第5話 エスケープとテラ・ホーミング(惑星改造)

手にとったライフルで撃ち返す ファリ

しかし、発射されたのは弾丸ではなく、レーザー 輝く光の線

「ええ!」驚くナギ・ナジュアリ


「ぎゃああ」命中して、乗っていたデアンカ(機械化6本足のラクダ)から

転がり落ちる敵達。


「再来した天空人(宇宙人)のレーヴから頂いた ふう」

軽く息を吐き、続けてファリが言う

「まだ、奴らは追いかけて来るか 急ぐから捕まれナギ・ナジュアリ」「は、はい」



こちらはファリの村落にいる天空人で頭脳系チートで能天気なレーヴ少年

彼の父親を始め、沢山の仲間達と共に大型の宇宙船(天空船)でやって来たのだ。


「偶然にも、友好的で数百年前にコンタクトした子孫だったファリ

それにファリの妹リリーシュちゃん、激可愛い くす」

ちょっと口元などが緩んでいるレーヴであった。


「リリーシュちゃんは現地人と水の民の間に生まれた子孫で

こちらは耳は鰓で、水色の髪でええ・・」ハミングながら、科学調査の準備中である


「新たな水の塔の建造の準備に他の部族との交渉とか‥

第二次テラ・ホーミング (惑星改造)でこれからは本当に多くの仕事だね」


「快適なドームの街に宇宙港の建設も・・」などと呟くレーヴ 


赤い砂漠から吹く、淡い金色の髪が風に揺れ

少しとがった自分の耳を無意識に触った。


「ファリはまだ、戻らない 何かあったのかな?」


其処にリリーシュが砂漠で 採れた砂魚の焼き物に

モンスターを調理したものを運んで来た。

「お食事ですよレーヴ それからコケモモの飲み物」「ああ、リリーシュちゃん」



この砂漠の惑星にとって、まだ、新しい時代は始まりを告げたばかりであった。



ひとまずの完 またいずれです・・。


初稿 22・10.2

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エスケープ 赤い砂漠の地で のの(まゆたん@病持ちで返信等おくれます @nono1

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