6.むすびに
世界におけるさまざまな怒りが人々の思想の原動力となり、真に平和な世がおとずれることを切に願います。そのためには、やはり、個人が個人なりに、アンガーコントロールの方法について考えることが先決と思われますし、それを思えば、こんな駄文を流布する必要など毛頭ないわけであります。しかし、個人、個人と連呼していては、かえって社会を極端な個人主義に追い込んでしまうことになりかねないともいえましょう。何事思想にあっても、限度というものがあることは、自身についても重々反省せなばならない身の上でありますが、やはり、それでいても、何事も望ましい程度が肝要です。個人主義における望ましい程度とは、私の考えるところによれば、個人同士の意見を積極的にぶつけ合い、それぞれが、それぞれなりの答え新たに生み出し、さらにそれらをぶつけ合う(研鑽主義とでも言いましょうか、多分、既存の主義でしょうから、調べねばなりません)形にあるべきでしょう。この駄文を、わざわざ、読みたいとも思っていない人に送り付けるのは、そういう理由です。もはや意見の押し付けとさえいえる行為ではありますが、本当に、意見を押し付けられたと宣う資格のある方は、そもそも、ナイフだの、解雇宣告なんかを押し付けられない限り意見を押し付けられることはないと思われます。意見の押し付けという言葉は、意見の受け手による不作為への言い訳ではなく、意見の送り手の作為が不当である場合、それを批判するためにあるものと考えます。
ゆえに、悪しからず。
(2022,10,22)
アンガーコントロールについて 東 哲信 @haradatoshiki
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