編集済
実は計画名の「バベル」…ネーミングが安直な様でもいて、もう少し相応しいモノがあるのでは?と思っていました。
…が、見事なラストに脱帽です!
もう少し尺があれば、反乱の顛末やデイヴィッドへの遺恨、トリプルAの過去話、宇宙エレベーター内の生活描写まで見れたのでは?…と思わなくもないです(残念)。
素晴らしい物語をありがとうございました<(_ _)>
作者からの返信
あーてぃさんコメントありがとうございます!
タイトルは本当に難しいですよね。(^^)
この作品は「PROJECT BABEL」という題名が
最初に空から降ってきて
その後、ストーリーが勝手に生まれてきたので、
「まあ、きちゃったものは使うか、仕方がない」
って感じで、
私自身が苦労して生み出した
アイデアが少ないのが残念なところですね。
>反乱の顛末やデイヴィッドへの遺恨、
ほとんど全てのキャラクターが
合理的にのみ動くタイプなので
生命維持装置のスイッチを軽くオフにする相手に
歯向かっても勝ち目なしと即降参というのが
あの後に続く話ですね。
そこについては、同僚と意見が違う場合に
すぐ折れるという描写を書くことで
想像できる余地はあるかなと思います。(^^)
>トリプルAの過去話
彼らの過去は内緒ですが、名前の由来だけ少し。
アローンは「親から孤独という名を付けられた少年」
アキラは「国家が隔離したくなるほどの能力」の持ち主なので、
日本におけるサイバーパンク漫画の代表と言える作品の
タイトルから付けました。
アシュケナージは、ごめんなさい。
東側の情報に疎いため、頭文字Aのキャラクターが思い浮かばず
好きなクラシック音楽家の名前を拝借しました。
>宇宙エレベーター内の生活描写
本当はヨーコが和食を差し入れするというシーンを入れたかったのですが、
冗長になると考えて止めました。(^^)
長く読みたいと思っていただけて
とてもうれしいです。
ありがとうございました!(^^)
面白かった!
仕事の合間にあっという間に読み切ってしまいました。
巨大民間企業がやがて従来国家をも凌ぐという図式はしばしばディストピアぽく描かれることが多いですが、本作は逆に夢と希望と野心に溢れてて新鮮でした。
そして軌道エレベータという巨大すぎる施設は、現代の情勢下ではそれ自体が最早国家レベルの存在となるということをまざまざと認識させられました。
技術的な点も科学には素人の私にもわかりやすく、数十年後とか描いた長編化を期待しちゃいますね。いい笑顔の悪役として君臨するデイヴィッドの姿が目に浮かびます。
改めて素敵な物語をありがとうございました!
作者からの返信
武石雄由さん
さっそく読了いただきましてありがとうございます!
そもそもマジョリティ向けに書いていないものですから
「好レヴューもそろそろ打ち止めだろう」と
傷つく前に諦めるといういつものパターンに
突入していましたところ、
防衛太郎さんという素晴らしい縁結びの神様のおかげで
こうしてやり取りできますことを
心より感謝致します。
デイヴィッドを楽しんでいただけて良かったです。
彼についてはごく簡単ではありますが
裏設定もあります。
個室で弾いていた楽器から類推できると思います。(^^)
さて、武石さんの軌道エレベータが出てくる
『ドラゴン・チェイサーズ』
じっくりと読ませていただきます!
作品フォローはさせていただいたので
準備はばっちりです!
楽しみにしております。(^^)
編集済
すげええええええ
「これが完成したら米中露が軌道エレベーターの技術を、目の見える部分や水面下を問わず躍起になって吸収し、世界中の赤道上で「国家主導」の軌道エレベーターが林立するんだろうな……」
と思っておりましたが、それよりもまず株価の値動きにまで目を向けて、日本の外貨資産から藁から財を成す、との話運びに感動しました。
中国がガボン共和国に軌道エレベーターを作る、となった時の物資運搬に必要な航路の語りも実に鮮やかでした。
一帯一路戦略の「一路」は英国にまで伸びる鉄道によって完成しましたが「一帯」のシーラインについては当然のように問題噴出ですからね。
13話という短さを惜しむ気持ちと、見事な幕引きに万雷の拍手を贈ります。
この後の世界の動きなどを考えるだけでご飯何杯でも食べれそうな程の楽しみを残す作品です。
核汚染物質から解放された結果、原子力に対するリスク視点の変化や、赤道下にある国家への見方の変容。
先進国による強引なインフラ支援による傀儡化、洋上での人口島による軌道エレベーター施設の設置もあるでしょう……。
かつて戦艦が国家威信をかけた象徴であるように、軌道エレベーターの開発と運用合戦は苛烈を極め、宇宙進出への「夢」は米ソによる有人宇宙飛行を競ったかのように、世界中で巻き起こる。
その先に在るのは――とこれ以上書くと異常な長さになるのでこの辺で!
本当に素晴らしい作品でした!
ブラボー!
作者からの返信
防衛太郎さん
「未来へ」
というタイトルへ呼応した素晴らしいコメントをありがとうございます!
何より最後まで読んでいただけたのが嬉しいです。
それにしても一帯一路の状況まで正確に把握されていて恐れいります。
この物語は、宇宙開発・地球の未来に送るエールです。
宇宙利用や地球環境、国家の在り方について、新たな視点で考える小さなきっかけになれば望外の喜びです。
重ねがさねありがとうございました。m(_ _)m
編集済
素晴らしい作品をありがとうございます。
現在連載中の作品を読みたいと思ったのですが、あちらが本作の前日譚ということで読み始めたら……一気読みしてしまいました……めちゃくちゃ面白かったです!
随所に地政学や軍事学的知識が散りばめられ、4万字未満という字数での作品でここまで?!と密度の高さに驚きました。
続編はじっくり読ませていただきますね!
ありがとうございます!
作者からの返信
有島さん
短時間で一気に読んで下さった様子で、書き手として嬉しい限りです。
今後も楽しんでいただける作品を提供できるように頑張ります。m(_ _)m