蛇足
当時概略に記載したあらすじ(ネタバレあり)
【あらすじ】
魔法使いの少女、フィオーレ・ララベルは、その正体を隠しながら「仮面の貴公子フレザリオ」として、魔法の粋を競う模擬決闘儀式・魔法演武に出場し、破竹の勢いを続けてきたが、稀代の魔法使い、「万能の魔女ソーマ」の前に敗北してしまう。
ちっぽけで、気弱で、自分のことが嫌いな少女に戻ってしまったフィオーレは、元通り、魔法学園で力ある貴族の令嬢・イザベルの取り巻きとして過ごしていくかに思えた。しかし、思わぬ流れから、フィオーレはソーマと決闘を行うことに。
再びソーマに敗北するフィオーレだったが、決闘後、ソーマはフィオーレを魔法の共同研究へと誘い、フィオーレはソーマとともに魔法の研究をはじめる。
紆余曲折の日々の中で、イザベル、ソーマ、そしてフレザリオのファンの少女、イーチナとの交流を深めながら、フィオーレは魔法使いとして、そしてひとりの人間として、自分に足りなかったものをつかんでいく。
そして、ついに迎えた万能の魔女ソーマとの再戦の機会。少女は仮面を脱ぎ捨て、フレザリオではなくフィオーレとして演舞に臨むことを決意する。
両者一歩も譲らぬ激戦の中、フィオーレはかねてから構想を重ねてきたオリジナルの魔法の発動に成功し、決着の一撃を叩き込む。
万雷の喝采を受けながら、少女はようやく自分の居場所、自分の存在を肯定することができたのだった。
仮面の魔法が終わるとき 郡冷蔵 @icestick
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