特異体質からぼっちを良しとしていた妃が周囲の愛情で心開く素敵な物語

特異体質から人から疎まれ自身も悪戯に手を染めた後ろめたさで、他人を遠ざけぼっちでいることを好んでいたヒロインが、その特異体質で皇帝Aから後宮入りを請われ、後宮に上がれば、ヒロインを一途に愛する皇帝Bと、ヒロインの特異体質を利用する皇帝Aと、双子の皇帝の存在を知りながらも、愛してくれる皇帝Bに心惹かれ、また、自分を慕ってくれる宮女を唯一の侍女に召し抱えたりと、ヒロインが本来持ち合わせている他人から愛される気質を理解して、難局に取り組む姿勢に感動しました。
ヒロイン像の形容において、その美貌と純粋な感情の描写がとても素敵です。体躯に凹凸が無いのが唯一の欠点ですかね。
まだ57話読み終えた時点で物語が完結しておりませんが、早く続きが読みたいです。数多の後宮譚を読み漁りましたが、この物語は私の中で上位に入る逸作です。

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