本が増えたんだけど多分妖怪のしわざ

 長らく更新が無かったけれど、世の中はKACなるものでお祭り騒ぎだというのでここまでのまとめ(?)をします。

 

 実はちょいちょい本を買っていました。ちょいちょい。わかりますか、ではなく「ちょいちょい」なんですよ。なのでそのたびにエッセイ書いてたら内容のうっすい「本買いました報告」にしかならないので、うーん保留!これも保留!って放置していたんですけど、なんかやっぱり度が過ぎてるなと思ったので久しぶりにこのセリフを言います。


「まぁたそんなもの買ったのか!」


 今回ご紹介するのはこちら、村上リコ「英国メイドの日常」。この「英国メイド」の時点でお察しのかたもいらっしゃる。ええ、そうです。そういうつもりで買いました。さすがにすべてをネットの叡智えいちに頼るのは少しいかんなという気持ちで、ツイッターフォロワー様が流してくださったRTから購入を決定。本ですから値段は気にしません。相応です。

 とっても詳しいので大変勉強になっています。


 そしてもう一冊。フィリス・ジェスティス「ヴィジュアル版・中世の騎士 武器と甲冑・騎士道・戦闘技術」

 どうしても男装の女騎士を書きたくてもだもだしていたところ、書店で発見したので脊髄反射せきずいはんしゃで購入を決めましたがこれが大変お高く……カラーページをふくみ、背幅は計ったら三センチくらいありました。高いに決まってる。でもわかるんですよ、相応の値段だって。


 そして新書枠。内田樹「寝ながら学べる構造主義」。ほんとに寝ながら学べた。

さらに、稲田豊史「映画を早送りで観る人たち」。これもためになった。


 新書といえば。タイトルが強すぎて損してるなと思うのが、橘玲「言ってはいけない 残酷すぎる真実」、「バカと無知 人間、この不都合な生き物」。内容がセンセーショナルだからタイトルもセンセーショナルにしようと思ったんだろうか。確かに「統計学から見た、誰も指摘しない本当の世界」とかよりは手に取る人が増えそうだけども、やりすぎじゃない?とか思いながら読んでいる。


 あと、なんで買ったんだろう?枠に田中康弘「完本 マタギ 矛盾なき労働と食文化」とか、野添憲治「少年伐採夫の記録 出稼ぎ」とか。何を書こうと思ってたのか忘れてしまったから積み本の一番上を華麗に飾っている。なんだこりゃ。


 そして公募対策に、ルビー文庫の本やらビーンズ文庫の本やら、何本も積んでいる。気になって買った本もまだ三冊くらい残っている。ビニールはがしてない本とかある。うわー。(他人事)

 あ、木古おうみ「領怪神犯」と「はぐれ皇子と~」も買っている。もちろん。


 はてさて、この記事一つでいったい何冊紹介したやら。

 これらすべてこの一か月の出費になる。はっきり言って買いすぎ……なんだけど、どうしようもないんですよね。

 賢明な皆さんは必要な出費とそうでない出費を分けずに「しょうがない」と割り切る私のことを怠惰だと思われるかもしれない。


 その通りなのでぐうの音も出ない。



 最寄り図書館が図書館として機能していないので、わたしのほしい本はいつも検索結果には出てこず、悲しい思いをしながらアマゾンに頼んでいる。逆に問いたい、何なら置いているのか。何にだったら強いのか。郷土史に強いとかそういうのは無いのか。どうしてドストエフスキーを置かないのか。など図書館に対する恨みを語ってもしょうがないのだけど。

 たぶん図書館が図書館としてわたしの前に現れてくれたらこんなに本を買ってないと思うんですよね。


 そうじゃなきゃあやかしか妖怪のしわざです。

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まぁたそんなもの買ったのか紫陽! 紫陽_凛 @syw_rin

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