いや鍋って。目が覚めたら鍋だった。このシュールさ。しかし最後まで読むとさらにシュール、いやニヒル?主人公が何かも含めて鍋が鍋の意味を考えるとますます笑えます。あ、そうだ。例の緑のものを添えるとよさそうだなって思ってしまいました。お見事なテンポです。
主人公が目を覚ますと、そこは見知らぬ場所だった! 脱出を目標にした緊張感のある生き残りゲーム……かと思いきや、ギャグ一直線で物語は進みます。狂った世界観でキャラがいきいきしています。とくに語尾が「タコ」のあいつがいい役回りしているなと思いました。第六話で、いろんなことが明かされて「あ、そうだったの!」と驚きの連続です。ハイテンポなコメディを読みたい人におすすめです。
小説とはたった一万字で、ここまで行けるものなのか(笑)もはや、捧腹絶倒・大爆笑の狂気、としか言いようがない(笑)いやたぶん、言わなくてもいい気がする。とにかく、ヤバいやつらが無事に脱出できるかどうか手に汗を握って ひやひやしてくれ!ラストは――また別の意味でヒヤヒヤするから(笑)
ある日その主人公が目を覚ますと、頭が鍋になっていた────。いきなり頭が鍋になった主人公は、そこで同じく頭が鍋になったタコや河童や女性と出会います。そして、監禁された? と思われる場所から脱出を試みます。この作品から感じたのは、『狂気』です。はっきり言って、最初からオチまで訳が分からない。しかし、何だろう。筋は通っている。理屈はある幻想の世界?っていうか何だろう本当に。いや、狂気……だろ。とりあえず読んでみて下さい。腑に落ちるか落ちないかは、個人差があると思われます!
突如さらわれた主人公。彼は見知らぬ場所に連れて来られます。そして見知らぬ人々と出会い、この場所から逃げ出すことに……脱出ゲーム、好きで時々やるので、この設定は面白いなと思いました。脱出に必要なアイテムが、まさかな代物で……(笑)起こる出来事に対して、主人公が明るくツッコミを入れまくるのも良いですね!私がやったことがあるモノは、結構コワい系が多かったので、この物語にはホッとさせられました☆