このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(515文字)
アップルパイの描写とこだわりの食べ方を目で追っていたら、作りたくなってきました。夏目漱石が提示していた“I Love You”の意訳を、語り手にも書かせることで、話者の感性の若さを感じました。甘味と酸味がよく感じられましたので、今後は苦味に深みが増していく工程が楽しみです。