その猫が他者を拒絶するのは傷つき傷つかせたく無いから。優しくも儚い独特の雰囲気に浸りながら、一匹の猫「マルチーズ」の心のなかを探索する、ちょっぴりミステリアスなお話です。
大都会東京から排除された孤独なワナビーは山奥の朽ち果てた一軒家にMacとポメラを持ち込み臥薪嘗胆。きっと陽のあたる場所へ出てやるんだと誓ってからン十年。いまだ…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(193文字)
わくわくする……という言いかたは「この物語」の感想としては間違っているのかもしれません。ですがこれを「探索型ゲーム」だとすれば、面白そうな要素が盛りだくさん。世界に囚われた少女。悲しい過去を持…続きを読む
最新更新分までを拝読させていただきました。人間よりも人間らしいのではないかという程、独自の自我を形成している黒ねこマルチーズの独白に惹き込まれました。猫なのにマルチーズという名前は、ウィットに…続きを読む
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