闇聖女はもう本性を隠さない

聖女レナは王太子であるヒュースに婚約破棄され、さらには聖女の地位をも失い、国外追放を言い渡された。
そんな理不尽をその場では黙って受け入れたレナだったが、曲がりなりにも国を守護してきたのにもかかわらず偽聖女と馬鹿にされたレナは怒り、聖女としての振る舞いから解放されたことをきっかけに本性を露わにして暴れ出す。

「護るだけが聖女と思ったら大間違いだカス共が……ぶっ殺してやる！」

聖女たらしめる光の力で守護するだけじゃない。これまで闇の力で魔物を支配、殲滅して国の平穏を守ってきたレナの壮大な仕返しが王国を襲う……！
そしてしがらみから解き放たれた闇の聖女はいったい何を為し何をもたらすのか……歩く暴言製造機系ヒロインの物語――――ここに爆誕。