第17話〜第20話

第17話 Brand New Day

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881416606/episodes/1177354054881537633


 声優の花澤香菜さんの楽曲から。

 これはもろに80年代を意識したサウンドですね。

 具体的にはスクリッティ・ポリッティ(Scritti Politti)の『Perfect Way』(https://www.youtube.com/watch?v=s-P94UFne-w)で間違いないかと。ぜひ聴き比べてみてください。

 うちにも音源があるので聴いてすぐ分かりました。うちのパパ上様は高校時代にめちゃハマってたんだと。


 声優に特別詳しくないわたしでも、花澤香菜さんは知ってます。声かわいい。

 んで、音楽関係はいつも参加ミュージシャンがわたし好みの人たちなのでチェックしてしまいます。

 この曲は元Cymbalsのドラマー矢野博康氏による作詞作曲編曲作品。

『25』というアルバム収録です。


 このアルバム全体のプロデュースは多分ROUND TABLEの北川勝利さん。

 他に西寺郷太さんや中塚武さん、沖井礼二さん等々、名前を聞けばなるほどと思うメンツばかりが勢揃いです。

 他のアルバムも錚々そうそうたるミュージシャンばかりなのでこの人のアルバムはおすすめ。


 ということで本編のお話は、女子化してしまった主人公が美容意識の高すぎる家族にそそのかされて、ついにエステと永久脱毛へ。身も心もリフレッシュして女子としての新しい門出となるのです。

 本編では最新技術(執筆当時)の医療脱毛で痛みの少ない方法で、全身脱毛(VIO含む)でツルッツル。

 ま、普通高校生がそこまでやらないでしょうが、何しろ創作小説の中の話ですんで。

 実際の一般的な永久脱毛は、まぁ痛し恥ずかしですわ(遠い目)。

 

 そんなことで新しい一日を意味する『Brand New Day』というサブタイトルを戴きました。


花澤香菜 - Brand New Days (2014)

Written by Hiroyasu Yano

参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=PhJZjdME-uI


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第18話 ショッピング

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881416606/episodes/1177354054881563202


 これはそのまんま。ショッピングを歌ってます。

 お買い物のウキウキワクワク感がよく表現されていて、聴いてるだけでちょっとアガる曲。

 カワイイアレンジですよね。むくつけきおっさんたちが作った歌(失礼)とはとても思えないくらい軽快でカワイイスイングジャズ。

 途中でリバーブの深さが変わったりする小技もニクい。

 ブラスはシンセなのか、もしくはハーモナイザー的なエフェクターでハモらせてるのかな。それも本格的ジャズにならずに小洒落感に繋がってるような。

 単独の音源が見当たらなかったので、アルバムの中から該当曲が再生されるところのリンクを張ってます。


 本編は、主人公がついに女の子らしい小物や新しい下着を、自分で買いに出ます。

 これまでは従姉妹に連れられて渋々といった感じでしたが、今回は自分の意志で必要と感じたものをひとりでショッピング。

 そんなわけでこちらの楽曲からサブタイトルを引用させていただきました。


井上陽水奥田民生 - ショッピング (1997)

Written by Yousui Inoie Tamio Okuda

参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=btV_oWSo2tA


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第19話 Bon Appetit

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881416606/episodes/1177354054881567944


 お嬢様感漂うボーカルのYUKAさん(かわいい♥)と、え、どっちが名前?なリケダンKOUSUKE MASAKIさんのユニットmoumoon(ムームーンと読みます)の楽曲より。ちなみに今年(執筆時2022年)お二人はご結婚されたのですって。

 ぱちぱちぱちぱち〜。

 まぁ、割と普通のJ-Popです。わたしだってJ-Popくらい聴くのよん。ってことで。


 Bon Appetitはフランス語で、日本語だと召し上がれとかいただきますとかの習慣に近い言葉ですか。

 実はあまりフランスの上流階級では使わないそうなんですが、執筆時にはそんな知識もなくサブタイトルとして採用。

 正確には「Bon appétit」ですね。

 イタリアでは「Buon’appetito」、スペインではBuen apetito」と、主にラテン系の人達が使う食事の挨拶みたいですね。

 フランス人の祖母と一緒に、旅行のお土産とお茶の時間なのでこのサブタイトルをお借りしました。

 この話の最後の方で、主人公は謎のお手紙を受け取るのですが、この時間とのギャップを感じさせるための対象的な両場面が描かれます。


moumoon - Bon Appetit (2012)

Written by K. Masaki

参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=jncdw5V5IF0


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第20話 手紙

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881416606/episodes/1177354054881574404


 東京事変再び。

 ストリングスを全面に出したアレンジで淡々と歌われるのですが、途中ぐわーっと激しいドラムが入って盛り上がる部分もあります。

 ストリングスアレンジ、美しいですね。4本なのかな(バイオリン2本・チェロ・ビオラ)。

 椎名林檎の表現力も言わずもがなの実力。

 バンド色はこの曲では少し控えめのアレンジとなっています。途中爆発しますけどもね。


 ストーリーの方は、前回の手紙を受け取ったことから主人公は色々と不安を抱くことになります。

 この物語が一応なんちゃってミステリーということになってるんですが、ここからそのミステリー部分が始まるわけですね。

 あくまでわたしの物語はなんちゃってですけど。本格ミステリーの作者の皆様にはこんなのでごめんなさいっていう負い目を感じながらの投稿です。

 しかも後半なんちゃってSFの要素まで入ってきますから、いい加減にしろと誰かに怒られそうでビクビクしながら書いてます。


 物語が動き出すこの話から、新章に突入でございます。

 すべては一通の手紙から始まったのでした。


東京事変 - 手紙 (2006)

Written by Ichiyo Izawa

参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=0GF1nszomhk

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