無人墓地の墓守 リルヤ(予約済み)

「……おや、随分と早かったじゃないか。あと数千年はダメかと思っていたよ」


【名称】リルヤ

【種族】死神

【性別】男性

【定住場所】エリア0-3:地下遺跡 最奥の大神殿

【強さ】★★★★☆

【武器】鎌『グットホープ』

 リルヤが常に持ち歩いている、背丈を超えるほどの鎌。

 暗黒竜の爪からできており、時折変形して槍になったり剣になったり、果ては銃にもなる。

 過去の英霊たちの技と経験が記録されており、膨大な情報から敵対者に有利になる戦闘法を引き出す。つまり武器が本体。


【特殊能力】

魂装:

 成仏していない魂や、倒した相手の魂魄を保有することができ、さらには保有する魂が生前取得していた技術を一時的に自分のものにすることができる。

 また、致命傷を負っても吸収した魂を身代わりにすることで、自身は完全再生できる。その際、失った魂の技術は使用できなくなる。

 先の戦いでストックはそれなりに減ってしまっているが、それでも魂の総量はまだ10万以上ある。


武器変形:

 鎌「グットホープ」を変形させ、装着している魂に合わせて戦い方を変幻自在に変えることができる。

 ただし、本人の能力に強化がかかるわけではないので、あまりにも取り扱いにくい武器はラグが出ることもある。


護り手:

 魂を消費して自分や仲間を回復させたり、致死ダメージの肩代わりをさせることができる。


黒竜王の偽伝令:

 新技。鎌「グットホープ」には暗黒竜の力が封じ込まれているため、竜に対して鎌を突き刺しながら命令を発すると、対象の竜は意志対抗を強いられる。

 対象の動きを鈍らせることができるが、完全に操ることまではできない。

 当たり前だが暗黒竜に対しては全く効果がないほか、神竜にも効果がない。


クロノジェネシス:

 狂った時の流れの中で生死を繰り返して覚醒した新技。

 周囲と自身の相対時間をずらすことで瞬間移動を実現することができる。

 最大出力にすると自分以外の時を止め、相手に攻撃し放題できるようになるが、発動している間は体力を極端に消耗するため、使いすぎると戦闘能力低下を招く。

 どうもまだ完全には使いこなせていないようだ。


【容姿】

 銀髪のおかっぱ男子。年齢は16歳程度で、まだ声変わりしていない男の娘。

 とはいえ、死神なので寿命はほぼないに等しく、これから先も声変わりはしない。

 上下とも黒の服とズボンを着ている。全体的に軽装なのは、ダメージを受けても平気だから。


 普段はクールでおとなしい性格。

 ただし、一度戦闘に突入すると、勝利を手にするまでただひたすら敵対者に向かっていく執念深さも併せ持つ。


 元の世界では世界有数の巨大ダンジョンに挑み、散っていった冒険者たちの墓の墓守をやっており、魂の安息の対価として生前の技術をすべて提供してもらっていた。

 中には一国の英雄クラスの魂もあり、その能力をすべて受け継いだ彼は、知る人ぞ知る無敵の人間と化している。

 それだけでなく、彼が殺害した相手の魂も容赦なく吸収し、やはり自分の強さの糧とする、仕事熱心な恐怖の死神である。


 現在は、とある任務の最中に自らがおとりとなった末に地下遺跡の奥にある特殊な空間の結界内に閉じ込められており、誰かに救出されるのを待っている。

 ただ、彼がそこにいることはほとんどの人間が知らないため、救助は絶望視されている。


台詞候補

「君が欲しいのは僕? それともこの鎌? なんてね」

「救ってくれた恩は必ず返すよ。死神だって義理人情はわかっているんだ」

「死神なのに人のぬくもりが恋しいなんて…………まったくお笑いだ」


・メタ情報

 毎度おなじみレギュラーメンバーの一人。

 エルピスさんを舞台にあげるために、逆に作者によって封印されてしまった不憫な死神である。

 元々登場させる予定はなかったが、過去作がオールスターの勢いで次々に出てきているので、急遽この子も登場を果たすこととなった。


過去のリルヤ君はこんな感じ

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889051804/episodes/1177354054889054417

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886873008/episodes/1177354054886873661


 あと、最近では短編への登場も果たした。

https://kakuyomu.jp/works/16816927861715339760/episodes/16816927861717067534


 キャラの特徴については「隠し扉の三人組」の通りであるが、自分から囮になって強引に結界内に入ってしまったせいで、救助がほぼ不可能になっている。

 その上、助けが来るまで彼は鎌に内蔵されている魂と、抱えている謎の卵に対して一人でブツブツと呟いている。

 精神崩壊一歩手前にいるため、助けた後もきちんとしたケアが必要になる。


 リルヤを救助するためには結界を解除する必要があるが、それには神竜を連れていくか、結界を解除する鍵が必要。

 ただ、鍵の方はぶっちゃけどこかで適当に入手しておけばいいので、その辺は作者様各自で考えていただければおk。


 今までの中立ユニットは利用するのに特に障害はなかったが、リルヤはかなりの戦力になる関係上「助けに行く」というステップを踏む必要がある。

 いわゆる隠しキャラと言うやつである。


 外伝を読めばわかる通り、彼がいるダンジョンは経過時間が最大1秒に付き10日という恐ろしい速さで進んでいくので、何も対策をしていないとミイラになって死ぬ。

 スミトに対抗術式をかけてもらうのが現実的な解となるだろう。

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