第5話
LとIはそれぞれアナログ時計の時間を表していると考えるとしっくりくる。
LがIの3時間前ということと、夕方であるということから、Lが15時、Iが18時を表していると考えられる。
だから、15時と18時の中間点、16時30分が答えだ!
「ク、で、送信。」
画面に正解の文字が現れる。
「ちょっと、よくある謎解きって感じじゃないみたい……?」
あんまり作り込まれた謎解きのようには感じられなかった。
と、そのとき、突然携帯に連絡が入ってきた。
私の本物の彼氏からの電話だ。
「今から横浜駅に来て。ちょっとだけちゃんとした格好で。急がなくてもいいから、16時半くらいに着ける?」
突然すぎるけど、16時半まではまだ3時間以上あるし、準備をしていけないこともない。
「いけないことはないけど、今ちょっと謎解きイベントに参加してる途中なんだよね。ちょっと遅れちゃったりしても大丈夫?」
今参加してるイベントの終了時間次第では、最後まで参加できなくなってしまうかもしれない。もし急ぎの用事じゃないのなら今参加しているイベントを優先したい私は聞いてみる。
「ああ、気付いてない?そのイベント、俺が仕掛けたやつだよ。16時30分、ちょうど同じでしょ?」
なんてことないように言うが、私は死ぬほど驚いた。
「えっ!だってこれ、謎解きイベントの公式ページから参加したし、ほぼ偶然参加したようなものだよ!ほんとに!?」
「詳細は今度ゆっくり話すから。もし嘘だと思うなら、アプリのストアでアプリの製作者の名前を見てみてよ。あと、ちゃんと一泊する用意もしてね。じゃあ、よろしく。」
そう言うと彼氏は電話を切ってしまった。
【指示】準備をしたら、次の話を読んでください。
被・プロポーズ☆大作戦 @qavion
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。被・プロポーズ☆大作戦の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます