食肉系女子「ご馳走様でしたに対してお粗末さまでしたって答えがありますけど、あれって食べられる命に対する冒涜だと思うんです」

エテンジオール

調理に対する感謝にはともかく、食材に対する感謝に対しては、調理者風情が勝手にお粗末と言って下すのはおかしいと思うんです。それを言っていいのは、自分で自分の体を調理した人だけではないでしょうか?

 2200と幾十年。地球という小さな惑星の中から飛び出して、どこがより遠くの星を解明できるかという、近宇宙的争いにあけくれていた人類に、数万光年を超える遠くの星からやってきた宇宙人が支配の手を差し伸べてくれたのがその頃だ。




 地球にそれまで存在していた、ホモ・サピエンスなんて輩共よりもよっぽど賢くて、よっぽど理知的な彼らに、一部の無知蒙昧な連中以外は頭を垂れ、支配されることを自らから選んだ。


 その結果変わったことがいくつもあったが、その全てを記すにあたって人類種用の筆記法は適していないので、いくつかだけピックアップして記載しよう。






 まず、この現状を正しく理解するための情報としては、クールー病が撲滅された。この情報が、一般人類にとってどれだけ意味のあるものか、過去の者たちには分からないだろうけど、これによって人類は宇宙人様の食料としての地位を確立できたのである。






 次に(むしろ、なぜこの時まで人類がそれをなぜに存続できたのかすらわからないが)、人類は、宇宙人様の食料として最適化され、日々の運動量から摂取する餌の量まで決められた管理社会に移行した。


 ついでに、肉質が悪いオス肉はその多くが処分対象になり、一部のマニア向けのオス肉と脂身の管理をされたメス肉が、パンとサーカスのみを与えられて生きているのが現状である。





 さて、そんな背景もあり、女性同士の生殖がメインとなったこの時代ではあるが、極わずかに男性も残っているし、基本的には女性同士の関係にも、自然(恋愛による機械的)交配、恋愛結婚が推奨されている。


 わざわざいくらでもいる食料を相手に面倒な管理をする必要も無いだろうと、そんな思惑によって作られた自由制度だが、それに付随する、自然交配ができないものには人工授精が認められるという遺伝子バンク制度も高評価ではあった。



 そんなこんなもあり、(宇宙)人工授精よりも自然交配による子供が多い社会だ。餌となる量と、生まれる量の釣り合いが取れていれば、家畜として緩やかな生存が許される環境である。




 しかし、食べられる前提として生まれてきた彼女ら食肉系女子たちの中に、自らの権利を訴え、完全食たる流体飼料を拒むものたちが現れた。


 彼女らこそが、宇宙人に反旗を翻し、与えられた、地球上に残る唯一のまともな食料を忌避し、“人の活動に必要なものは、全て人に宿っている”と主張して、宇宙人様の食糧たる食肉系女子たちを食い荒らす存在。肉食系女子たちだ。




 彼女らの主張は身勝手なもの極まりなく、“人は流体飼料以外のものを食べるべきだ”とか、“流体飼料が人を正常な発達から乖離させる”なんてことを居丈高に唱えている。






 私たちの仕事は、そんな主張を掲げながら、宇宙人様の大事なご飯に手をつける恥知らず共を、殺処分あるいは取り返しの着く範囲であれば、捕獲後によって食肉系女子に戻してあげることだ。





 そんな仕事を割り振られている私たちは、宇宙人適合者ASPと呼ばれ、原生人類の中から適正により一部宇宙人様の能力を身につけることに成功した尖兵である。居住区も自由に選択可能であり、何より流体飼料ではなく、宇宙人様と同じように食肉系女子たちを栄養源にしていいとされている。まさに、選ばれし民だ。





 その仕事方法は、いくつかのパターンこそあるが基本的にはひとつ。各自で得た適正に合わせて肉食系女子たちを狩ることだが、私の場合であれば右腕を射出口に変形させ、そこから予め取り込んだカルシウム成分を打ち出すことだ。




 ようは、近代兵器の大量生産技術を失った人類を相手に、その辺の民間人を食えば無限に回復する銃火器を使って制圧するようなものだ。作業にしかならないし、余裕なことこの上ない。




 一部のASP仲間だと、極小数への洗脳能力なんかしかもちあわせていないらしいから、性能的にはかなりのイージーモードだろう。





 といわけで、私の任務を説明しよう。肉食系女子たちの管理や対処はASP共通の任務だが、私の場合は特に関東圏の平定を任されている。適正によっては数名のグループへの対処が任務だったりするから、私はだいぶ規模が大きいかつ楽な仕事の部類だ。



 対象である肉食系女子の見た目も、食肉系女子たちの、豊満なもの、かつての世で女性的魅力に溢れているとされたものとは異なり、身長や体重などの発育が宜しくない、子供っぽい体型であるため、見分けはつけやすい。



 これに関しては、流体飼料とは異なり、食肉系女子たちからのカルシウムの確保が十分にできていないのでは無いかという研究資料もあるが、その辺はどうでもいい。




 ようは、肉食系女子たちがロリ体型だということだけわかっていればいいのだ。そして、豊満な体型のものたちは、須らくASPと宇宙人様のための食料である。




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 さて、そんな環境で生活を送っている私だったが、ある日宇宙人様から仕事の通達が来た。内容は、某県某市の裏路地をメインに人狩りをしている肉食系女子集団の駆除。



 特段有用な個人を有する訳では無いその連中に対して、特段特異な注文はなく、無力化すれば最低報酬で、加えて捕獲すれば幾分かポイントを貰えるという一般的なもの。




 対象の数も20人程度であり、ASPにとっては一般的なミッションだ。




 私は、元々拒否権のほとんどないそのミッションをすぐに受け、肉食系女子たちのいる現場に向かう。



 普段嗅ぐことの無い鉄臭い匂いや、少し奥を見れば赤い汚れが目立つ路地。周囲の人通りの少なさと言い、ここに肉食系女子達がいるのは間違いがなかった。



 私は、左腕から射出出来るカルシウム弾を、いつでも撃てるように構えながら、周囲への索敵を行い、普通の人なら聴き逃してしまうレベルの僅かな異音を聞き分けて、左腕を射出直前状態にする。




 人の理を越えた体は、雑多な音に紛れている人の鼓動の僅かな音を、自分の名前を呼ばれたかの如くピンポイントで認識する。数は2、2人とも緊張状態だ。




 この辺りで三体のASPが消息を絶ったこと、2人の呼吸が、緊張状態なのに乱れてはいない事。それらの情報を踏まえ、私はすぐそばにいる肉食系女子達への警戒度を高める。


 消息を絶ったASPはいずれも戦闘向きではなかったとはいえ、まともな人類との戦闘であれば、2対1くらいなら余裕で勝てるくらいには優れた身体能力があるのだ。









 よーく聞こえる耳で相手の場所を定める。5m先の曲がり角を曲がって、そのすぐ横にある溝に隠れているのが1人。囮になるかのように、その少し先の見えやすいところで姿を晒しているのが1人。



 相手が普通の戦闘型ASPなら察知できない作戦だろう。




 けれども、彼女らにとっては不幸なことに、この日の相手は一地方の支配者だ。損害を気にしなければ単騎で数千平方kmを制圧可能な化け物を相手に、高々路地裏の一つ二つしか抑えられない反乱分子では、だいぶ役者不足であった。






 待ち伏せに気づいていないふりをしながら、わざと音を立てつつ曲がり角に近付く。



 伏兵のふたりが、ことさらに心の音を高めた。




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 ゆっくりと、ソレが姿を晒す。肉食系女子と同じように、小柄な体だ。贅肉も薄く、流体飼料を食べていないことが明らかな体。



 それを迎え撃つのは、2人の肉食系女子だ。1人を分かりやすく、かつ狙いを即座に付けにくい位置において囮としつつ、すぐ側の死角に潜んだ本命が、宇宙人共とその飼い犬たるASPに効果抜群な鉛玉をぶち込むだけの簡単なお仕事。




 ASPと言えども基本的な性能は人類と大差ないし、むしろ明らかな毒として手に入りやすい金属が存在する彼らの方が条件的には不利と言えるだろう。




 だからこそ自身の能力を過信した三体のASPは無様にもやられたわけで、肉食系女子たちはその成功体験によって今回も同じ手口で、余裕で対処できるものだと油断していた。



 命をかけている状況でありながらも、そのことに対する緊張はしつつも、それはあくまで、“何かミスをすれば死んでしまうかもしれない”という程度であった。




 ようは、優位者に対する正しい覚悟をしていなかったのだ。相手のことを、自分たちよりも知性あるいはそれに付随する何かにおいて、劣った存在だと決めつけてしまっていたのだ。






 そうして、その報いはすぐに形として与えられる。







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 明らかに肉食系女子がまちかまえている場所を前に、その姿を視認されたことがないという利点を持っていた私は、一つ前の時に制圧した肉食系女子を右手に持ち、指先からにょろにょろ生える触手で第一印象生きた人間くらいの再現度のものを投入する。その動きは、一般的なASPに近く、ちょうど肉食系女子たちの処分したASPの真ん中くらいの動きだ。








 このレベルのASPなら、待ち伏せには気付けないだろう。なんなら、比較的高位のASPであっても、この待ち伏せには一手先を取られる。





 だからこそ都合がいいものではあるのだ。下位九割のものならこれでやられる。そしてこれまで彼女らの戦ってきたのはそこに含まれる者たちだ。






 それによって培われてきた、彼女らの根幹をなす自信を根底から覆すべく、上位一分に含まれる私は遊んだ。




 疑似餌が、囮の方に歩みを寄せる。伏兵がそれに少し耐えて、すぐに鉛を疑似餌に打ち込む。



 私にとっては、指先の一部を使って人形遊びをしてるくらいの感覚だ。きっと、それを知りえない彼女たちにとってはこれまで倒してきたのとおなじ敵対する化け物だっただろう。




 私の疑似餌は、奥の囮ちゃんの方に進み、手前の伏兵ちゃんに撃たれる。……ように見えるように、動かした。




 断末魔の叫びをあげるところまで見ていた彼女らは、擬似餌を本体として考え、勝利の後の興奮に身を委ねた。


 この国にはかつて、勝って兜の緒を締めよという言葉があったが、長く制限された時が流れるにつれて忘れ去られてしまったらしい。





 完全に油断しきっていた2人を私は確保する。


 手前で待ち構えていた少女の身体にいくつものカルシウム弾を打ち込み、抵抗の力を奪った。仲間を見捨てて逃げ続けようとした囮の子達も、足に何発か撃ち込んで止める。




 彼女らは間違いなくおそろしい在野の化け物だったのだろう。過去にやられASPのデータからそれは明らかだ。


 わざわざ私に声がかかったくらいだから、そこは間違いない。


 けれど、所詮は私が赴く程度だ。かつてあった、肉食系女子達の街ほどでは無い。問答無用で爆撃されてしまったかの都市程ではない程度の存在だった。




 現状、たくさんの存在が宇宙人様に抗う肉食系女子達を目の敵にしていて、その扱いの程は無差別テロリストと同じくらいなものだ。



 実際食肉系女子たちの求める、宇宙人様やその系譜に食われるという夢に対して、その当然の幸せを侵す反乱分子に食われるなど、テロリストの材料にされたごとき苦痛を感じることらしい。



 江戸時代のキリシタン迫害もかくやというレベルでしつこい選定を行い、肉食系女子を通報すれば真っ先に食べていただけるということもあって、肉食系女子たちに対する通報は止まない。


 時に嘘をついてまで報告することがあるくらいには、嘘をついてまで食べられたいと思うくらいには、食べていただけることはほとんどの人間にとって憧れであり幸せなのだ。







 けれど、それが多くにとっての幸せであったとしても、どうしてもそれに迎合できない人たちも出てくる。人の多様性と考えるのであれば喜ばしくもあり、けれども合理的に考えるなら不都合な彼女らは、どうしても一定数生じるものだった。





 少しずつ減っているとはいえ、肉食系女子たちの母数から考えても、事件の発生数を考えても、撲滅は現実的でない。




 食肉系女子達が肉食系女子たちの餌食になることは、どうしても避けられないことなのだ。洗脳という非人道的手法に頼らず、あくまで自然意志によって家畜としている以上、そこから逃れたがるものの存在はなくならない。



 思想を伝えるものを減らすことで予防自体はしているものの、新しくそれに思い至るものが一定数現れる程度には家畜人類共に教育を施しているので、完全になくなることもないし、上手く継承してしまえば、思想自体も生き延びる。






 だから、我々ASPの仕事は、少なくなることがあったとしてもなくなることは無い。全ての人類が喰われる喜びを正しく把握するか、宇宙人様が人類を完全な畜生扱いするまでは、私たちの仕事は残る。







 そして幸か不幸か、宇宙人様には、人類を家畜にするつもりは無いらしい。みんなの幸せからは遠ざかるが、宇宙人様曰く、脳足らずは不味くて、嫌がっている人間を食べるのは心が痛むかららしい。



 間違いなく私たちにとっては不幸な事だ。もっと宇宙人様達が、悪食であればもっともっと効率的に消費していただけたのに、そのこだわりによって無駄が生まれてしまう。





 ……そして、それを可能な限り減らすのが私たちの仕事だ。そのために、その為だけに私達は存在するのだ。






 身体中にカルシウム弾を撃ち込まれ、だくだくと血を流している伏兵ちゃんの左足を捥いで、ガブリと一口。


 塩気と血の味が口いっぱいに広がり、鼻に抜ける。

 ついでに、食肉系女子たちとは違う、非食用肉特有の臭い。



 宇宙人様たちがわざわざほかの肉ではなく人肉を所望されるのは、彼らの求める物質の、独特な臭みを人肉が打ち消してくれるからだ。昔の人が肉を煮込む時にネギやしょうがを一緒に煮込んでいたように、流体飼料の中に含まれた目的物質の臭みを中和するのに人肉が適していた。




 そして、その物質というものは人の中に留まり続ける。宇宙人様達は、それぞれの好みの濃度になった段階で人肉を食す訳だが、ここで一つ問題が生じる。




 この物質は、一度取り込まれたら基本的に減ることがないのだ。



 生物濃縮によって、それは集まり、濃くなり、溜まっていく。




 一般的な宇宙人様が好んで食すのが、10代後半から30代程度にかけて。個人の好みによるが、流体飼料での純粋培養において、40年物や50年物の需要というものはほぼないと言っていい。




 では、簡単な問題だ。経口摂取時にロスが生じない場合、15年個体が20年個体を捕食したとしよう。それをしてしまった個体を、望んで食べる宇宙人様はいるか?





 当然ながらいない、あるいは、いたとしてもわざわざ反抗的なものに目をやる必要は無い。元々需要が少ない上に、その需要以上には供給があるのだ。



 家畜だけで賄えているのに、積極的に害獣を食用目的で狩るものは居ないだろう。





 ようは、肉食系女子たちは宇宙人様たちの感覚からすると、色々と溜めすぎていてくっそ不味い肉になるわけだ。





 なら、勿体ないから我々ASPが食べるしかないだろう。






 彼女らがこれよりも酷くならないうちに、終止符を打たなくてはならない。多くが、不能なレベルにまで墜ちてしまっている肉食系女子たちに対して、できるなら食肉に戻して、できないなら処理しなくてはいけない。





 足をもう一口。



 流れ出る血がもったいないので止血処理だけして、逃げられないようにいくつかの関節を壊しておく。片方は既に一本足で満足に逃げることすら出来ないが万一協力して逃げられでもしたらことだ。


 この二人を囮なり餌なりにして仲間を呼び出すのも悪くは無いが、手間がかかるのでわざわざそんなことはしない。左手に足を持ったまま、タレコミがあった肉食系女子たちの拠点に殴り込む。非常口もあるらしいが、その出口は予め封鎖済みだ。



 最初の警戒がてら守備要員を除けば、実に楽な仕事だ。


 ある程度裏取りが取れているタレコミ情報をもとに、前任ASP死亡記録を読む。




 そうすることで、だいたいの人数や相手側の裏切り状況なんかを導き出し、それに合わせて区画整理をしておけば、あとは出入口がひとつしかない袋のネズミだ。背後に抜けさせない限り逃すことは無い。



 突然現れた私に驚き、咄嗟に反抗しようとした肉食系女子の腕に、迷わず逃げようとしたものの脚にカルシウム弾を撃ち込む。何も分かっていなささそうな顔で惚けている子はひとまず放置。



 制圧を済ませて、血を流している子の止血をする。惚けていた五体満足の子にこうはなりたくないだろう?と言うと、びっくりするほど協力的になった。意思が弱そうだから洗脳してお肉管理係にしたい。



 そのまま流れに任せて手続きを行う。ASPには食人の許可が降りているとはいえ、申請していない個体の捕食は許されていない。



 基本的には自力で入手した肉食系女子達を計画的に食べるか、ストックが切れたタイミングで需要の少ない余り物個体を分けていただくかの二択だ。



 だからこそ、物質濃度が高い個体の確保は、我々ASPにとって急務なのだ。



 人を食らう宇宙人様たちの中で、特に需要のない経年固体や共食い個体。ある程度はASPの褒美に活用できたりもするが、どうしても許容外の個体は生まれてしまう。そして、それはASP自体であっても同じことだ。



 そんな、特定物質が溜まりに溜まった成れの果てを、成れの果てこそを珍味として受け入れてくださる宇宙人様が、1人だけいらっしゃる。



 その方は、流体飼料での食事で100万年分以上溜まった肉を好む。その方に食われる、あるいはその方に食われる個体に食われることこそがASPにとっての最大の幸福であり、存在意義であり、生きる目的だ。




 血を一滴使い、体内の物質濃度を確かめる。まだ50万年分。もっと、もっと人を食べなくてはならない。肉食系女子達を食べて、食肉系女子達を守って、宇宙人様のために尽くさなくてはならない。至高の瞬間のために、ひたすら努力を重ねるのだ。




 ASPを含めて、人間なんてものは所詮食糧に過ぎないのだから。

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食肉系女子「ご馳走様でしたに対してお粗末さまでしたって答えがありますけど、あれって食べられる命に対する冒涜だと思うんです」 エテンジオール @jun61500002

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