◆Night period-ナイト・ピリオドー

 菜美のピアノ演奏とボーカルが店内に響く。狭い店内に無理矢理作ったステージにぎりぎりいっぱい置かれているグランドピアノを奏でながらの歌声は乾いた人の心に真水の様に染み込んで行く。ここはリュイがマスターを務める『Bar Night period』。ここを訪れる客達はリュイが振舞う極上の酒と菜美の歌声に心癒され、再び都会と言う混沌と向き合う力を得るのだ。


 現在の時間は午前四時を少し回ったところで、店自体はかなり前に閉めたのだがさっきの六枚羽の襲撃でリュイの自宅が崩壊し、行き場所を失ってしまったが故、仕方なく転がり込んだのだ。店の奥には簡易的な物だが寝起き出来るスペースもあるから短い期間なら暮らせなくもない。


 リュイはカウンターの中に立ち、ディサーナーはその正面の椅子に座り俯いたまま何も言わない。その表情は硬く、介入されるのを拒む様にも見える。


「どうぞ、落ち着くわよ」


 ディサーナーの前にリュイが差し出したのは『赤ワイン・ホットチョコレート』が入ったマグカップ。ココアパウダーに砂糖、塩を加えてよく混ぜ、赤ワインを加えたカクテルは寒い夜、心も体も芯から温めてくれる。しかしディサーナーは表情を崩さない。ワイン程度のアルコール度数では溶かす事が出来ないくらいの硬さに心が固まってしまったのだろうか。


「安心しなさい、部屋の修繕費とかこれの料金なんかはあんたに請求しないわよ」


 暖房は全開にしているのだが店内の空気は冷たく感じた。その大部分はディサーナーが原因だった。彼女の雰囲気が周りの空気を冷やしているのだ。


「……もう」


 リュイは小さう溜息をつく。この子から事情を聴かないと話は前に進まない。仕方がないから暫くの間放っておいて心が自然解凍して自らの意思で話してくれるのを待とうかと思った時だった、ドアベルがカランとなって誰かが店の中に入ってきた。


「どうした、早朝営業でも始めたのか?そんなにこの店は経営難なのか」


 笑えない冗談を吐きながら入ってきたのは狼だった。さっき、ビルの屋上でディサーナーを仕留めようとした男だ。


「出たな……」


 リュイは目を閉じ、あえて彼の方向には視線を向けずにぼそりと一言そう呟いて見せた。そして、手近に有ったグラスを手に取ると布巾でそれを磨き始めた。そして、もし狼が何か不審な行動を取ったらそれを投げ付けるつもりだった。


「随分な言い方だな、化け物扱いされる言われは無い筈だが」

「狼男の血を持ってる奴が化け物じゃない訳無いじゃん」

「血吸い女にゃ言われたくねぇな」


 リュイは手に持っているグラスを握り直すと投球モーションに入る。


「まぁ待て、そんなもの投げても意味は無いぞ」


 リュイは狼の制止は無視して躊躇ちゅうちょする事無く力いっぱいグラスを投げつけた。しかし狼は苦も無くそれを片手で受け止める。そして何事もなかったかの様にディサーナーの隣の席に座る。リュイはその様子を見て『チッ』と舌打ちして見せる。


「烏龍茶」


 狼はカウンターに頬杖をつくと至極当たり前のようにリュイにオーダーを通す。


「無い」

「嘘をつくな」

「……くそ」


 リュイはテーブルの下から急須と茶葉を取り出すとコンロでお湯を沸かし、のたくた烏龍茶を入れる準備を始める。狼は酒を飲まない。飲めと強要すれば飲めない事もないようだが、普段は全く酒に手を付けることはない。たとえ、酒を出すことを生業としている店に入ってもだ。


「なぁ、ディサーナー、お前さんの事を一年も追いかけまわしたんだ、いい加減、ホントの事を教えちゃくれねぇか」


 狼はディサーナーから視線を外したままで、誰に語るでもなく呟いて見せた。今言ったことは強要では無い。あくまで自分の意志で話せ、そう言う意思の表れだった。しかし彼女は何も話さない、今、その心はドライアイスよりも固く凍り付いているからだ。


「ほらよ……」


 良く冷やした烏龍茶が入ったグラスをリュイは狼の前に無造作に置く。そのぶっきらぼうな態度に彼は一度リュイに向けて視線を上げたが直ぐにカウンターに向けて下す。そしてグラスを手に取るとずずずっと音を立てながら中身を啜る。


「なんだよずるずると、品が無いぞ狼」

「ん?、そんな物を持ち合わせて生まれた記憶は無い」

「うちの店は客を選ぶのよ」

「じゃぁ俺は問題ない」

「……どこから出てくるんだその自信は」


 冷たく鋭い視線を全く無視して狼は懐に手を入れて何かを探す。そして取り出したのは煙草の箱。中から器用にひょいっと一本取りだすと口に咥えて百円ライターで火をつける。その様子を見たリュイは条件反射で灰皿を出したが沁みついた自分の習性にげんなりと眉をひそめて見せる。狼は煙草の煙を深く吸い込むとそれを吐き出しながら再び話し始める。


「なぁディサーナー、話したくないのか誰かから口止めされてるのかは分からんが、少なくともあんたが目論もくろんでることは正直この世に住んでる俺達からすれば容認することは出来ないんだ。いや、俺、だけなのかも知れないが、少なくとも抵抗することは止めないぜ」


 狼が吐き出したたばこの煙は天井付近で停滞してもやとなった。そして暫くの間漂っていたがゆっくりと空調の排気口に吸い込まれて行った。


「まぁいい、話したくないなら知ってそうな人に聞くまでだ」


 その言葉にディサーナーの眉間がピクリと動く。そしてゆっくりと視線を狼に移したがその狼は烏龍茶のグラスに口をつけたまま、瞳を閉じて何も話そうとしない。その様子を見たディサーナーの口が開きかけた。そのタイミングで再びドアベルが鳴って誰かが店の中に入って来た事を告げる。


「いやぁすまんのう、遅くなってしまった」


 入って来たのは極めて小柄な老人だった。白髪をオールバックにしてブランド物のスーツを上品に着こなし、かなりの年齢であろうと思われる雰囲気だったがその瞳の奥には知性が輝き精神的な衰えを感じさせなかった。老人は狼の横に席に座るとリュイにオーダーを告げる。


「リュイ君、お勧めのスコッチが有ったらロックで貰えるかな?」

「え、あ、はい、博士……」


 リュイが博士と呼んだのは『べリウス・ワインダー』。常識を常識としない物理学者、所謂マッドサイエンティストに分類されるドイツ出身の物理学者である。錬金術を手玉に取り、生物さえ創造する。彼に不可能な理論は存在しない、光の速度が宇宙最高速である事すらにとっては意味がないのだ。


「え~~~、じゃぁ、ザ・グレンリベット12年のシングルモルトスなんて有りますが如何ですか?」

「いいね、貰おうか」


 白髪の老物理学者はにっこりと微笑んで見せた。彼もまたこの店の常連で、顔なじみの一人、良く知った顔である。


「すみません博士、態々わざわざご足労頂いて」

「いやなに気にすることは無い。楽しみの少ない老人じゃ、呼ばれればどこにでも出向くわい」


 にこやかにほほ笑むワインダー博士の前に、リュイはスコッチのロックが入ったグラスを差し出す。


「あの、博士……」

「ん、何かね?」

「ひょっとして狼に呼び出されたんですか」


 リュイは眉間に深いしわを作り怪訝そうな表情でぼそぼそと呟くような声で尋ねる。


「ああ、そうじゃが……」

「あの、博士、こいつの言う事なんか聞く必要ないですよ。ふらっと一年も姿を晦まして、戻って来たと思ったら、なんか怪しい事してるし」

「ふむ、まぁ、確かに怪しい事をしている様じゃのう」


 ワインダー博士は隣に無言で座るディサーナーの姿をちらりと見てからスコッチのグラスに口を付け、一口それを含む。そして満足げな溜息を小さくつくと再びちらりとディサーナーに視線を送る。その様子を見て狼が口を開く。


「博士、紹介しますよ。この子はディサーナー。ただこれは略称で、本名はとてつもなく長いんですけどね」

「とてつもなく、とは?」

「この子の本名は、ボーワッテゲダラ・ディサーナーヤカ・ ムディヤンセーラーゲー/ ギハーン・ サマンタ/ディサーナーヤカ、だそうです」


 ワインダー博士はぽかんとした表情で狼を見詰める。


「……狼君、よく覚えたのう」

「ええまぁ、コツが有るんですよ」

「ふむ、なるほど。わしに暗唱は無理のようだからディサーナーと呼ばせてもらってよいかな」

大概たいがいの人はそう呼ぶと思います」

「なるほど」


 ワインダー博士は再びスコッチを一口、そして少し考えてからディサーナーに視線を移す。


「おぬしは少なくともこの地球上で進化した生命ではないようじゃな」


 ディサーナーはカウンターに両肘を付き、手を組んでそこに額を押し付けて博士の言葉には何も答えない。


「地球上の生き物は腕と翼を同時に持つものはおらん。翼を持つ者達は腕を翼に進化させたんじゃ。従って、おぬしは地球上に存在しない生き物じゃ」

「……あ、あの、博士」

「ん、なんじゃねリュイ君」

「ファンタジー小説なんかに出てくるドラゴンは翼と腕が同時についてますよね。ああいう事ってありえないって言う事ですか」

「まぁ、地球の常識ではという事じゃな。しかし、別な世界、つまり小説に出て来る様な異世界が有ったとすれば、そういう進化が有ってもおかしくはないかも知れん」


 リュイはワインダー博士の話を聞きながらカウンターの下にある冷蔵庫からビール瓶と良く冷えたグラスを取り出す。そして、手近にあった栓抜きで栓を抜くとグラスにビールをどぼどぼっと注ぐ。


「ふ~~~ん、でも、有るんですか、そんな世界」

「ここ最近、マルチバースとやらも盛んに議論されておってのう」

「マルチバース?」

「そう、微妙に違うか、あるいはまったく違う物理法則を持つ世界が無数に存在していて、我々が住む世界はその中の一つに過ぎないという理論じゃ」

「へ~~~、じゃぁ、今流行りの異世界に転生するみたいな小説はあり得るってことですか」

「まぁ、実際にその世界に行けるかどうかは別の話じゃよ」

「そう、なんですか」


 リュイはワインダー博士に軽くグラスを掲げて見せてからビールを一気に喉に流し込む。麦の風味と炭酸の爽快な刺激が喉を駆け抜け、リュイは思わずくわ~~~っと溜息をつく。


「じゃが、ここに居るこの子を見れば、何らかの方法は有るんじゃないかなと言えなくはないかも知れんのう」


 ワインダー博士は再びディサーナーにちらりと視線を送る。その視線を追いかけてリュイはビールのグラスから口を離さず、小さな声でボソッと呟く。


「あの、ディサーナーが異世界から来たと……」


 リュイの呟きを聞いたワインダー博士は小首を傾げただけで何も話すことはなかった。正直、学者としての立場からは何ともコメント出来なかった、情報が足りなさすぎるのだ。


「ま、良いわ。いずれにしても話したくなるまで無理強いはしないし、余計な詮索もしないわ。私が自由に生きて行くのに障害にならなければ問題無し」


 しかし、その発言に狼は酷く怪訝けげんな表情を見せる。眉間に皺を寄せ、唇を嚙み締めて極めて不機嫌でなんにもわかっちゃいねぇなとでも言わんばかりの、ある意味怒りにも似た表情。


莫迦ばか、支障が有るから追いかけてるんだ」

「なによ、狼にとってはでしょ?」

「お前にも降りかかる、いや、この世で生きているものすべてに関わるかもしれねぇんだ」

「また大袈裟なことを、終末論とか人類滅亡説とかは昔からさんざんっぱら言われてるけど今まで当たったためしなんかないじゃん」


 リュイはそう言うとけらけらと笑い始める。しかし狼の表情は苦虫をジューサーミキサーで粉砕してジョッキ一杯飲み干したような表情を崩さない。


「ったくへらへら笑ってんじゃねぇ、今回は当たるぞ」

「まったまた、ノストラダムスもマヤも人類の英知の前に敗北したのよ。はっきり言うわ、狼が思ってるようなことは起こらない、世界は平和を貪るのよ」


 挑発しているとしか思えないリュイの態度に狼はこめかみに血管を浮かび上がらせながらも平静を装って見せるがそれは明らかに瘦せ我慢なことは明白だった。烏龍茶のグラスを持つ手の震が微妙にグラスの水面を揺らしていたから。


「ま、能天気と書いてリュイと読むくらい鈍いお前には分からんだろうな」

「はん?狼には言われたくないわね、神経質すぎて何でもないことにビビってるだけなんじゃないの?」

「これだから心臓に毛が生えてる奴とは話したくないんだ」

「あ~~~ら、何を根拠にそんな事を。なんなら今ここでお見せしましょうか?私のぴかぴかで美しいけがれなき心臓を」

「ああ、見せられるもんなら見せてくれ、ついでに串に刺して塩焼きにしてくれたら嬉しいんだがな、日本酒のいいアテになる」 

「こいつは~~~、どこからそう言う凶悪な発想が出てくるんだ、ここか、この頭か!!」


 その暴言によりほんの小さくぽつんと発生したした心の炎にスピリタス(アルコール度数96%のウオツカ)を霧吹きして一気に暴発させると、その激しい炎の勢いに任せて両手でこぶしを作り、更に中指の部分を尖らせると、その先端でリュイは狼の米神をぐりぐりとこねくり回す。


「ちょ、ちょっと待ちたまえリュイ君」


 流石にその行為を見かねたワインダー博士がやめさせようと割って入る、しかし……


「安心してください、こいつの息の根を止められるのは銀製の弾丸だけです、このぐりぐり程度じゃ何の影響もありませんからご心配なく」

「い、いや、そうではなくて」

「こいつは細胞レベルまで破壊されても復活しますから、せめて頭だけでも何とかしておかないといけないんです」

「そういう問題ではなくてだね」

「何なら少し分けてあげますから博士、研究してみますか、細胞?」

「う、う~~む……きょ、興味はあるが……」

「じゃぁ早速、髪の毛毟むしって」


 リュイの暴挙を黙って許していた狼だったが、流石に髪の毛をいじられそうな気配を感じて反撃に出る。


「お前、いい加減にしろよ、黙ってりゃに乗りがって、だいたいなぁ……」


 狼がそこまで言ってからリュイの両手を掴み、ぐりぐりを止めさせようとしたところで今度はディサーナーが動く。


「あの、わ、分かりました、話します。話しますから揉め事はちょっと……」


 消え入るような声だったがそれを聞いたリュイはにやりと不敵な笑顔を浮かべると視線だけをディサーナーに移す。そして、悪そうな笑みを浮かべながらぼそりとこう言った。


「あら、強制しちゃった?悪いね」


 その口調に悪かったなんて感情は一欠けらも含まれていない。全ては自分の作戦通り、ハマったなという満足感のみで溢れていた。その悪そうな笑顔をか細い視線で見つめながら少し悔しそうな表情を浮かべるとディサーナーはおもむろに口を開く。


「……私は、この星のある意味コピー…いえ、どちらがオリジナルかと言う議論をしたとしたら、恐らく結論は出ないと思うんですが」

「ふんふん……」


 蚊の鳴くような声で話し始めたディサーナーの言葉にリュイは能天気に相槌あいづちを入れた。ディサーナーはそれを無視して話を続けようとしたのだがその時小さな異変が生きる。それは他愛もない、誰しも一度は経験したことが有る立ち眩みの様な感覚だった。


「……ん、揺れた?」


 リュイは震度一程度の地震でも起きたように感じた。そこにいた全員が同じ様な揺れを感じたからリュイの呟き同様、皆、地震が起きたと思い込んだのだが、ディサーナーの反応は違っていた。表情を強張こわばらせ、血の気がすっと引いていく。


「……や、やられた」


 そう呟いたディサーナーに全員の視線が集まる。


「やられた、何に?」


 リュイはかなり間抜けな声でそう尋ねたがディサーナーは何も答えなかった。彼女はおもむろに立ち上がるとそのまま無言で店の玄関扉に向かう。そして何も言わずに扉を開くと外の様子を伺う様に暫くの間眺めていたが、急にかくんとその場に倒れ落ちた。


「うわ、大丈夫?」


 リュイはカウンターを飛び越えて彼女の傍に駆け寄るとその肩を抱き上げる。そして視線を外に向けるとディサーナーがなぜ倒れ込んだのか、理解する事が出来た。


「なんだこれ……」


 リュイの目に映ったのは何時もの東京の風景ではなかった。そこに有ったのは石造りのヨーロッパ風の街並み。しかも現代風の街並みではない、どう見ても紀元前か紀元が始まる直後、ローマがイタリア半島を統一したころの街並みだろうかと見紛みまごう風景だった。リュイは引きった笑みを浮かべながら店の中に視線を移し、誰にともなく助けを求めるような口調でこう言った。


「え、映画の撮影かなんか有るんだっけ?」


 最初に反応したのはワインダー博士だった。博士はスコッチのグラスを片手に外の様子を眺めると、グラスに口を付けスコッチを一口飲み込んだ。


「なるほど」


 皆、博士の言ったなる程の意味が飲み込めなかったが異変が起きた事を理解する事が出来た。リュイはディサーナーを抱き起し店の外に出る。時間的にはまだ夜明け前の筈だったが日は既に真上近くに有り、正午近いと思われた。


 行きかう人々は男女とも所謂トゥニカという簡素なチュニックの上にトガという一枚布を体に巻きつけ着付ける方式の物を着て、リュイ達のっ来ているものとは明らかに違っている。又、強固な鎧を着ている者もいる。更に人間以外に爬虫類のような姿の者やディサーナーのように翼を持つ者達も大勢いた。そして、彼らはリュイ達を気にしている様子はなかった、ある意味浮いているのにそれを騒ぎ立てるものは誰もいない。


「は、博士、なんですかこれ」

「ふむ、おそらく、落ちたんじゃな」

「落ちた?」

「そう、落ちたんじゃよ」


 ワインダー博士は外の風景を静かに見つめながら再びスコッチを一口飲むとその瞳を科学者の興味で輝かせる。事態はゆっくりと動き始めた、太陽は眩しく輝き、これからの出来事を語っているかのように見えたが、誰もそれを理解することはできなかった。

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ブラッド・オブ・リアリィ-鮮血の堕天使(ルキフェル)- 神夏美樹 @kannamiki

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