砂粒は流れ星のように

　気候変動で滅びた、とある世界の中で旅をする一人の少女と一匹の機械仕掛けの鳥。
　彼らの目的はただ一つ。
　自由の象徴、『海』にたどり着く事だった。

　自由はどこにあるのか。
　それは目的地に達してわかるのかもしれないし、その道中に落ちているのかもしれない。
　正解のない旅は、時として自由となり、鎖となる。

　
　裏のテーマを解釈するのが好きなあなたに。

　


✳︎中島淳　作の『山月記』に影響を受けて書きました。自由とは何か。人とは何か。
学校の先生は教えてくれなかったけれど、僕は僕らしく解釈しました。その行き着いたテーマを基に書き綴ったものが、この短編小説です。
　どうか自由を見つけてあげてください。