衰眠時間−suimin jikan
根暗木 爐維音
第1話 ふとん
『もういい!』
『なに口答えして良いと思ってるの!』
母の言葉が返ってくる。
もう何もしたくなくなる夜。
誰かに頼りたくなる夜。
もう目覚めたくない夜。
どんな夜でもいつかは来る夢。
夢の世界ではなんでもできると言われていたり
悪夢だと恐れられていたり
夢の世界は美しいと言われたり
不思議な世界だ。
考えるのはもういい、
嫌な罪悪感が白い灰となり心に積もったまま
僕はふとんの中に入った。
布団にくるまり泣きたくなるような
思いを抑えている。
ふと、眼に光が入ってきた、
お母さんがこの歳になっても寝ているか
見に来たのだろう。
枕に巻いたタオルに触れられる。
その後みた景色はとても美しかった。
衰眠時間−suimin jikan 根暗木 爐維音 @orale_Loiene
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。衰眠時間−suimin jikanの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます