君は綿菓子の味がすると雲海で。

根暗木 爐維音

第1話 粉幸

駐輪場で僕は自転車に乗ってきてないのに

なんと、もう2時間経過した。

『遅いなぁ』って思ってる感を出す、

誰も待ってないが周りからの視線を受けて。


なんで居るか?

簡単だ、【暇だから】。


はい、暇なんかいって思った人

あなたは暇じゃなかった時しかないんですか?


理論だか説だか知りませんが

体験してるでしょ 「暇」


まぁ、いいですよ。


僕はその暇が好きだが憎いし

夢から逃れてるみたいで嫌だ。


『雲ってね、わたあめの味するだよ!』

山で、まるで鳥でも飛んでそうな

この雲の海を前にして言った、

あなたの言葉で。

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君は綿菓子の味がすると雲海で。 根暗木 爐維音 @orale_Loiene

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