ネット声優のギャラ、1文字1円は安いのか高いのか問題

ちんぽ先生

ネット声優のギャラ、1文字1円は安いのか高いのか問題

インターネットで活動しているいわゆるネット声優のギャラは多くの場合、喋るセリフ1文字いくらや、1セリフあたりいくらといった方式で計算される。1セリフあたりいくらというのは、カギ括弧でくくられたセリフを1つと数える、という意味。カギ括弧の中の文字数が多くても、カウントは1つ。ともかく、今回はセリフ1文字いくら方式に焦点を当て、セリフ1文字あたり1円としたとき、果たして報酬が高いのか安いのか気になったので考察してみたい。

大抵の職種と同じく時給換算にしたときいくらになるだろう。

アナウンサーが原稿を読む速さは1分間に300文字~350文字ぐらいといわれる。60分だと18000文字~21000文字ということになる。原稿すべてがセリフで、1文字1円なら最大で2.1万円前後が最大値の時給ということになる。

しかし、原稿を1回しか読まないということはないだろうから、黙読1回、練習1回、本番1回の計3回喋ることとする。速度はもちろん300文字~350文字のあいだ。

これで計算すると、最大値7000円、1時間あたり6000~7000円のレンジになった。原稿すべてが自分が喋らなければならないセリフ文ということはまずないだろうから、1~5割ぐらいは地の文が混ざっているとする。

すると、最大値が6300円になり、3000円~6300円のレンジ。平均値は4650円の時給になった。

ほかにも、声を収録するまでに準備するための時間が必要かもしれないが、サラリーマンだろうがなんだろうが準備時間は大抵の場合には時給換算に含まれないことが常のため、ネット声優の場合も同様に含まないものとする。



というわけで、1文字1円なら、時給換算3000円~6300円。平均値4650円。1文字1円でも、結構いい時給だということがわかった。

1日に8時間働き、月に20時間働くとすると、年収換算では、576万円~1210万円。平均値は893万円だった。


1文字3円なら、時給換算9000円~18900円、平均値は13950円。

1日に8時間働き、月に20時間働くとすると、年収換算では、1728万円~3629万円のレンジ。平均値は2679万円でした。


総括

セリフ1文字1円でもかなりいい報酬。1文字3円なら医者や弁護士の平均年収をぶっちぎる。1文字4円なら失禁不可避なレベルだということがわかりました。

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ネット声優のギャラ、1文字1円は安いのか高いのか問題 ちんぽ先生 @chinpo-sensei

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