第33話 新たな家族 (表)
【ケンゴの部屋】
私はケンゴを見つめる
「・・・・説明して」
ケンゴがおどおどしながら話す
「えっと」
「魔法陣のあった所に、閉じ込めれていたのを連れてきた」
私はハァーとため息をする
「どう見ても人型の魔物でしょ」
「暴れたりしたらどうするの」
ケンゴが言い返す
「いや」
「たぶん大丈夫」
なんですか
根拠があるような言い方は
そんな事言ってると人型の魔物が目を覚ます
『…ここは』
日本語でしゃべってる
やはり虎の人型の関係がありそうね
『私の言葉がわかるかしら』
少し驚くが頷く
『ケンゴがあなたを助けて、ここまで連れてきたの』
『あなたに聞きたいことがあるから、話してくれるかな』
『あと、あなたの名前も教えて』
人型の魔物は返事する
『わかりました』
『私の名前は、パティカ』
『魔族であり、元魔王の娘』
魔族、私の知らない種族
『魔族とは、あなた達の様な人の形をしてるの?』
私の質問に不思議がる
『あなた達って何の事?』
『魔族は人の形に角と羽が付いてる状態です』
私が見た学園の人型はそんな姿では無かった
『小柄で耳がとがった小人』
『豚の様な姿をした大柄な人』
『ドラゴンの様な人の姿』
『どれか知ってる人物はいるかしら?」
すると、ぶるぶる震えながら泣き始める
『人物・・・』
『あれは人物ではない』
『化け物に変わった姿よ』
化け物に変わった?
『つまり、人の形から魔物に変化をしたのかしら?』
パティカが頷く
『そうよ』
『魔王ハルトによって、魔族と魔物を融合させてたわ』
!?、ハルト
私の知ってるハルト
もしかして生きてるの?
私が動揺してるとケンゴが話してくる
「もしかして知ってる人なのか?」
私は驚きながらもケンゴに話す
「えぇ」
「学園生だったころ、一緒に勉強をしてた人」
「ある時、学園内で複数の行方不明になる事件があって」
「その中にハルトもいたの」
今の内容にプリエルが反応する
「実はスキルを所有してる人物を記載した本を持ってきました」
「魔法陣を使って召喚できる人は限られてるので」
先ほどのプリエルが言いたい事って本の事かな
でもその本をこんな所に持ってきて良い本なのかな
機密文書なのでは?
プリエルがページをめくる
「あった」
「ハルト:無属性」
「召喚魔法・合成進化・完全鑑定」
「無属性は、ほとんど魔法が使えない」
「召喚魔法は、弱い魔物しか召喚できない」
「合成進化は、ほとんどが失敗する」
「唯一優秀なスキルは、完全鑑定ですね」
鑑定スキルなんて持ってたのね
だから私のスキルを理解できてたんだ
「でも矛盾してない」
「すごく強い魔物を召喚してるのに?」
フィナの話にケンゴが話す
「スキルの何かが想像もしなかった事に気が付いたのかもしれない」
その話にフィナがさらに不思議がる
「なら、そんなに強いのに街を滅ぼそうとするのかな?」
「うまく立ち回れば英雄になれるのに」
私はつぶやく
「虐めです」
「私とハルトは虐めを受けてました」
プリエルが言う
「復讐ですかね・・・」
ケンゴが意見する
「俺は違うと思うよ」
「パティカから聞いた時、パティカは餌だと言われたらしい」
「パティカを合成進化の失敗をしない様に洞窟の中に閉じ込めて、目の前の魔法陣で魔物が定期的に出現してたらしい」
私はパティカに質問する
『パティカ、あなたは洞窟で何をしていたの?』
パティカがミリスに答える
『私は、化け物になった魔族を殺してた・・・』
『父と同じソウルスティールがあり、相手の命を奪うと魔力が上昇します』
ハルトが何をしようとしてたのか分かった
すごく単純で馬鹿げてる
「ハルトは強くなりたい為に、同等の魔力を持った人物を探してたんだ」
「だから洞窟の魔法陣を破壊したから、学園に召喚した・・・」
私はパティカの方を見つめる
ヤンデレおばさん アンダーヒット @underhit
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