★★★ Excellent!!! 何かの詩的な比喩かと思いきや 和田島イサキ 仲の良かったはずの女性ふたりが、その関係を破壊することになる〝とある秘密〟のお話。 開幕からいろいろ全開の現代もの掌編です。ヒエッこわい……。 女性同士の抜き差しならない関係を描いたいわゆる百合、それも相当に重たい愛が描かれているのですけれど、それにしても凄まじい内容の愛でもうドキドキしました。 異常なモンスターのお話、というのは事実として間違いないものの、でも同時にとても悲しいお話。 重すぎる愛を持て余すと同時に、人並みの常識や理性を兼ね揃えていて、それゆえの(=相手を傷つけないための)秘密の告白……と思うと、グッと胸に迫るものがあります。 章変え以降の独白はもうなおのこと。 確かに悲劇には違いない……のですけれど、でもやっぱり怖さが先に立っちゃうところも好き。 強烈なインパクトと勢いがありながら、静かに心を苛む悲しさが魅力の物語でした。 レビューいいね! 4 2023年1月26日 00:17
★★★ Excellent!!! 特筆すべき読書体験をさせられてしまった…… 狂フラフープ このレビューは小説のネタバレを含みます。 全文を読む(417文字) レビューいいね! 2 2022年8月18日 15:36