Session2:プレイするときには自己紹介が必要だ

 TRPGは会話で進めるゲームです。

 (オンラインセッションではチャットを使うこともあります)


 実際にゲームをプレイすることを「セッション」と呼びます。

 音楽のセッションのように、全員で一回のゲームを、物語を創り上げていくイメージがありますね。


 このセッションの最初には、「自己紹介」が不可欠だと、私は考えます。


 というのも、プレイヤーはプレイヤーキャラクターという、自分の分身をセッションに持ち込みます。プレイヤーキャラクターは分身ですが、プレイヤーとは異なる属性を持っていることが多いです。


 プレイヤーキャラクターをロールプレイしていく。

 そのために、「キャラクターに入っていく」助走の時間が必要です。私は「自己紹介」の時間が、助走になってくれると考えています。


 筆者がゲームマスターをつとめる場合、自己紹介のときには下記のことを紹介してもらいます。


・プレイヤーキャラクターの名前

・プレイヤーキャラクターの属性(性別や種族など)

・プレイヤーキャラクターの設定(来歴や性格など)


 自己紹介をすることで、ゲームマスターとほかのプレイヤーに、「ああこういうキャラクターなんだ」と理解してもらいやすくなります。それはセッション中に会話しやすくなるということです。


 また、プレイヤーキャラクターの紹介のあとに、プレイヤー自身のことも聞きます。だいたい筆者ゲームマスターの場合では、


・プレイヤーのハンドルネーム

・プレイヤーのTRPGプレイ歴

・今回プレイするTRPGのプレイ歴


を聞くことが多いです。

 プレイ歴を聞くことで、ゲームマスターがフォローしやすくなります。特に初心者さんがプレイヤーとして来ている場合は、「何に慣れていないか」を聞き出すことが重要です。


 全員の自己紹介には30分ほどかかることが多いです。

 プレイヤーとしてプレイヤーキャラクターを紹介する人もいれば、プレイヤーキャラクターとしてロールプレイしながら紹介してくれる人もいます。プレイヤーの個性が垣間見えますね。


 この時間を取れば、プレイヤーはプレイヤーキャラクターに入り込むことができるでしょう。


 そしてゲームマスターも自己紹介を忘れずに。セッションへの意気込みを語っておきましょう。


 自己紹介をすることで、皆で楽しくプレイすることができるでしょう!

 アイスブレーキングの意味もこめて、ぜひやってみてください。


 なお「きのこかたけのこ、どっちが好きか」は争いの種になるので、やめておきましょう(笑)

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TRPGよもやま話 南紀和沙 @nanayoduki

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