この光秀は金柑にならないかもしれない!

【面白かった点】
ノリが軽いです。もちろん、それは悪い意味ではありません。
何せ光秀といえば、どこぞのサイコパス社長よりも鬼畜な信長によって、ブラック企業も真っ青な過酷な労働の末に、ついには謀反を決意した武将。
まともに描けば、労基仕事しろのシュプレヒコールが上がります。そんな凄惨な半生を記すには、これくらい軽やかな方が面白い。

【良かった点】
じゃあ、ウェブにありがちななんちゃって歴史小説なのかというと、たしかにスナイピングで義元を留めていたりと、ツッコミどころは多々あれど、この作者さんはきちんと設定考証しています。そこがとても良い。

【期待している点】
何せ桶狭間からスタートですから、まだまだ物語は始まったばかり。ここからどんなブラックぶりを光秀は軽快にかわして、スローライフを果たすのか。期待です。

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