守護竜アプサラス

「花のお世話はおばあちゃんの趣味みたいなものだからねぇ。人のお世話よりよ~っぽど簡単なんよ」


【名称】守護竜アプサラス

【種族】風竜

【性別】女性

【定住場所】エリア8-2:アプサラスの保護区

【強さ】★★★★☆

【武器】真空のブレス

 いわゆるソニックブームと呼ばれる現象で、竜種の中でもかなり広範囲にブレスの被害が及ぶ。

 ただし距離減衰が著しいため、射程が遠くなると露骨に威力が下がるのが欠点。


【特殊能力】

空間一体化:

 自身の身体を空気に溶け込ませることで、姿を隠せるほか、あらゆる攻撃を回避することができるようになる。溶け込んでいる間は攻撃ができない。


絶滅の空域:

 あたり一帯の空気を真空にすることで、範囲内の生物は呼吸ができなくなって死亡する。たとえ竜であっても、気圏外活動能力を持っていなければ窒息で死ねる。

 ただし、その性質上呼吸に頼らない物体には効果がない。


セイレーンのつんざき:

 人間の耳には聞こえない超音波を浴びせて、敵対者を内部から崩壊させる。

 こちらは打って変わって硬い敵や機械類などに強く、共振現象により金属を破壊するほか、生物であれば脳に直接損傷がいく。

 結界などで威力の軽減が可能。


王冠颪:

 成層圏まで舞い上がり、宇宙ギリギリの非常に冷たい空気を地上に叩きつける。

 冷気属性攻撃で、寒さに弱い敵に対しては絶大な効果を持っている。


飽き性:

 興味の移ろいが激しく、よっぽどの危機にならない限り、途中で物事を投げ出してしまう悪い癖がある。


竜化:

 体力が半分以下になると人の姿から、体長30メートル以上の翼竜ワイバーンの姿になる。

 翼で羽ばたくだけでも気流が乱れ、竜巻が発生するほか、ブレスの距離減衰がなくなる。


【容姿】

 ウェーブがかった銀色の髪の毛をなびかせた、おっとりとした見た目の女性。

 ちょっとだけ透けている緑のワンピースを着用していて、強い風が吹くと履いているカボチャパンツが丸見えになる。


 太古の時代から生きている竜の一人で、大昔から翼人たちの守護神としてあがめられてきた。人竜戦役でも真っ先に人間に味方し、敵対する竜たちを葬っていたが、反撃の際にも加わらなかったので、人間側の竜からもあまりいい目で見られていない。

 アプサラスはあくまで自分の家を守ることにしか興味がないのである。


 現在は主にオゾン層付近でのんびり漂っており、気ままに宇宙遊泳をして過ごしている。

 アプサラスの保護区は彼女が持っている花畑であり、時々花の世話をするために上空から降りてくることがある。


 かなり若く見えるがかなりの年数を生きており、しゃべり方が老人っぽい。自分のことをおばあちゃんと称している。

 人間に対して非常に友好的で、いいひと相手にはおしゃべりをして、悪い人だとちゃんと叱ってくれる。

 頼めばいろいろ手伝ってくれるのだが…………風竜は非常に飽き性なことで知られており、彼女もまた御多分に漏れず飽きっぽい性格をしている。そのため、手伝いの途中でも躊躇なくほっぽらかして帰ってしまうこともあるのが難点。

 彼女以外の風竜も、この世界に飽きたという理由で、大戦争の前から次々に旅立っていった。

 異世界に渡る術を発明したのも風竜たちで、戦いを嫌った竜たちは風竜たちから教えてもらった術でほかの住みやすい世界へと移住していったのであった。



台詞候補

「若く見えるでしょう? 風竜は見た目を自在に変えられるのよ」

「守護竜なんてたいそうな呼び名、おばあちゃんには似合わないと思うんだけどもねぇ」

「おばあちゃんは飽きたから帰るわね」


・メタ情報

 竜の中立ユニット、守護竜アプサラス。

 まずキャラクターで見た場合、人間に非常に友好的で特に深く考えずとも仲良くなることはできる。

 利用手段は主に瞬間移動で、某クレイジータクシーでは行くとき辛いような場所に、風に乗せて運んでくれるほか、何なら着陸した場所の敵を一掃してくれる。

 そのほかにもおばあちゃんの知恵で、分からないことを色々教えてくれたりするのだが、その反面非常に飽きっぽく、時間がかかることは途中で飽きて投げ出すこともある。その辺のさじ加減は利用する作者様におまかせ。


 戦いに関しては、非常に広い範囲に防ぎにくい攻撃をお見舞いするので、雑魚散らしから強敵戦までどんなシチュエーションでも有用なのだが、エリア8以外での戦いはあまり乗り気にならないので、説得か何か見返りを渡すことも考えるべき。

 ただ、それ以上に注意しなければならないのはアプサラスの攻撃は、敵味方両方に被害が及ぶ攻撃が多く、アプサラスだけに戦ってもらった方が安全なことが多い。

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