[8月中旬] やっぱり好きなんだよ

 自分は今でも間違いなくあの人の事が好きだ。ただ、なぜかはわからないけど忘れたくなる。この感情は前と同じ。距離を置きたい。いわゆるそれだ。本当は会いたい、話せるかどうかは抜きにして。同じ場所にいるだけで良い。然し、それと同時に嫉妬感情が湧き上がってくる。見なければいい、考えなければいい、そういわれそうではあるがやはり考えてしまうものは仕方ない。無理なのだ。おそらくではあるが、というか、ほぼ100%の確率で望みはかなわない。何をどうしようとかなうはずはないのだ。だからしんどくて苦しいのだ。想いをはせている自分が嫌いだ。


 理由はわからないが、あの人からインスタのストーリーにいいねがついた。忘れよう、それなりの適度な距離感を保とうと考えていた矢先に。今まで一度足りといいねなんて押してきたことなかったのに。余計に分からなくなってきた。あの人の心の内が。何も思っていないのだろうか。初旬の出来事を特に気にもしていなければ意識もしていないのだろうな。どうせあの人は何も思っていない。むしろ伸び伸びとしてるんじゃないかなって勝手に思っている。実際は自分のこの想像なんてまったくもって的外れなのだろうけど。


 考えたところで無意味だということはわかっている。それでもやはり考えてしまう。もう絶対に生理的に無理なら無理とあの時はっきり言ってくれた方が気持ち的には楽だったのになとは思う。「どうせ」― この言葉は言わないと一応は心の中で決めていた。それでも言ってしまう。意志の弱さを痛感する。自分でも何がしたいのか全く分からない。想ったところで無意味でしんどくなるだけだとはわかってはいる。前の自分なら恐らく嫌いになる努力をするのだろう。というか、もしかしたら今もなおその努力をしているのかもしれない。それでもあの人に対する想いが勝っているのだ。自分にはどうすることもできない。それだけ本気だということなのだろうか。


 恋とはなんとも残酷なものだと自分ですごく思う。周りに嫉妬していることはないのだけれど何というか自分はどうしてこうもうまくいかないのだろうとつくづく感じる。そりゃ自分磨きのようなものをしていないからうまくいくはずもないだろうな。わかっていてもやらないのだから自分が如何に阿保なのかがよくわかる。


 「もう一回いつか同じことを言うから。」この発言も自分のことしか考えていない最低な発言だと思う。あの人にしてみれば迷惑以外の何物でもない。こんなこと言ったところでなんの結果も得られないだろうって自分がよく理解しているはずではないのか。


 物事はそんな都合よく進まない。うまくいかない。何をどう考えることもできない。ただただ会ってみたいけど会いたくない。好きだけど嫌いという矛盾した感情を抱くことでしか自我を保てないからこそ苦しい。あの人の感情(心の内)がまったくわからないから。そんなの誰しもわかるはずがないのはわかっている。取り敢えず、この今の状態が本当に苦しい。何をどうすればよいのかわかないから、こうやってひたすら筆を進めてる。時間の無駄であることは重々承知はしているが、定期的にこうしないと本当に耐えられない。

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あなたが振り向いてくれることはないんだろうな 低空飛行の鷹 @menhera_hawk

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