妖が存在する不思議な世界観。穏やかな日常があるはずもなく……

十六話まで読了。
まだ一章ともいうべきストーリーの途中ですが、最新話でしたので悪しからずご了承ください。

本作は妖というものが世界に存在します。しかし、一般的にイメージする敵というわけではなく、敵となる妖もおれば味方の妖もいたりします。その辺りが本作の肝であり、敵と味方の区別を主人公自身が選んでいくのだと感じました。

妖が蔓延っている危険な世界なのですが、そこは主人公。俺TUEEEではありませんが、敵を一掃していくシーンは圧巻であり格好いいです。ヒロインも素直で可愛らしく好感が持てます。加えて登場人物それぞれに個性があって気付けば一気に読み終えていました。

文章も読みやすいので仕事疲れの夜に読む小説として最適です。ただし、眠れない夜に読み始めてしまうと逆に眠れなくなってしまうかも。

お勧めの作品です。