第4話 トマト畑

駄菓子屋からの猛ダッシュ。




あの件以来、俺達は駄菓子屋には行かず


畑のトマトで我慢した。




この畑でも数名が参加する。


しかし、決まって捕まるB君がいてる為


俺達は助かっていた。


が、しかし1つ面倒臭い事が付いてくる。




B君は俺達仲間の名前や居所を、必ずトマト畑の


家主に丁寧に話す。




よって、畑の家主は毎回俺ん家に来る。


「トマトを盗んだか?」


俺は「知らない」


そう答える事がとても面倒だった。




B君が決まって捕まる理由は、必ず途中で


B君の足がもつれて転倒する。




毎回、捕まるもののB君は懲りずに参加する。


そのおかげで、トマトで空腹を満たせる為に


B君の参加を許可していた俺達。


仲間ハズレをしたくなかった。


B君は、なかなか頼もしい男だった。




俺は決して悪ガキではない。


そして、仲間達のリーダーでもない。


ただ少し、仲間達より口が達者で、


負けん気が強く、キャンキャン吠える事は得意




あと元気が良すぎただけ。




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とよとも @toyotomo

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