あとがき

 この物語は拙作「遥天の使者」の80年くらい前のお話です。

 かつて人類を破滅に追いやった、機械知性体が太陽系にやってきます。

 本作は後に続く「遥天の使者」とは違い、戦闘描写は全くありません。

 代わりに二人の若い科学者を中心に、対話によって物語が進んでいきます。

 科学者らしく難しいネタが多くなりがちですが、できる限り分かりやすくなる様に自分なりに工夫はしてみました。


 これまでリアルな描写で宇宙モノのお話を創作し続けていますが、リアル重視であるがゆえに現実的にし過ぎると難しい面もかなりありますので、挑戦していて苦しかったり楽しかったりです。

 ですが、人生の中で何か形になって残るものを作るというのは夢でしたし、小説を書くこともずっとやってみたかった事ですので後悔はしていません。


 拙い作品ではありますが、最後まで付き合って読んで頂いた方々に感謝いたします。


 次回作は決まっていませんが、やってみたい事だけ列挙してシメたいと思います。


[次回作の候補]

 ・駆逐艦ダルバンガが活躍する話(短編)

 ・本編の続編(3部作の2番目です)

 ・ターム文明が最後に実施した母星奪還作戦の顛末(短編)

 ・ターム文明の科学技術をサルベージするお話(短編)

 ・モルトファルギロイの開発悲話・パイロットと若きエンジニアの叶わぬ恋(短編)

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ファーストコンタクト ~遥天の使者外伝(1)~ 堀井 啓二 @kj103103zx

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