第32話 異世界の魔物 (裏)
【試験洞窟中層】
グワッ?!
フィナが次々と魔物を倒す
そして、フィナからターゲットをニーナに変えて襲ってくるのを、俺が倒す
ニーナ達を護衛に近い状態の為、進行が他の試験者よりも遅かった
だが、もうすこしで最下層の階段まで到着する
「確か階段手前の立て札に名前を記入して、帰還するだよね」
俺が頷くけど、フィナは階段を見つめてる
「最下層に行きたいなんて言わないように」
俺に言われてフィナは俺を見つめる
「ダメたっらダメ」
フィナがえぇ~言いながら、悲しそうにする
「余計なことして失格なったらどうするんだよ」
フィナが諦めて、立て札に名前を記入終えて戻ろうとした時、最下層からかなりの魔力を感じた
「?! ケンゴ」
フィナも凄い魔力を感じた様だ
最下層で何かが起きてる
少し経つと階段から駆け上がる人が見えた
・・・その姿は試験者だった
数人上がって来る
「何かあったんですか?」
試験者が慌てながら話す
「立て札に名前を書いた後、最下層から現れる魔物がそれほど強くねえから最下層に言ったら、奥に人ぽい何かがいたんだよ」
「部屋の中心に魔法陣が有ってそこから魔物が現れてたから、それを破壊して、元凶と思われる奴を倒そうとしたら、とんでもなく強いから逃げてきた来たんだよ」
最下層に人型がいる
そのままに出来ない
「分かりました」
「ニーナ、クルスナここで待機してて」
「最下層の魔物はとてつもなく強い」
ニーナとクルスナが俺たちを見つめるなか、俺とフィナで最下層の階段を降りる
「あの虎マッチョが居たらリベンジするからケンゴは手を出さないでね」
フィナに返答する
「あぁ分かった」
「でもフィナが傷つくのは嫌なんだ」
「だから危険だと思ったら無理はしないで欲しい」
フィナの顔が赤くなる
最下層の通路は分岐などが無く、単調な道で進めた
少し広い空間に出ると、中心に破壊された痕跡がある
多分、ここに魔法陣があったのであろう
その近くに人がいる
だが、人間では無い
頭に角が生えて、背中に羽根が生えてる女の子
見た目は悪魔
この世界に存在しない
「虎マッチョではなかったけど行くわよ」
フィナが攻撃をする
すると、悪魔は力任せの魔力で跳ね返す
先程の魔力感知はこれだったのか
それにしてもすごい魔力だ
プリエルと同等の魔力を感じる
しかも力もフィナと同等の力もある
ただし、存在能力が高いのに、活かせてない、動きが変だ
よく見ると悪魔は、ほとんど真ん中から動いてない
「フィナ、その子を吹き飛ばせる?」
俺の質問にフィナが答える
「吹き飛ばす?」
「一応やってみる」
フィナの体が光り始めると、一瞬で悪魔の距離を縮めて、手を出す
「飛べ」
すると悪魔は吹き飛ぶが、途中で見えない壁にぶつかる
悪魔が苦しそうにする
「フィナ、一定の距離しか動けない様だからこっちに来てくれ」
フィナも弱いもの虐めみたいになり、戦うのを辞める
「ケンゴ、あれ何?」
フィナの質問に答える
「どうやら見えない檻に閉じ込められてるみたいだ」
「それもあの悪魔だけに反応してる」
俺は鑑定してみる
パティカ 年齢30歳
体調:全身打撲
感情:恐怖
愛情:−50000
悪魔が恐怖してる
見た目は子供だが30歳なのか
俺は悪魔に質問してみた
「オレノハナシガ ワカルカ?」
?!悪魔が驚く
「ナゼ ニホンゴヲ ハナセル」
やはり転生者と関係がある様だ
『お前はここに閉じ込められてるのか?』
悪魔が素直に話す
『そうよ』
『父を殺した、新魔王ハルトによってここに封印されたのよ』
悪魔は涙を流す
それが悔し涙なのか、ここに封印されたのが悲しいのか分からない
それとも両方なのかもしれない
『詳しい事を教えてくれるなら、ここから出して助けてやろうか?』
俺が提供すると、悪魔は睨む
『嘘だ!』
『日本語を話せる奴に、信用なんか出来ない』
『あいつと一緒で魔族を餌にしか思ってないのでしょ』
悪魔ではなく、魔族なのか
そして女神様が悩んでた転生者ハルト
魔族を餌にするなら、ここに封印し、時期が来たら召喚で元の場所に戻す可能性がある
つまり、ここからこの子が居なくなれば、相手にとって都合が悪くなる
俺は近づき、この子を見渡す
ボロボロの服と首輪、まさかな・・・
定番の様な事は無いだろう
『この首輪が封印になってるのか?』
魔族は頷くだけだった
まぁ前の世界のファンタジーなんてこんなもんか
『これ、壊しても良いかな?』
魔族は怖がりながら話す
『私の力でも壊せないのに無理よ』
俺は力任せに外そうとするが無理だった
なら魔力を注ぐ
すると首輪が反応する
俺はさらに魔力を注ぐと魔法陣が現れ、俺と魔族を包むように光り始める
それと同時に首輪が粉々砕ける
あっ、これヤバイ
その時、フィナが魔法陣を破壊して消える
「フィナ、ありがとう」
あのままだったら魔法陣で敵陣の中に行ってたかもしれない
『さあ、首輪を外した』
『詳しいことは俺の家で話してくれるかな』
少し怖かりながら素直について行こうとする
だが、足元がフラついて上手く歩けない状態だった
なので俺が魔族の子を抱きかかえる
魔族の子は気まずい感じをしてても暴れたりしないで大人しくする
移動中鑑定をしてみると
体調:打撲(軽傷)
感情:少し不安
愛情:1500
そしていつの間にか魔族の子は俺の腕に抱えたまま寝ている
「ねぇ、その子魔物なの?」
フィナが魔族の子見る
「いや、違う」
「魔族だよ」
「人間とさほど変わらない」
そしてフィナは俺を見つめる
「そうなんだ」
「でも人種の中に角と羽根が生えてる人なんて聞いたことないし、存在もしないよ」
・・・俺は黙る
「でも私はケンゴの事はどんな事でも信用してるからね」
洞窟から出て街まで戻ると、学園から煙が見えてきた
何だろう
気になる
気になった俺は学園の方に進むと、プリエルとミリスがいた
そしてミリスが俺の方を見つめながらプルプルと震えてる
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