シニア女子会で語られしこと 🍨
上月くるを
シニア女子会で語られしこと 🍨
気が向けば集まるフリーダムがシニア女子会のいいところ。( ^)o(^ )
五十代から八十代までの気の合う仲間がスイーツを囲んで。(*^▽^*)
「仕事時代、いやになるほど義理笑いや営業笑いやらを振り撒かれたんでしょう。
これからはそういうのは抜きにして、自分の好きな人とだけつきあってください」
かかりつけの心療内科医の指導どおり、パワハラ男とかセクハラ男とかモラハラ男とか(すべて男性ですね~(笑))に会っても、マスクの効用で知らん顔。(^_-)-☆
そのかわり女性との交流が増え、適度な距離感の輪が自然発生的にできたのだが、親子ほどの年齢差を越え全員の意識が同じであることが大きな活力源になっている。
🥝
先日のテーマは、他者からの呼ばれ方についてだった。(*´ω`*)
みなさん、日頃から思っていたらしく大いに談論風発。(/・ω・)/
ことに、アポなしで各地の家庭を訪ねる某人気番組の出演者の言葉づかいについてほぼ全員から批難ごうごうで「以前は観ていたけどいまは観ない」という人ばかり。
その理由は、出演タレントが連発する「トウサン、カアサン」「ジイチャン、バアチャン」がじつに聞き苦しく「さすがにジイサン、バアサンはないけどね」。(笑)
「知らない人から十把一絡げの俗称で呼ばれなければならない理由が分からないし、人にはみんな名前があるんだから、年齢に関係なく尊厳を大切にされるべきだよね」
「施設に入所中の義母も『ミチコちゃん』と名前で呼んでもらってうれしそうだし、九十九歳で逝った母も、別れのその瞬間までやさしく名前で呼んでもらっていたよ」
「あの番組も、意識高系の高齢女性にガツンと言われてから襟を正したみたいだね」
「そりゃあそうよ、いまどきバアサンなんて言ったら、視聴者から総スカンだもの」
「NHK土曜ドラマの一橋桐子さんだって女子高生のお友だちに『きりちゃん』って呼んでもらって明るい笑顔になったじゃない? 名前で呼ばれるって大切なのよね」
🌞
そして、〆はいつもどおり、介護・医療スタッフのチームワーク、サービス全体、利用者の尊厳が大切にされるかなど、各施設の満足度情報を交換し合ってお開きに。
🙋♀️
追記:後日、男女半々のランチ会の折り、どうしても守旧的になりがちな男性陣に八十代の先輩女性が「これからはミニスカートでツィストを踊っていた世代が高齢者になるのよ、老人の定義をがらりと変えなきゃ駄目よ」ガツンと言ってくださった。
シニア女子会で語られしこと 🍨 上月くるを @kurutan
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