悲しみ、怒り、苦しみ、痛み、恐怖、不安、優しさ、温かさ、初々しさ、そして悔しさ。
読み進める私の心の中に起きてくる
この感情たちに翻弄為れながら
読み終えました。
この短い文章で充分伝わってくるのです。
それに震えました。
皆様是非お読みください。
どうぞクリックしてみて下さい。
上手く書けないのが口惜しいです。
ただ、素晴らしい作品を皆様にお知らせ為たくてレビューを書かせて頂きました。
レビューって難しいですね。
「素晴らしい作品」だって伝えたかった
のです。
あっ!「素晴らしい作品です」で
伝わりましたね。
そう……本当に素晴らしい作品です!
戦争と平和。
あれから時が流れ、「生きた話」を聞くことも難しくなりつつある昨今。
悲惨な出来事は次第に重みを失い、上辺だけで語られるようになっていくでしょう。事象としての歴史の風化を防ぐことはできても、人々の思いの風化を防ぐことはできません。いずれ、「戦争や原爆の話なんて、脚色した作り話じゃないのか」と、思ってしまうような世代が現れるかもしれません。
ですが、「生きていた」という記憶を残すことはできます。
たとえ当時を生きた、あるいは被爆者やその子孫でなくとも、それを紡ぐ権利はあるはずです。創作物であろうと、その気概さえあれば思いを伝えることはできるでしょう。
この作品には、そういった熱量を感じました。
私は著者の境遇を知り得ませんが、その思いは作品を通して、感じ取ることができました。