天空の永遠の恋城(とわのこいしろ)
五木史人
赤の色鉛筆を交換してみて
地上では、ど~んど~んと、恐竜さんが歩き回っていた。
「恐竜復活って夢があるよね」
と言った科学者のせいで、人類は地球での覇権を奪われてしまった。
そして、地上には凶暴な恐竜が大量出現した。
結果、生き残った人類は天空の城に逃げるしかなかった。
その1つ、恋の天使が作ったその天空の城は、いつもラブラブな天空の城だった。
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天空の城の幼稚園のお絵かきの時間。
くみちゃんは、じゅんくんの赤色の色鉛筆を、自分の色鉛筆と間違えたかのように手に取った。
でもじゅん君は何も言わなかった。
だって昨日の夢の中で、恋の天使に、
「くみちゃんの赤い色鉛筆と交換してみて」
と言われたからだ。
じゅんくんは、すかさず残されたくみちゃんの赤色の色鉛筆を、色鉛筆のケースに仕舞った。
恋の天使は、さらに告げていた。
「そのくみちゃんの赤い色鉛筆にはね、くみちゃんの暗証番号が記されているの、暗証番号を手にした者だけが、くみちゃんの気持ちにアクセスできるの、だから大切に持っておくんだよ」と。
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10年後、色恋に目覚めたじゅんくんは、恋の天使が言った意味を、理解することになった。その人知を超えたその効果を。
じゅんくんは、くみちゃんの気持ちにアクセスして、くみちゃんの気持ちがじゅんくんにアクセスした。
そして、まるで2人の恋の為に、この天空の城が存在するかのように、誰も2人の恋の邪魔は出来なかった。
ハッピーエンドにハッピーエンドが続く恋愛模様に、じゅんくんとくみちゃんは、もうメロメロになってしまった。
そう、ここは恋の天使が作った天空の城。
天空の
ふわふわと浮かぶ天空の
おしまい
天空の永遠の恋城(とわのこいしろ) 五木史人 @ituki-siso
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