金刀比羅宮の白虎は消えた

東京都港区。
退職することになった主人公は、東京タワーである男の子と出会う。

「とらがいるんです」

その謎の発言から、彼女は金刀比羅宮の銅鳥居に、方角を司る四神が彫刻されていることを知る。
ところが、彼女が銅鳥居の前に行くと、虎の彫刻がなくなっていて……

実在の地理で織り成すファンタジー。
いつも通うところの路地に入り込んだら、その先は異世界かもしれない。そんなワクワクするようなお話です!