エピローグへの応援コメント
わああ……なんとこの読後感を表したらいいのか……。
ただひとつ言えるのは、物書きとしての視点で読むと、随所随所に狂気を感じながらも主人公に共感を覚えてしまうところが辛い、というか表現することの闇を感じます。
なぜなら「書くことができない」という焦燥感、「書くことが出来る」という愉悦は、あまりにも身近なものだから。その暴力的、あまりにも暴力的な装置として円花という人間がいるわけですが、恐ろしいほどに歪んだ強烈なその存在さえ、書き続けるための起爆剤としては、ときに羨ましく、また憧れてしまう自分が怖かったです。
AI・ヤンデレ・三角関係……いろんなものを包括しながらも「物書きの業」を描き出しているところが、強烈に怖く、心に残りました。
作者からの返信
感想と読了ありがとうございます! 一気に読んでいただけて嬉しいですよほんと……!
この話には小説家としての業や狂気をふんだんに込めたので、この視点で語ってもらえて、おおとなりました。物書きが読んだときに、この狂気にどう触れてくれるだろうと楽しみにしてました。書けない苦しみや焦燥、そして書き続けることの愉悦は、我々にとっては身近ですよね。たぶん、芳次は理解し難い狂人ですが、書くものにとっては分からなくはないっていう、そんな狂気なんですよね。
ありがとうございました!
レビューも感謝です……!
エピローグへの応援コメント
完結おめでとうございます。
途中からショッキングな展開の連続に、目が釘付けになりました。
天真爛漫に見えたなごみちゃんのリストバンド、そういうことだったんですね。人がいかに人の表面しか見ていないかということを思い知らされました。
もし芳次くんがきちんと向き合っていたなら見えたかもしれない、なごみちゃんの「負」の一面。隠しきれなくなった彼女を発見して喜ぶ芳次くん、ある意味本物の怪物は彼の方なのかもしれません。離人感って言うんでしょうか。自分を取り巻く現実を、どこか他人事、物語の世界のように捉えていますね。それこそが、彼の小説家としての才なのかもしれせんね。
そして10話での伏線回収、お見事でした。
衝撃展開に目を回しつつ「た、たしかに……」と色々納得しながら読みした。このラストは全然想像できませんでした。凄いです。
そしてエピローグでまたやられました。
『読めば、わかるよ』この小説の題名ですよね?
メタ的な感じになってるんですね。そして、AIが書いた「初の」小説ということは、なごみと芳次が書店で会った日に見たAI小説って……。そして昼ドラ展開のあったチェーン店のカフェとは……!
頭がこんがらがってまいりましたので、感想はこの辺りにします。
面白い物語をありがとうございました!
作者からの返信
最後まで読んでいただいてありがとうございます!
芳次の離人感……そうですね、彼は離れた視点から他人事のように物事を俯瞰してみていますよね。小説家としての才能と呼べるのかもしれませんが、捉え方が歪んでいるのが良くないよなあと。人としては狂っています。
最後の伏線回収や、なごみの狂気の落差も褒めてもらえてうれしいですね……。ラストの展開はあえて明確にせず、様々な可能性を考えられる余地をあえて残しています。色々考えて、混乱してもらえたら幸いです。
卵が先か、鶏が先か……。
第5話への応援コメント
ドキドキワクワクします。
設定がいいですね。ヤンデレで小説狂だったら、恋した作者に自分だけのための物語を書いてもらうって最高のシチュエーションかもしれません。
円花さんのキャラ立ってるし、なごみちゃんも明るい子ながらリストバンドをしていて、不穏な空気を醸し出してる……。次話ではふたりの対決ですね。芳次くんにも頑張ってもらいたいものです。
ストーリーが面白いというのは言うまでもありませんが、細かな描写の巧さが流石ざくろさんですね。今作は女性に関する嗅覚の描写が多くて、官能的でドキッとさせられます。それ以外も、雨の描写、図書室の様子も素敵でしたし、本屋を遊園地に例える感性もとても好きです。
今後も応援させてください。
楽しみにしています。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
ヤンデレの読書家に奴隷にされた小説家ってコンセプトが浮かんで書き始めたのですが、円花さんの気持をしっかり表現できているなら良かったなあと思います!
細やかな描写と、嗅覚表現を豊富に取り入れている点に気づいてもらえて、さすが釣舟さん……となりました。目のつけどころが良すぎる……
いつも励みになります。
完結済みなので、続きをお待ちいただければと思います!
エピローグへの応援コメント
さすがですざくろ様
最後にちゃんとしめられてて、題名との繋がりがあって、やばぁってなりました。
ヤンデレなのに、なんの不快感もないまま読み終わってしまいました。
しかもAIって……そうくるかぁってなりました。そういう未来もなりうるのかなぁと。
読めば、わかる
確かにって納得して完結できたのが1番良かったです!、