第10話 動くゲーム
◇◇◇
同時刻――。
新宿が一望できる超高層ビルの屋上にて――。
雨の能力者、小川空也は命からがら、香奈枝との戦闘を切り抜けた。
「…………くっ」
一歩間違えば……いや、『一歩間違った』からこそ自分は生きている。しかもそれは空也の実力は関係なく魔女の気まぐれだ。
その考えが空也の心に恐怖を植え付け、次の戦いへの戦意を鈍らせる。
だが――。
空也としては雨が降り続いている『好機』を逃すわけにはいかない。
これを逃せば期間中、雨は降らないかもしれない……そうなれば海や大きな川がない新宿では不利だ。
(雨のおかげで……他の能力者相手にはうまく立ち回れます……獣も動き、ここからが正念場ですね)
空也は両手を上げて、雨に語り掛ける。
『コネクト・レイン』
この技は空気中の水分を利用して、人間の生体反応を索敵する。
さらに雨が降っていれば探索範囲は広くなり、会話を盗み聞ぎ、自分の言葉を送ることもできる。
先の修二と龍治の会話に割り込んだ技がこれだ。
『火』『水』『雷』の能力はゲームでは『レギュラー3』と呼ばれ、必ずゲームに組み込まれる。
他の能力よりも水準は高く、さらには応用力もきくため、勝利者になることも多い能力だ。
特にリピータがこの能力を得た時の力は絶大で、空也は自分ができることを正確に理解していた。
「…………なるほど。戦果様は『雷』様『死』様と行動を共にしておられるようですね。あと私の探知範囲にいるのは『機械』の能力者様と『催眠術』の能力者様ですか……」
ここで空也は考える……いかに雨が降っているとは言え、香奈枝を含めた3人の能力者を相手どれるとは思っていない。
そもそも、この三人が手を組んでいることが空也にとっては非常事態だ。
このゲームは『4人』しか生き残れないのだから……。
「…………この先、僕が誰かと手を組むことになるとしても…………最低『1人』は誰かを殺す必要がありますね」
タイムリミットの3日まであと1日と少し……それを過ぎればキル数の多い上位4人が生き残るのがルールだ。
「キル数が同列の場合は……戦闘回数が多い方が生き残る。僕は安全です。僕は既に7回ほどの戦闘を起こしている……ここまでは、計画通りでしょう」
執事は自身の考えに間違いがないことを再確認すると軽くうなづく。
「…………僕のご主人様はいつ現れるのでしょうか。それまでは僕は絶対に死ぬことはできない」
空也の脳裏には初めて参加したゲームで失った『ご主人様』の笑顔が浮かんでいる。空也を最高の執事と信じてくれた唯一の存在――。
そんな主人の『願い』を叶えるために空也は今、血塗られた道を歩んでいる。
「僕は……狂っているのでしょう。だけど……僕は戦うことを辞めません……例え戦果様や雷様よりも劣っているとわかっていても、足掻き続けます」
空也はもう止まらない……『止まれない』。ゲームをクリアして、この地獄で本物の『ご主人様』を見つけるまでは……自身の感情を殺す。
「さて……僕の狙いは『機械』様。『催眠術』様、彼らの能力……とくと拝見させて頂きましょう」
空也がぼんやりと、呟くように言った言葉は、まるで雨にとけていくようだった。
◇◇◇
同時刻――。
新宿、神楽坂にあるとあるファミレスにて――
「ふふふっ、ゲームが本格的に動いてきたわね」
「うん……」
ファミレスのソファー席には向かい合い、2人の男女が座っていた。
「このゲームを止める方法は本当にないのか……」
苦々しい表情で呟くのは『武器庫』の能力者、宗像慎太だ。正面に座るのは『心』の能力者七川三咲。
「…………くそ」
慎太はこの数時間、必死に参加者全員でゲームから抜ける方法を考えた。だが……たかが数時間程度ではできることは限られてくる。
しかも、ゲームには3日という期限がある。
「それでこれからどうしましょうか? ゲームをクリアして『外』で『黒幕』を追い詰めるのかしら?」
「……いや、僕は最後まで足掻くよ」
「それで何も見つからなかったら?」
「喜んで誰かのために死ぬよ……僕ができるのはそれだけなんだから」
慎太は力なく笑う。だがその瞳には強い思念が宿っているようだった。
「…………」
そしてその考えていることもとても綺麗だ。このゲーム状況には適さないが…とても綺麗だ。
(ふふふっ、このゲームが終盤に差し掛かった時、この信念がどのように黒く染まるのかを……見たい。そのためには他の能力者に会わせていた方が『面白い』わね)
「ねぇ、このゲームからの脱出方法を探すのもいいのだけど……1度他の参加者に会ってみるのはどうかしら? そろそろ『最初の脱落者』が出てもおかしくないわ」
「そうだね……七川さんの話だと、『誰かが死んだらメールで連絡』が来るんだよね?」
「ええ、その通りよ」
「『まだ連絡はない』けど……戦闘はいくつも起こっている……そうだよね?」
三咲もそこに偽りはなく、騙すつもりもないので、慎太の言葉にうなづく。
「……僕は会ってみたい。僕と同じく『世界に絶望』している人達に」
慎太は深く何かを考えながら軽くうなづく。その表情と心には悲しみ、哀れみ、同情、怒り……様々な感情が入り乱れていた。
◇◇◇
同時刻――。
新宿内にある中学校にて――。
学校の地下にある図書室で『機械』の能力者で中学生の『加能姫(かのう ひめ)』は机にお菓子を大量に並べて、食い散らかしながら、上機嫌に携帯ゲーム機をプレイしていた。
「ふ~ふふ、にひひ、この世界は最高っすね。高級なお菓子が食べ放題~」
姫は地味な雰囲気でぼさぼさの背中までの長い黒髪と目が隠れるほどの長い前髪が特徴的だ。
普段、人前では常に周りの反応を気にして、人の反応にびくびくしている姫だが……今は何かが吹っ切れたように生き生きとした表情をしている。
図書室には姫の能力の『獣の機械たち』と姫を遠慮がちに見て、おずおずと話しかける小太りの中年がいた。
「あ、あの姫ちゃん……あまりお菓子ばかり食べてたら、身体によくないよ?」
「ええ~いいじゃないっすか、おじさん。こんなよくわからない世界に来てまで、そんなことを気にしなくてさあ」
「それもそうか……そうだね」
「そうそう! おじさんも普段は飲めないすっごい高いお酒とか飲んだらいいっすよ? さっき酒屋さんから持ってきてたすっよね?」
「…………」
中年、『火』の能力者に『殺されかけた』『催眠術』の能力者、早沢は自分の手に握られている高級ブランデーの小瓶をまじまじと見る。
これは酒屋の鍵付きのショーケースに保管されていたもので値段は手のひらに収まる小瓶のくせに、数十万はくだらない。
現実世界では安月給の早沢には手が届かないものだ……若い時から密かに憧れていた。
「まさか……こんなところで夢が叶うなんて……」
この世界に来てからも散々なことばかりだった。それを思うとどうしようもなく酒が飲みたくなる。
だが、小心者の早沢は最後の一歩を踏み出すことができない。
「にひひ、そんなに考えることないのに。あたしなんか新作ゲームを根こそぎ持ってきたっすよ? ここはクソみたいな現実世界じゃない。そんな細かいこと気にしなくていいんすよ」
姫はそんな早沢を尻目にクッキーを1つ口の中に放り込む。
「現実世界じゃない……」
早沢の頭に先日起きた『火に殺されかけた』悪魔のような出来事が蘇ってきた。
「そ、そうだ……まだ君にちゃんとお礼を言ってなかったね。あ、ありがとう助けてくれて」
「にひひ、いいっていいって。あたしは『能力』で少し治療しただけなんだし。あたしよりも『謎のお兄さん』に感謝した方がいいっすよ」
「その彼も僕を助けてくれたんだよね?」
「うん! あたし……あの火の能力者を見た瞬間、最初逃げちゃったんだ……でも、それじゃだめだ、と思って……戻ったら」
◇◇◇
1日前――。
ゲームが始まって最初の戦闘――。
『ここで逃げたら現実世界と同じっすよ……! あたしは変わるんだ!』
姫は火の能力者、龍治が早沢を襲った瞬間、その場を逃げ出した……。
学校でいじめられていた姫は強者の暴走の恐さを嫌というほど理解していた。
強者は笑いながら全てを奪っていく――。
『はあはあ、あたしが助けなきゃ……!! あのおじさん死んじゃうっす!!』
だが、それでは駄目だとすぐに気がついた。今の自分にはいじめられている者を『守る力』があるのだから。
姫は小さな勇気を振り絞り、能力を発現させ、『機械の犬』を作り出し、現場に戻ると――。
『…………おじさんから離るっす!』
『この人の仲間か……? その犬……『機械』の能力者。安心しろ、命に別状はない』
現場には龍治はおらず、火に焼かれて、大きい火傷を負った早沢と制服を着た、修二がいた。
修二はしゃがみ込んで右手で早沢の頭に触れていた。
『えっ……傷が治っていく……あなたがやったんすか?』
早沢が負った怪我が魔法のように感知していく。姫は驚いて修二の顔を見る。
『…………』
修二は早沢の頭から手を離し、何かを考えるふうな素振りをして、口を開く。その顔には不敵な笑みが浮かんでいる。
『ふっ、俺は主人公だからな』
それだけ言うと、修二はその場を去ろうとする。
『あっ、待って……!』
『そのおっさんは『催眠術』の能力者だ。頭には触れられないようにしろ……まあ、あんたは戦闘向きの能力っぽいから問題なさそうだけどな』
そうおちゃらけた笑みを浮かべながら修二は去っていった。
◇◇◇
姫は修二との出会いを思い出していた。無償で弱き者を助けるヒーローの姿を……。
「どうしたの姫ちゃん? 機嫌よさそうだけど……」
「ううん~。何でもないっすよ! それでおじさんはこれからどうするつもりすっか? 戦わなきゃいけないすっよね?」
「……そうだね。ぼ、僕の能力は戦闘向けじゃない……対象の頭に触れる必要があるからね……」
催眠術の能力――。
対象の頭に5秒以上触れて、対象を意のままに操る能力。
この能力の最大の弱点は『対象の頭に5秒以上触れる』の部分だ。
化け物揃いの能力者相手にほぼ不可能な条件だ。
「にひひ、大丈夫! あたしが敵を拘束するすっからっ! 今のあたしには『力』があるからね。あたしたちは『同盟関係』すっよ!」
姫は無邪気な笑みを浮かべる。
『力』に虐げられた弱い自分はもういない……自分にそう言い聞かせて。
「そ、そうかい……」
早沢は二回り以上違う姫の言葉に安心感を得た……それと同時に強い劣等感に襲われる。
「…………」
「? おじさんどうかしたすっか?」
「いや…………僕にできることを探さないとって思ってね」
早沢は持っていたブランデーの小瓶の封を開けて、口をつけて一気にあおった。
「……それ強いお酒なんすよね? 大丈夫――」
『ワンワン!!! ワン!!!』
姫がそう声をかけた瞬間、部屋に設置していた『犬の機械』が吠え始める。
それは敵の襲来を意味していた。
◇◇◇
今日何度目かの大きな戦闘が始まった。それは何度目かの『雨の弾丸』による攻撃ーー。
「あっ…………」
早沢はただ見ていることしかできない。
「くっ、ぼ、僕は……」
己の無力感を痛感し、惨めな気持ちで『水』と『機械』の戦いを傍観する。
数分前ーー。
水の能力者空也が襲撃を仕掛け、雨を用いた広範囲攻撃は中学校を一瞬で半壊させた。
そのあまりの威力に早沢と姫はたまらず図書室を逃げ出し、校舎に隣接されている体育館にたどり着いたが……すぐに追い詰められる。
「鬼ごっこはお終いですか……? 申し訳ございませんが、貴方様方にはここで死んでいただきます」
「あ、悪夢だ……」
空也はにこやかな笑顔、軽い口調ではあるがその目は冷たく輝き、それが空也の言葉が事実であると物語っていた。
空也との距離は20メートルほど。
早沢には空也の姿が死神の様に見え、心は折れてしまう
だが……逆に姫の心は奮い立った。
「いじめられるだけの自分はもういないっすよ……」
姫は早沢を守るように前に出る。
決心を胸に――。脳裏に蘇るのは弱く惨めないじめられている自分。
「あの時のあたしじゃないっす」
自分は戦う力があるとーー。
現実世界の惨めな自分ではないとーー。
何より、1度助けた早沢を見捨てないと、裏切らないとーー。
「あたしは……あたしをいじめていた人間のように筋の通らないことはやらないっす。いじめをただ傍観するだけの偽善者にもならないっす!!」
姫が自分に言い聞かせるように感情を表に出す。先ほどまで図書室にだらけていた姿はない。
「ほぅ……貴女様はとても若いながらとてもいい目をなさる」
「にひひ、イケメン執事に褒められたでござる。うれぴー! ……でも」
「戦果様といい、雷様といい、今回のゲームは本当に……レベルが高いですね」
しばらく、照れたような笑顔を見せていた姫の顔からすぅっと笑顔が消える。それはまるで熟練の暗殺者が持つ空気の重さだ。
「これは狩る側のつもりいると失礼ですね」
空也もただの女子中学生と侮ることを辞めて臨戦態勢を取る。
「でも……執事さん、いくらイケメンでもあたしはそのあなたの『虐げる者』の目が大っ嫌い!」
ズドオオオオオオオオ。
体育館に鳴り響く地響き、それが近づいてきてーー。
体育館に無数の『機械の獣』が飛び込んでくる。今まで周囲を警戒させていた『全ての獣』を一か所に集めたのだ。
犬型、鷲型、虎型、象型、蛇型……その種類は数十に及び、大きいもので体長3メートルを超え、戦力はゆうに100を超える。
『機械』たちは姫と早沢を守るように空也を警戒する。
「こ、これが姫ちゃんの能力……すごい」
「…………素晴らしい。『機械』の能力を見るのは初めてですが……ここまで機械を操ることができるとは…………ですが、戦果様を相手にした後では若干見劣りしますね」
空也が目を細めて、まるでオーケストラの指揮者の様に両手を上げる。
「さあ、奏でますよ」
「…………!! おじさん!! 逃げるっす!! その方が安全っす!!」
「で、でも、ひ、姫ちゃんを置いてなんて……」
「あああ、もう! 能力の性質上、あたしは機械たちの『近く』にいないといけないっす! そうじゃきゃ勝てないっす!」
「で、でも……僕にも何かできることが」
早沢の足は動かない……それは恐怖から来るものではあるが……何よりここを動けば『人間として終わる』気がしたから……『生き地獄』それは早沢が最も嫌うものだ。
それは早沢が手放せない弱さであり、最後の線引きだ。
(…………おじさんは馬鹿だな。これは殺し合いのゲームなんだからあたしなんか見捨てて逃げればいいのに)
「…………にひひ、でもやる気が出てきたっす」
姫は心の中では悪態をつきつつも、かつてないほどやる気に満ちていた。
今はいじめられる側ではない。
かつて憧れ、欲した、いじめから助けてくれる『ヒーロー』が自分だ。
「さあ、あたしの本気見せてやるっよ!! さあ、かかってこいイケメン執事!!」
「ふふふっ、貴女様はもしかしたら僕のご主人様なのかもしれませんね……」
「えっ……それは意味不明っすね」
「ふふふっ、今は無粋ですね……」
「…………」
双方の言葉のやり取りがなくなった時――。
『機械の獣』と『雨の弾丸』が交わり、激しい戦闘の火蓋が切って落とされた。
無数の雨の弾丸が体育館の屋根を貫き、獣に襲い掛かる――が、獣は足がもげても、身体を貫通されても、部品が飛び散っても、一斉に空也に襲い掛かろうとする。
「機械に痛みはありませんか……ならば本体を狙わせて頂きます」
空也が雨を操作して数十の1つ2メートルほどの『水の槍』を作り出し、姫と早沢に向かい投げ下ろす――。
「わあああああ、こ、こっち来る!!」
「『フォルム――ブレイド』!!!」
姫が早沢の悲鳴を打ち消すように叫ぶと、体育館の中を飛行していた『鷲型の機械』達が変形し、一機につき三刀の剣になり、水の槍めがけて飛んでいき、撃ち落とす。
さらに姫の能力は止まらない――。
「『フォルム――シールド』!!!」
今度は周りの『犬型の機械』がシールドになり、『機械の剣』で撃ち落とせなかった『雨の弾丸』を完全に防ぎきる。
それは空也にとっても予想外だったのか、にこやかな表情のまま、わずかに眉を吊り上げる。
「…………なるほど、『ルーキー』としては格段に能力の『馴染み』が早く、『適正値』が高い。これは時間をかけている暇はなさそうですね。『獣』の問題もありますし」
空也のまとう殺気が一段と強気なる。
「『グランド・レイン』」
体育館の雨によって貫かれた屋根の隙間から姫は見た。先ほどの数倍、いや数百倍の大きさの1つの巨大な槍が形成されて行く。その大きさはゆうに10メートルを超えている。
「!!!……まずいっす!!」
次に空也の仕掛ける攻撃は『必殺』になりうる。姫のシールドを難なく貫き、命を奪う。そう本能的に直感した姫は自分も『必殺』の一撃の準備に取り掛かる。
体育館にあるすべての機械たちとその壊れた部品が中に舞う。
「『フォルム――アナコンダ』!!!」
全ての機械が集まり――。
『ガアアアアアアア!!!!!』
機械たちは集まり全長30メートルはある『巨大な蛇』の姿になる。
その蛇は尾の部分で姫と早沢を守り――頭は巨大な『水の槍』に対して臨戦態勢を取る。
「巨大な蛇ですか……なんとも面白い能力ですね」
「イケメンのお世辞は大好物っす!! だけど、あたしの方が強いっす!!! ここは譲らないっす」
姫は自分の後ろを見る、そこには怯えた表情で身体を震わせている早沢がいた。早沢の姿が『かつての自分』と重なる。
「ひ、姫ちゃん……」
「にひひひ……」
自分でも単純だと思う。力を手に入れた瞬間調子に乗り過ぎだと思う。自分ごときが他者を助ける『ヒーロー』になるなどおこがましいと思う。
だけど……絶対に引きたくなかった。
「あたしは『弱い者を助けるヒーロー』っすよ!」
そうして姫の強き想いと共に――『巨大な機械の蛇』と『巨大な水の槍』2つの強大な力は衝突する――。
そのはずだった――。
「えっ……」
姫の目に戦闘の中心に飛び込んできり人影が映った。
『2人とも能力を収めてくれ――『武器庫解放――右の羅刹・那由多』』
そんな冷静でどこか暖かさのある声が空也と姫の耳に入った。
すると空也の水の槍は、比喩表現ではなく、妄想でもなく――こっぱ微塵に吹き飛び、姫の大蛇も頭部から身体半分はバラバラの機械部品へと破壊された。
それをやったのは強引に戦闘に割り込んだ『武器庫』の能力者『宗像慎太』だった。
セブンスコード シマアザラシ @shimaazarashi
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