特別編 プロット
※本作は、続編を書くか悩み中の短編です。
期間限定でプロットを公開します。(以前プロットコンテストに応募したときのもの)
プロット公開は完全に作者の気まぐれです。
次の話が準備でき次第公開を取り下げるかもしれません。興味のある方は是非覗いてみてください。
プロットに対する★評価、感想もお待ちしております!
☆新作の宣伝が末尾にあります。本作とあわせて楽しんでいただけると幸いです!☆
※※※
【タイトル】
僕を大好きな幼馴染が、今日も食事に毒を盛る
【世界観】
現代日本で、完全無欠の美少女幼馴染と平凡に見える主人公がナチュラルに同棲している。が、恋人同士というわけではない。
【主要キャラクター】
◆①
・霧が丘高校に通う一年生。十六歳。身長170。
学力、運動能力ともに平平凡凡な高校生。かろうじて英語が得意。
・容姿:気持ち長いが平均的な黒髪。体格はやや細身。睫毛が長くて声がイイ。
和顔な優男。ファッションセンスは皆無だが、
・性格:優しく大人しい。一見すると流されがちなのか諦めがちなのかわからない柳のような人間だが、無自覚なところで愛と業が深い。
いたって真面目に考え振る舞っているように見えて、どこか間違っている……と、周囲が気づいた頃には愛美共々手遅れになっていることが多い。
金銭感覚や幼馴染との身体的距離感など、なにかと世間とズレている愛美とずっと一緒にいたせいで、柊人も同様にズレている。
愛美の前では幼い頃からの気持ちが抜けないのか、子どもっぽく無邪気な一面も。
・愛美との関係については、『一緒にいるのが当たり前なだけだよ』として、恋人ではないとしている。(本当は、愛美に婚約者がいるからそうと言えないだけである)
愛美はいつか婚約者のものになるのだから諦めよう……と思いながらも諦めきれないまま、親に内緒で同棲生活を送っている。
「このままではよくない! 愛美のためにも……!」と一念発起し、
・台詞「愛美、今日の卵焼きに薬は入ってない?」
「僕と愛美は幼馴染だから。一緒にいるのが当たり前なだけで、べつに恋人同士ってわけじゃないよ」
「わかった、交際を受けるよ。今日からよろしく、園田さん」
「ねぇ愛美~! 愛美も一緒にスプラやろうよ~!」
「男性ファッション誌……BTS特集? ふぅん……愛美ってこういうのが好きなんだ?(嫉妬)」
◆②
・柊人と同じく霧が丘高校に通う一年生。十六歳。
大手製薬会社社長の父を持ち、その政略結婚相手の母もまた医療関係の経営者。
超金持ちのお嬢様で、高校を卒業したら
父が決めた婚約者の存在にはじめは反発していたが、「聞く耳を持たない人間には何を言っても無駄」として独自に破談戦略を目論む。
しかし、つんけんした態度が千寿岬にはかえってストライクだったらしく、現在では破談ではなく「柊人をものにすること」に心血を注いでいる。
柊人の食事にときどき『彼女しか解毒の方法を知らない
・容姿:全人類が絶句するレベルの美少女(主人公談)。
銀髪に
パンツは紐が好き。
・性格:学校では才色兼備な高嶺の花……を演じようとしているが、柊人以外の人間に興味がなく柊人に近づく女のすべてが嫌いということが一部の人間にはバレている。幸いなことに仮面を被る演技力はそこそこあるらしく、クラスの九割は『人当たりのいいお嬢様』だと思ってくれているようだ。
柊人の前では甘えん坊で性に旺盛な可愛い幼馴染。ちょっ……と独占欲が強いと疑われいる(実際は誰がどう見ても柊人に執着している)が、そこも含めて許してくれる柊人が大好き。好き過ぎて困る。愛と業が深い自覚はある。
愛読書は『監禁大全』。まだ試してはいない。
感情が昂ると『柊人』でなく幼い頃のような『しゅーちゃん』呼びになる。
・柊人との関係については、婚約者がいるため恋人だと公言はできないが、実際はずぶずぶに愛し合って惚れている。
日常的に身体的距離が近かったり、セックスしてしまうことがあっても「スキンシップ、コミュニケーションの一環だよね」と、柊人と互いを騙しながら同棲生活を送っている。(※セックスをしている事実はあるが、その場面や挿入描写など過度な表現は避ける。キスハグはあり、本分最初のシーン程度の予定)
柊人に女が近づく、恋人ができることは絶対に許せないと考えているが、自身が婚約者持ちな手前拘束することもできず、「彼女作らないで!」とは言えない。
・台詞「はい、あーん」
「大丈夫、今日は入ってないよ」
「えっと、その……今日はシてもいいよね?」
「何? だれ? あなた柊人の何なわけ?」
「はい、奏多くん。これ手切れ金ね(札束で顔を殴る)」
「柊人のチャーハン~! 好きぃ~!!」
「はぁ……はぁっ……しゅーちゃん……!」
◆③
・柊人と同じ環境美化委員のクラスメイト。十五歳。
平均的年収のサラリーマンの父。週三回程度のパートに勤しむ母。小学二年生の弟を持つ平凡な女子。柊人同様にこれといった特技はないが、顔はクラスで四番目くらいの可愛さ。
容姿の良さのおかげで中学の頃からそれなりにモテたが、これといった主義主張、趣味をもたず、貞操観念がやや高めの園田は誰とも長く続かず、「自分はつまらない人間なのでは」と自身の平凡さにコンプレックスを抱いていた。
そんな折、ふとした会話で「園田さんて面白いね」と言われたことがきっかけで柊人を好きになり、一念発起して告白する。
大会等でこれといった好成績を残せない陸上部。でもなぜか悔しくて辞めれない。
・容姿:ポニーテールが似合う茶髪。身長は163センチとやや高め。
デートのときは髪をおろして巻いてみたり、お洒落にはそれなりに気を遣っているが、「相手に嫌われないように」と気にしている節が強い。
そのため指先の手入れまでは行き届かず、柊人に「園田さんはネイルしないの?」と問われて初めて、自分はあまりお洒落に興味がないのだという事実を自覚した。
・性格:「こんなのどうせ漫画でしょ?現実じゃあナイナイ」とか言いつつ、少女漫画のような恋に密かに憧れる女子。守ったり庇われたり、ストレートに褒められると途端に嬉しくなって赤面する。
弟がいるせいか面倒見がよく、料理上手。ふとした笑顔に家庭的なあたたかさが滲む。クラスの一部の男子からは「隠れママみがある」との噂の持ち主。
顔面偏差値ランキングはクラス四位だが、膝枕で耳かきされたいランキングは二位(両方一位は愛美)。その事実を園田自身は知らない。
・台詞「ご、ごめん遅れて……! その……待った?」
「業徳寺くん……って、なんか呼びづらいね。名前で呼んでもいい?」
「ありがとう、柊人くんっ!!」
「駅まで送る……? いいよ、そんなっ! って、手ぇ握っ……ふえっ!? その、あの……ありがとう、ございます……////」
「柊人くんてさ……話すとき、案外距離近いよね……?」
◆④
・柊人や愛美とは異なる超進学校に通う御曹司。医療界重鎮である祖父の言いつけを守る傀儡な父に決められた婚約にはじめは面白くなかったが、愛美の顔を見た瞬間に手のひらを返した。
「卒業したら美少女婚約者と結婚して世の中の少子化対策に貢献する」などと自身の学校内ではドヤ顔で豪語しているが、内心では「超大切にしてあたたかい家庭を築きたい」と切望している。
兄弟がおらず両親も共働きで、常に家政婦とふたり(+家庭教師)な生活だったため、家庭的な愛情に飢えている。が、本人にその自覚はない。
性格にやや問題はあるが、教養と知識はあり将来は有望。
・容姿:白金髪で目は褐色(髪を染めるのは親への反抗心)。
身長は175でスタイルもいい(幼少期より家政婦さんの栄養管理が完璧なおかげ)。
・性格:罵声を浴びて興奮するタイプの勘違い野郎。
初めは「小さな女子がきぃきぃ何か言ってくるのが可愛い」程度だったが、愛美のせいで次第に感覚がエスカレートして、「どうせ金目当てでしょう?」が「(金持ち令嬢の竜宮院愛美じゃなくて)私自身を愛して欲しいの……」に聞こえるくらいには自己に都合のいい解釈をする、鋼のメンタル持ちになってしまった。
愛美に嫌われている自覚はあるが、それが(愛美がひた隠しにしている)柊人のせいだとは微塵も知らない。
絵にかいたようなボンクラ三世かと思いきや、汚職と利権にまみれた日本の医療界を憂う程度には良識がある。
・台詞「愛美ちゃん! 会いたかったよ!」
「え……しゅーと? え? 誰? なんで家に男住んでんの?」
「あ~、あぁ~。幼馴染かぁ! なら一緒にいて当然…………なわけなくない??」
「いや、あのさぁ。いくら幼馴染だからってその距離感は――バグってんだろ!? どう考えても!! え……俺? 俺が間違ってるの?? 俺の感覚おかしくない……よね?」
【物語構成】
・全5章構成(文庫一巻。10万文字程度の予定)
☆新作宣伝☆
①【短編】少子化対策で同棲することになったクラスメイトの氷の女王が、部屋では甘々に溶けている件
キャッチコピー:『下着姿でうろつくな!!!!!!』
https://kakuyomu.jp/works/16817330668445195654
全五話 完結済み!すぐ読めます!
②【短編】クラスで三番目に可愛い女子が、毎日告白の練習をしてくる
『一日一回、「好き」と言われるだけの契約』
https://kakuyomu.jp/works/16817330668252096031
一日一話更新。本日、2話を更新予定です。
③【短編】基本どこを向いてもアウトなラブコメディ
『お兄ちゃん♡ゆぅくん♡悠くん……私、実は男だったんだ』
https://kakuyomu.jp/works/16817330668100736148
全五話 完結済み!すぐ読めます!
こちらもあわせて是非ともよろしくお願いいたします!
僕を大好きな幼馴染が、今日も食事に毒を盛る 南川 佐久 @saku-higashinimori
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