2
授業が終わり時計の針は4時を指している
日が沈みかけている放課後の教室で
真っ先に友達の雫と海に話しかける
落ちた葉が魚になったなんて興奮気味に話しかけるがもちろん2人は信じる筈もなく
呆れて溜息をつく
それでも信じてもらおうとする熱意に好奇心旺盛な海は興味を示したのか「なら今から見に行く?」と窓の外を指さした
もちろんこの目で見たモノを信じて貰えれば何でも良かった俺は早く行こうと言わんばかりに鞄を持ち手招きをしながら教室を出る
妙な嘘つくよなぁと翠に小言を言われるも
先程の光景が本当であってくれという高鳴る気持ちと、本当なら国際生物学賞物だ等と覚えたての言葉を使いたがる小学生のような馬鹿らしい考えさえ頭に浮かんでいた
木から落ちた魚 @yume_04
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。木から落ちた魚の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます