになってしまった。僕の自己紹介はこれくらいにしておこうと思う。多分自己紹介よりもさっきの設計図が何の設計図で何を作ろうとしているのか気になっているだろうからね。それでは説明しよう。先ほどの設計図はモビルスーツの設計図で今僕はモビルスーツを作っている。もちろん人がコクピットに入り、操縦するタイプのものだ。男なら一度は憧れるものであろう○ュー○イプ。これになりたくてなるための大前提としてモビルスーツを操縦できる技術が必要だと思い、技術を身につける為には操縦しないと身につかない、ならば作ろうと思い立ちモビルスーツの製作を始めたのだ。それにこれさえあれば夢に最短で叶えられると踏んだのだ。そういうわけで今僕はモビルスーツの製作に勤しんでいる。周りからは白い目を向けられているのだろうが僕は気にならない、なぜならば笑わずにずっと支えてくれていたあいつの夢を僕が叶えるのだから。

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