岳カンバの木の下で（初期の作品です）

初心のころの作品で、処女作『友達を殺した』、出生の本懐作『九月の葬奏』に次ぐ３作目。
雲取山登山と遭難をモチーフにした恋愛もの。 商社の主任、梶原芳樹とその後輩たちで、斉藤了祐と木村優実はすでにカレとカノ。 単独の吉田愛莉には梶原が思いを寄せるも言い出せないでいる。 １泊２日の登山は楽しい思い出を刻むものの帰り道、当時横行した山賊に出会ったことによって遭難してしまう。 寒冷前線が通過する山での厳しいサバイバル。 一体だれが生きて帰れるのか？？