第5話 初めの出会い
ユリンでの行動班を決めることになった。綾は初めに、姫に話しかけた。
「ねぇねぇ、君さ、試験場にいた子じゃない?俺のこと、覚えてる?ほら、横にいたじゃん。」
姫は話しかけられたが、そっけない態度をする。
「すみません。あの時のことはあまり覚えていないので。」
綾は顔が良かった。だから、今までどんな女性も落としてきた。けれど、姫は落ちなかった。
「あのさ、聞いて驚くかもだけど、俺、神の領域を超えた者だよ?」
そう言えばユリンの人はズルをしてでも同じ班になろうとする。けれど、姫には聞かなかった。
「そうですか。それがどうかしましたか?用がないのなら失礼します。」
その態度に、綾はイラついていた。
(なんでだよ…。こんなやつ、今までいなかったのに…。)
最後に、姫は一言言ってから去った。
「ありのままの自分を見せてみれば?」
呪われ姫と最強の黒鳥 @yuuriki
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