秋を好きだと思った事はない 10月31日

Eternal-Heart

il trent uno ottobre

手に取ると、まだ熱い栗が

ノヴェッロには合う。


新鮮な果実味と軽い口当たり。

グラス越しに揺らめく紅いキャンドル。



階下のバールから上がる歓声。

カルチョでも観戦してるのだろう。

週末の夜だ。


見慣れた薄闇の白い街とオレンジの灯り。

10月31日の肌触りを、ただ感じる。



心地良く静謐な夜を、誰かと共に…

など俺らしくもない。

秋を好きだと思った事はない。





ポリポリ


背後の物音に気付く。





「あ、お邪魔してます♪」


「リラックマ?」




_______________


(´・ω・`)

今回は『ハヤシダノリカズ』さんの自主企画

【三つのお題で物語を作ってみませんか】

に参加させて頂くため執筆致しました。


お題

【秋の味覚】【競技】【人ならざるモノ】

この三つを満たす4000文字以内の物語を募集。



(・ω・)

とても4000文字も書けない、掌編専のエタハは

悩んだ末(ホントか?)

またもや邪道の『ジャスト200字』で挑戦する事にしました。



【秋の味覚】

(´・ω・`)

秋の味覚と言えばサンマ、松茸、栗、柿

などが思い浮かびますが

「エタハは、そこじゃないだろう笑」という事で

イタリアワインの新酒解禁の『ノヴェッロ』を軸に

ストーリーを考えました。


(´・ω・`)

イタリアワインのボジョレーですな。


解禁日が10月30日なので、翌日の10月31日の夜の話にしました。

ノヴェッロについて調べていたら

焼き栗を合わせるのが定番という事で

ダブル秋の味覚にしました。

※タイトルとは違いエタハは秋が一番好きな季節です。



【競技】

(・ω・)

安直ですが、アパートの一階のバールで

客たちがカルチョ(サッカー)をTV観戦している

というくだりを入れて、お題を満たしました。

ワインの産地に程近い、のどかで閑静な街に住む独身男が新酒ワインをバルコニーで堪能する一夜を切り取った物語です。



【人ならざるモノ】

(´・ω・`)

いつもの『エタハワールド』の作風を

逆手に取るオチとして

”人ならざるモノ”を使いました。


(・ω・)

人恋しい寂しい夜に、リラックマが

そばに居てくれたら良いですよね♪

(私がリラックマ好きなので)


(*`Д´*)/!!

てゆーかコレ、

リラックマがカオルさんの家に

初登場するシーンのモロパクリじゃねーーか!!!

怒られるぞ!

(リラックマが煎餅じゃなく栗食べてる)



(´・ω・`)

中身の無いイキフンだけのストーリーでしたが

お読み下さった皆様、そしてハヤシダさん

いかがだったでしょうか?

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