砂の上

僕を見捨てないで戻ってきてほしい

君の事が好きじゃない なんて

隠すのは大切だから

だから盗まないで


あの時と同じ砂の上を

あの頃と違う僕が歩いている

心に響く波の上

奏ているのは僕の鼓動


好きじゃないよ

好きになれないよ

だから気にしてるんだろう

それも青い空の下で

嫌いじゃないよ

嫌いではないよ

だから目をそらすのね

それも砂を蹴り飛ばしてさ



僕が先に裏切ったこと

まだ怒ってる そうだろ

だから波が立つこの浜辺に

立ち寄らないんだよな

そうなんだろう


あの時とは違う時間帯で

あの頃よりもちっとも賢くなってない僕は鼻歌を

心沈む 砂の上で

今日も君に会いたいと...


好きじゃないよ

好きになれないよ

だから気にしてるんだろう

それも青い空の下

嫌いじゃないよ

嫌いではないよ

だから目をそらすのね

それも砂を蹴り飛ばしてさ

夕暮れの空の下

オレンジ色を心に染めて


ここに来たことを恨んでいるのか?

ここを故郷と呼ばないべきか

壊れない過去と望めない未来を


好きじゃないよ

好きになれないよ

だから気にしてるんだろう


だから前に進めないんだろ!?


好きじゃないよ

好きになれないんだよ

夕暮れ時の浜辺に一人歩いてる

地球の裏側へ行けるのなら

地を掘ってでも会いに行きたい

嫌いじゃないよ

嫌いではないよ

だから目をそらすのね

それでも砂を蹴り飛ばしてさ

砂の上を歩いて

今日も君を考えている


矛盾した心

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

僕が僕と向き合うためにー砂の上ー 衣草薫創KunsouKoromogusa @kurukururibon

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る