第2話

◆◆◆

僕は部屋の中で正座していた。目の前では母さんが腕を組んで立っている。ちなみに父さんはいない。仕事に行ったからだ。

「…………」

無言の圧力がすごい。なんかもう僕を殺せそうなくらい怖い顔してるよ。まぁ、仕方がないと言えば仕方がないことなのだけど……。

僕の部屋が荒らされていたのだ。それもただ散らかっているだけじゃない。本棚にある漫画とかCDとかが全部床に落ちていたり、パソコンのデータフォルダにあった写真が引き裂かれていたりと酷い有様になっていた。しかもそれだけじゃなくて机の上に置いてあった小物類もほとんど壊されてゴミ箱の中に捨てられている始末。

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スペックホルダーの女子大生 @Tsubaki525525

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