チーム
戦地が見えてくるあれから10時間、かなり早くついた
これも魂のお陰だ、侵入するのは簡単だ。
だがそこからどうするか、いや待てよこの力は言ってしまえば魂でなんでも出来る、生き物にはかなり強い魂を持っているだったらその魂を感じ取ることだって出来るはずだ。
床に手を付き少し意識しただけでエネルギーを流すそして相手の詳細な位置がわかる。
地下に数ヵ所に集められている人間がいる箱に入れられているのか?動いたりもしない、傷ついている
捕虜はあそこか。
敵は自由に動き回ってる奴らか、慈悲を与えなくては
まずは捕虜を逃がす
敵には電気を流すかでもそれには相手に触れなくては
ならない、だったら歩いている人に触れ電気を流していく気絶した物には透明化と生物のみすり抜けられるようにする。
地下に着くとそこには縦に伸びた鉄の棒で囲われている人達がいた。
捕虜だ、透明化を切る。
歩きだすと音に反応しこちらを振り替えると
「誰だお前?」
「私は皆さんと同じ兵士です、助けに来ました」
「お前、イールズか?」
そう言われ振り替えると硬化のクラエルがいる。
「クラエル?その姿何が」
ヒョウの耳や鋭い爪が生えていた
「説明してる暇はない早くここから」
言い終わる前に足音がする
扉を開ける、敵だ。その敵はポケットから連絡手段の装置を取り出し慌てた表情で「捕虜の姿がありません
逃げられました」
警報がなる
そして急いで鍵と手錠を外す。
「いいですか皆さん、私に一度触れてください
そうすれば透明にすることができます。
さっきは壁を作って人がいない様に見せたがここからは皆さんを透明にする必要がある。」
皆が一度触れる、次々に透明化させっていくと
一つの疑問が生まれる
「なぁクラエル、ヘンス達は」
「ここにはいない、すまんが場所はわからない」
「わかった、大丈夫だ場所はわかった」
天井をすり抜けて急いで向かう
「強くなったな、守られた」
一つの部屋に向かうそこをすり抜け床に着地すると
どこには汗を流しながら倒れている男が、壁にはカットラスが刺さっていたアネシスだ。
急いで男の元に向かうとお腹にドクロのマークが
恐らく焼き印だ、
「イールズ、離れろあ、熱くてダメだ」
「待ってろ」
印箇所に触れ印の熱を冷気に変え、傷を癒す
汗は引いていき呼吸が安定する。
命に別状はない
急いで外に大丈夫透明にさせてる、「仲間の一人に乗り物の用意をさせて貰っただから逃げろ」
彼はじっと見つめてきた
「夢か?」
「夢じゃない、さぁ行け」
次のとこに向かう
恐らくは最上階?その部屋にたどり着くと黒色のベットに横たわる男がいた。
特に変化はなく大丈夫そうだ
「ヘンス起きろ!ヘンス」
目が覚める目の前にはイールズがいた、幻覚か
「何で幻覚が、イールズお前なんだ」
「幻覚じゃない、助けにきた」
「俺は死んだのか?」
「まだ信じないのか、俺もお前も生きてる目ついてんのか?」
「…」
彼は笑みを浮かべ
「良かった、死んでないな」
「さぁもう行こう」
ヘンスの体を治し、起き上がる。
少し周りを見ると色々な装置が転がっていた
見覚えのある装置があった、2つのガラスケース
「何でここに」
「どうした?」
「俺が力を得た装置がある」
「そうなのか」
突然建物が揺れる
ヘンスが同様し
「何が」
「一度逃げよう」
ヘンス触れ透過し下に降りていく
「能力は何だ?」
「魂を意のままに操る」
「いいなそれ」
何回か床をすり抜けた。瞬間人が見える
透過を解き着地する。
目の前には長髪の男がいた
「彼は」
「イールズ敵だ」
長髪の男は我々を見ると驚いた表情もせずに
「君がトランスフィーの最強兵士か」
「僕の事を知っているのか?」
「ああ、仲間にたっぷりと」
「慈悲はいらないな」
「慈悲?バカかよ」
奴の魂を軸に自分を引っ張る、そして腕を強化し相手に向かって
腕が止まる、いや押さえられる。
押さえた男は長髪の男でもなく
「何でお前が、」
「悪いな、俺は敵だ」
「ネマロス」
それにおかしい腕は強化してある、無能力者なら骨ぐらい折れているはず。
だが彼は表情一つの変えずにいた、腹に足が飛んでくるがすり抜けたさす
「当たらないよ」
「次はどうかな」
拳を降られる、大きく後ろに吹き飛ぶが壁に当たらずすり抜ける、壁の中で透過を解き前に大きく飛ぶ
床に着地する、蹴られた後は常時透過は発動させてた
だが二発目で当たった、確か時間経過で神器に当たるようになるはず、だがあいつは生身だぞ?
長髪の男がにやけ
「今はここまで、本気で戦うのは次回」
床が爆発しネマロスとの間に溝が出来る
建物が崩れ始め急いで逃げることに
乗り物に乗り捕まった人達と共に逃げる
2日が経過するそして基地が見える
中にはいると多くの人が注目し上官の一人が聞いてきた
「イールズ何が」
「怪我人多数、ですが捕虜は全て無事です」
「捕虜を助ける前に我々に相談するべきだったのでは?何か問題があってからでは遅い。
それに君は国によって特別に」
「相談したら危険を冒してまで彼らを助けに行きましたか?国によって特別?私の意思は無視ですか?
国と私の意思は相反するものです。
国は財政や安全を優先するでしょう
ですが私は危険性など関係ない多くの命を助ける
敵であろうともこれが私です」
「君一人の勝手な感情で動くと我々が困るんだ
もしこのまま勝手な行動をするなら軍から出ていってもらう」
「良いですよ、私はそれでも戦う命をかけて。
それでは怪我人の手当てをしてきます」
薬品を手に取りそれを混ぜ複数の薬を作った
白衣を着た女の人達に薬を渡す。
「鎮痛薬です。
私が治すまで飲ませておいてくれ」
「えっと…」
「早く!」
「わ、わかりました」
一人ずつ治していく
そして数時間して日が暮れてきた
全員治し終わる、布を被っていた人達も死んでいなく生きていた心臓が動いてなかったが魂は残っていたので治した恐れくあの少女だろう
それより少し疲れただが3人が気になる様子を少し見に行くことにした。
「ヘンス」
「イールズ、どうした」
「いや大丈夫かなと」
「特に異常はない」
「良かった」
「なぁイールズ」
「ん?」
「行方不明の隊員は?」
「ネマロス、クエロ、アバート、ゼポタス。」
「ネマロスは行方不明じゃない」
「ああそうだな敵だ」
「他の3人も、もしかすると」
「あるかもな」
しばらく沈黙が生じる
それを破るように発言する
「ヘンス、すまない。
アネシスやクラエルの様子もみてくる」
クラエルを探すだが姿がない
大きな声が響く、急いで向かうと
「ああああああ、、、」
そこにいたのは叫び続けるクラエルだった、鎖で拘束されている
「な、なにが」
そして元寮監の女性が立っていた
「テュノ中尉お久しぶりです」
「いやいい、捕虜を全員助け出した男だ。
私より優秀な男だ」
「….それより一体」
「ああ急に暴れた。
最初は謎の言葉を話していた。
その次にわかる言語で神が降りた、君たちを助けてやる。そのあと気絶して暴れた」
牢に入り頭に触れると、頭の中を覗くと記憶が読み取れた。そこは綺麗な緑が広がっている空気まで感じ取れるうまい。
頭がスッキリする
「君は誰だ?」
後ろから声がした、その姿は目付きが鋭い、ヒョウだ。
「ヒョウが喋った」
「うん、すまない
君のとこではあり得ないことかな」
「ん、いえ問題ないです
貴方は誰ですか?」
「神」
「神?」
「うん、でなんのよう」
「クラエルが暴れているからそれを止めようと」
「なるほど、すまない僕が原因だ」
「?」
「僕が彼の体を無理やり借りようとして
彼の精神力が強すぎて少し影響が出てしまった
でも戻しかたがわからなくて」
「能力使って戻せますけど」
「ほんとか」
「ですがもう無理やり精神を乗っ取ったりしないでください」
「おk」
「…」
叫び声が収まる。
「イールズなにが」
「もう大丈夫です、今は寝てます。
ベットに運んであげてください
それでは私はアネシスの所に」
「ああ、礼を言う
アネシスなら近くの協会、クルパーニだ」
協会に向かう、そこは真っ白な汚れのない壁そこに調和を会わせるよいな大きなステンドグラスだ
協会に入ると一人の男が座り俯いていた、アネシスだ
「アネシス、大丈夫か?」
手を震わせ床を見つめていた
「イー、ルズか…
俺人を殺した。
戦争じゃ普通だけど、初めてやったぁ。
手に感触が残ってるんだそれが消えなくてここに」
「….そういえば焼き印はどうなった
消そうとしたが消えなくて」
「焼き印は残ってるよ。これどうしよ」
「なぁ皆に伝えていたんだがクラエルには手紙を書いたんだが、俺と戦場で戦わないか?」
「なぜ?俺らは負けたんだぞ?」
「君たちの力はそんな物じゃない
治療中に見たんだが舞台の陣営がおかしい
君は小回りのきく武器を持っているのにもかかわらず
君は後方にいたしかも敵の様子が見えにくい真ん中だったそれで負けた。
アネシスは陣形より自由に戦ったほうが実力がだせる」
「そうか、…
考える」
そういい上を向くそして
「なぁイールズ、戦場に行けば人を殺すことになる
そして裏切り者も」
「覚悟はできてる。
けど俺は慈悲を与えなくては」
「甘いな、死ぬぞ」
「かもな」
そういい立ち去っていくイールズ
視線を前にし金メッキで作られた四人の像が立っている。
視界の端に白ローブを被った女の人が移る
黒髪に綺麗な赤い瞳の子が近づいてくる
その子は白い艶やかな白布で纏った神器を渡してきた
「アネシス様、神器の精錬が整いました。
貴方が今まで奪ってきた命の数々は全て天国へと誘い救われました。
ご安心をこの先どれだけの殺生をしようと
風の精霊が全ての天国へと誘われます」
「ありがとうございます」
「あとこちら来てください
用事があるそうで」
「わかりました」
赤目の子についていくと1室だ
だがそこには誰もいない、上を見ようとも
「あの誰もいないですが」
鍵をかける音する
「え?」
白ローブを取りそこから羽が生える
片方の手の爪が伸び、口をニヤリと開け唾液が垂れ牙が生える
こちらに向かい、一気に飛び込んでくる。
押し倒され手足を押さえられ、首筋を噛まれる
「いっった、バカ力すぎる」
激痛が首筋に走る、歯を噛み砕き痛みに耐える
「がぁ」
部屋に声が響くその声の主はあの女だ
だがわからないなぜか急に吹き飛んだ
なにが
「な、にをした?」
その女に清潔さは感じられなかった
化け物だ
「お前は何者だ、ヒルか?」
「ヒ、ル、なにそれ私は食事をしたかっただけ」
「食事?」
「そ、血を飲む
私のエネルギー源なの。
久しぶりの食事なの
上物なの
女の血」
「女?」
「女ぁ」
「俺は男だ。
確かに女に見えるよな、声も中性的だし」
「え、お、と、こぉ?」
「うん」
「失敗だ
ごめん帰るは」
部屋の鍵を開けよとした、その瞬間神器を投げ飛ばす
「協会のシスターが吸血鬼なんて周りが知ったらどう思うだろうな?」
「…」
「血は誰のでも飲めるのか?」
「…」
「そっか、戦えるかお前」
小さくうなずく
「そっかいい、戦士だ」
「てか、私は吸血鬼みたいな能力だが吸血鬼じゃない」
「でも血を…」
「あれはまぁカニバリズム的なやつ」
「そうか」
「血を吸おうとして悪かった、気持ち悪いよな…」
「いや」
「いいよ、正直に言ってくれ。
怪物みたいだろ、人の血を吸うとかイカれてる
周りに言いふらせばいい、そして火炙りか、さらす首?
戦えるか聞いたのは傭兵とか奴隷にするつもり」
「そうじゃない、君を」
「だから、やめてよ
怪物討伐したいんでしょ。
村からも追い出された私を」
「落ち着け」
爪が五センチのび、顔の横を掠め、血が流れる
彼女は目を大きく開け、牙、羽が出ているそして息を荒くし殺意まで感じる
「怪物討伐の英雄になりたいの?
だったら本当に怪物になったあげる。」
「待て、落ち着け
君を必要としている所があって」
説得しようとしたが、腹を蹴られ机に衝突する
「やる気なんだ、わかった
話す前に運動しようか」
神器をこちらに引き寄せる
カットラスを構える
吸血鬼の女はこちらに飛び込んでくる
頭を狙い剣をふる
羽を使い回避され後ろに回り込まれる
だが小回りのきく剣なので余裕で攻撃を防いだ
「それ、カットラスだっけ?
帆船で戦う、狭い障害物の多いところで使うんでしょ」
「あと農具ね」
距離を取るために刃を降り、回避させる
相手は机の破片を拾い、投げてくる
防ぎ相手に接近
やはり距離を取ろうとしてくる
周りにあるものを投げ続けてくる
投げられた花瓶をよけるが、懐に入られる
手を切り着けられ、神器が落ちる喉を捕まれ
空中に連れ去られ、首だけ捕まれた状態で空中にいる
もちろん飛べないので、首が強く閉まる
周囲を見渡す
そして神器を引き寄せる
それに気づかれ投げられる
だが神器は慣性によって上に上がり
天井に当たり照明が落ち相手に直撃
油断していたせいか気絶しているようだ
起き上がり様子を見る
気絶か
「どうしました」
扉を開け人が入ってきた
床や壁は神器によって何ヵ所も切られ、照明は落ちている、机も粉々周りにある物も壊れている
「そのこれは、僕たちが入ってたときからボロボロで
誰がやったんでしょうね」
扉をノックし一室に入る
「先日申請した件についてお話を」
「ああ、そうだなイールズ君
腰かけて」
「失礼します」
「話しは確か、君の特別な班を作ることだな」
「ええ、私自信の部隊を」
「君は捕虜を助けたが、若者に部隊を指揮させるとでも」
「人を適切な場所に配置もできなかったのに、なぜ偉そうなことを」
「なんだと」
「ヘンス二等兵は長距離に配置されるべき能力だった
絶対命中は殺傷能力の高い武器に使われるべき
アネシスは近距離戦に優れていた、また彼の場合
最低限の自由な戦い方をされるべきだった、よく周りを見て色んな物を駆使する
クラエルも前線向きだった、硬化を使うことで投てき物を鉄のような固さにでき盾としても優秀だったはず
さらに」
「わかった、我々の編成ミスだ
君なら兵士達に100%の力を出させることができるのか?」
「できます、魂を読み取り性格や弱点などもわかっています」
「ヒルに勝てるのか?」
「勝てます」
「なぁ、トランスフィーの捕虜達が姿を消した話し知ってるか?」
「ああ、知ってる
誰かの能力かな」
「かもなでも、毒を打っていたはず
ほら能力が使えなくなる」
「侵入者がいたんだろ」
「怖いな」
フロントガラスが割れ運転席の男が倒れる
木にぶつかる
車から男達が降り、周りを見渡している
「なにがおきた」
「わかりません、フロントガラスが割れて…」
助手席に乗っていた男も倒れてしまう
「は、配置に着け」
全員が息を飲む
「あの~、すみません」
そこには一人の男が立っていた
「誰だ」
「そっち言ってもいいかな」
「一歩でも動いてみろ、打つぞ」
木が突然倒れてくる
「退避、退避」
何人も下敷きになってしまう
「なにが起きれる」
さっきの男が近くに来ていた
「打て」
男に銃弾を放つが銃弾は全て跳ね返されている
一人の男に体当たりする、さらには別の木から剣を持った男が降ってきて一人やられる
二人の男に挟まれ部隊は混乱状態だ
「お前ら落ち着け」
そういいトランシーバーのようなものを取り出す
口を開け言葉を発しようとしたが手に痛みが入りトランシーバーから手を離してしまう。
だがトランシーバーは落ちることなく静止している
「な、なにが」
トランシーバーは潰され、落ちる
姿が見えてくる、その姿は背丈は小さく、体も細く
トランシーバーを握り潰せるようには見えなかった
その男に仲間が近づきナイフで刺すが血は出ず
殴られ倒れてしまう
「やぁ、ヒルの部隊隊長」
「なんだ。お前」
「僕はただの軍人だ」
「トランスフィーか、
お前らは負ける、決まってるんだよ」
「そうかだが、周りを見ろ
部隊はめちゃくちゃだ」
「少数でここまでやるとは」
銃声がなり響く、話していた男はトランスフィーの軍人の眉間に向け銃を放っていた
「当たるわけないだろ」
二人のヒル軍人が飛んでくる、そして木にぶつかってしまう
部隊隊長は取り乱し
「お、お前らは誰なんだ、何者だ」
「僕らは軍人だ
そしてチームだ
ヒルに伝えろ我々が君たちを倒すと」
そういい放つと、男は走りだし逃げっていくが
突然倒れてしまう
「おい、ヘンス今の聞いてなかったのか
今彼に伝言を」
「聞いてたさ、でも敵は敵だ」
「カッコ悪いじゃないか、伝えろとか言ったのにまるでヒルにビビってるみたいじゃないか」
「お前がカッコよかった時期なんて今までなかった
いつもボロボロだったぞ」
「これからは違う」
「言ってろ」
「まったく、基地に帰ろうアネシス、クラエル」
「了解」
s.m.c.3 最弱だった男 イールズ キリウィン偏 @nainatu-movie
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