黒き森の鎮魂歌解説

 もともとの意図は長編小説「ゼダの紋章」の先行パイロット版として世界観の一部を切り取って読ませて反応をみるというものです。

 ラストの種明かしとして偽典編纂事業を終えたディーンが手慰みと自分たちの戦争時代を少しでも分かって貰おうという意図のもとで書いた劇中劇作品であり、エピローグにいきなり出てくる人たちは「ゼダの紋章」からのゲストであり、「黒き森の鎮魂歌」に登場する人物たちのモデルです。

 「黒き森の鎮魂歌」の主人公マリオン・ウルフ中佐は「ゼダの紋章」の終盤と後日譚に本格的に登場するマイオドール・ウルベイン中佐そのものです。

 そのものですからね。

 つーか、最重要人物の一人です。

 つまり、マリオン・ウルフは悪意ある偽名としてマイオがかつて名乗った名であり大尉で、「黒き森の鎮魂歌」では両親の愛情ですが「ゼダの紋章」では悪意ある命名権者の嫌がらせです。

 何故、「ゼダの紋章」でマイオの活躍が終盤になるかというと、土方雷蔵とファンダール改カネミツ型初番機の《雷》がお子様レベルという程、ぶっちぎりに強くてマイオとその愛機が本格的に活躍すると「物語が終わってしまう」からであり、その前にちょいちょい登場します。

 黒騎士隊のモデルは新撰組なのだとすぐ分かるように、マリオン・ウルフというのも土方歳三ですが、マリオン・ウルフは二代目土方歳三であり、父、土方敬介が初代土方歳三という趣向で、新撰組副長の土方歳三と山南敬介の名前をわざとくっつけている。

 他の隊員たちも大体、新撰組由来にしアロイスは沖田総士であり、愛機たるファンダール改カネミツ型零番機改の《菊》で通称は沖田の佩刀だけど山南敬介切腹時の介錯でしか使ってない「菊一文字」です。

 もともとアロイスは毒食らって徐々に衰弱死してく予定だったのですが、作者のワガママで健康体で子供残せるまま逐電した。

 つまり沖田をモデルにしといてまんまと逃げ切った山南敬介です。

 劇中に話だけ登場する「ペンタゴナの戦い」とは「五稜郭の戦い」であり、土方敬介の場合は生き残りの壬生狼たちを率いて新政府軍に対抗し、最終的に彼等を根負けさせてしまう。

 イド政府というのが江戸幕府であり、モノノフ政権からミカドの直接統治帝国体制への転換の中で、土方敬介はモノノフとはかくあるべしと新政府軍に見せつけた上で、ミカドの寵愛から皇国への留学と派遣武官を命じられ海を渡ります。

 山崎徹、兼光四郎次郎(四郎次郎というのは家康の腹心で政商茶屋四郎次郎から拝借)同様の「はみ出し者」として西洋世界に赴いた土方敬介は現地で妻を娶り、西洋式の戦術戦略論を身につけてセナーリア(ゼダの紋章ではセナで要するに中国)とハポネス(幸福の国という意味でのハピネスを文字ったゼダの紋章世界でのハポン。要するに日本)の戦争という「日清戦争」を調停するために大佐として帰国し、戦前交渉役としてセナーリアにミカドの意向を受けて乗り込み、日清戦争を回避させます。

 つまり、列強帝国主義が西方世界ではより深刻になっていて東方世界まで巻き込もうとしており、両国が争うことは西方世界への依存を強め、弱体化しようものなら植民地化されるという危機論を主張してなるほどと唸らせる。

 それがいつの話かは実は伏せてありごく最近の話のようですが3年前です。

 両国内の主戦強硬派というのも軍閥であり、つまりはまだ戦争に懲りていないヤツらが係争地(名前を設定していませんが早い話、台湾です)を巡って衝突しようとしていて、そんなものに本国が付き合わされたら経済的に混乱してつけ込まれる隙になってしまう。

 逆に西方世界の彼等こそが列強帝国主義に毒されているので、逆方向に舵を切って西方世界の技術や文明を取り込んで、産業革命で富国強兵策を推し進めて国内改革をすすめ、列強に武器を売り彼等の力を相対的に弱めていき、世界戦略の主導権を東方世界が握るべきだと土方敬介は主張し、最終的にそれがセナーリアとハポネスにとり最高の策だろうとなります。

 こうして日清戦争を回避した土方敬介少将(戦争回避の功績で昇進)はセナーリア、ハポネスで戦いたい連中は西方世界に派遣するからそっちで好きなだけ暴れて来い、晴れて帰ってきたら俺みたいに破格の出世するぞと焚きつけて主戦強硬論者たちに前例としての自分を示します。

 利や欲得が動機の者たちはその誘いにまんまと引っ掛かる。

 西方世界では「理性無き戦争」になろうとしていて食うか食われるか、殺すか殺されるかの凄惨な大量殺戮戦争に突入していく・・・のをエウロペアの中枢で無類の人誑し土方雷蔵が止めます。

 つまり派遣されて行ったはいいが土方敬介の分身みたいなヤツが大国仕切ってましたというオチ。

 この物語におけるライバル機体であるファンダール改カネミツ型の原型機たる魁とPSWことプリンセススノーホワイトは古き時代の象徴と、新しき時代の象徴であり、厳密には騎士じゃないメイフェリアの最高傑作PSWは多脚式戦車の雛形であり、搭載火器こそ未成熟ですが、いずれは戦争の主役となっていく存在です。

 つまりはただ勝つ為、相手を殺すための獰猛さを持った怪物であり、機体重量を支える牽引アンカーを飛び道具にしたり、トゥルーパーを宙づりにして落下させて搭乗者を殺し、蜘蛛型変形時の尻尾にテイルランスを持ちこれが最強の武器としてトゥルーパーの装甲を容易く貫通するクモとサソリをモチーフにした怪物でその戦いに名誉などなにもあったものではない。

 で、それと似たようなシロモノは「ゼダの紋章」に出てきます。

 対してメイフェリアの誤解のもととなったのはカネミツ型の数の誤認と設計思想の誤認だった。

 つまり、初番機から漆番機までの7機ではなくアロイスの専用機たる零番機改の存在を失念していて8機あった。

 うち《百鬼》は情報戦特化型の偵察仕様機です。

 その名の由来も「百鬼夜行」で特技は「流言飛語」という「ありもしないものをでっちあげる」というもの。

 幾つか伏線はあり、御前試合で《冥王》ダイモス・グレイヒルと土方敬介は初めて使ったティアローテの機体特性であるグライダー能力というのに着目し、感想戦においてこれを進化させたならトゥルーパーは陸戦兵器から航空機になるのではないかという着想を得ていた。

 既に魁カネミツ型さえ旧式兵器だと考えていた土方敬介は次世代機への設計案としてファンダール改カネミツ型で色々と試していた。

 殊に試作機だった零番機はファンダール改カネミツ型のベースであり、アロイスという優秀な搭乗者を得てからは零番機改という飛行変形タイプに改良されていた。

 冒頭が冬期であり、空戦が不可能という天候上の理由で、剣聖とされながら主力として活躍出来ないことにアロイスは苛立っていた。

 ストレスを食欲で発散させるが体質的に太らないアロイスが暴走するのも黒騎士隊士たちは無理もないと考えていた。

 そしてアロイスの葛藤と苛立ち。

 自分からシーラ・ファルメを奪っておきながらマリオン・ウルフは煮え切らない態度を続けている(んじゃないのですが。後述)。

 いっそマリオンが不慮の死やら不治の病を得たなら、シーラは思い直して自分の方を向いてくれるかも知れない。

 それでランツァー工房制圧中に発見したPSWと毒入りケーキを使った一計を画策した。

 食べたと嘘をついたが綺麗に切り取って甘い物に目の無いマリオンに食べさせようと謀るが、メイフェリアに発見されてしまい慌ててクリームを舐めてすぐに吐き出した。

 舌を噛み鮮血をしたたらせたアロイスはメイフェリアに罪悪感を植え付け、嘘を教え、殺さなければ殺されると心理的に追い込み、秘密兵器をマリオンにぶつけさせようと謀る。

 そんなことを知らず、雪中行軍など自分の仕事に忙殺されていたマリオンはPSWとの交戦でこれがメイフェリアの言う決闘だったのかとようやく悟る。

 悟ってからのマリオンは戦場の鬼となります。

 つまり、精鋭部隊黒騎士隊に被害者を出さず、ラムダの東部方面軍部隊に黒騎士隊章をつけさせてバケモノ退治に夢中にさせ、気が付いたら雪だるま式にPSWの被害者が一個大隊に膨れ上がっていた。

 敵陣営である連邦遊撃騎士団とランツァー工房をちゃっかり味方につけ、腹心サトル・ヤマサキの支隊には偽戦に使うティアローテの修理と慣熟を指示していた。

 そしてマリオンの愛機である《雷》の名は本名の雷蔵に由来するのでなく、フル装備状態の切り札である機体放電能力たる《雷光剣》だった。

 土方敬介は祖先である源雷王頼光(源頼光は実在します。ググろう)に由来した土蜘蛛退治のエピソードを近代戦に再現させ、PSWを損壊させる。

 そして黒騎士隊はマリーベル・ロイハンターら連邦遊撃騎士団のオペレーションオケハザマに手を貸し、自分たちを捨て駒にしていたラムダ・エゼルローテ打倒を支援する。

 一方、アロイス・エルメロイの《氷の貴公子》の二つ名の由来は敵とした相手に容赦しない冷徹さと、高貴を思わせる洗練された優雅にして残酷な剣術に由来していたと「黒き森の鎮魂歌」本編中はなってますが、「ゼダの紋章」ではアロイスのモデルである天才騎士アリオン・フェレメイフの剣聖名でその名の由来も明白ですし、アリオンもエピローグに登場する人物の一人ですが、誰かは教えません。

 それもその筈であり、アロイスの本名はアロイス・ハルマイトでありお家騒動で連邦を追われ、皇国に亡命した父の連れ子であり、素性を隠すためにエルメロイと名乗っていたというのが前編。

 その事実を知っていたのはアロイス親子を保護したロベルタリアに領地持つ二つの侯爵家関係者である土方敬介、雷蔵親子やアロイスの実姉シーラ・ファルメといった人物たちであった。

 アロイスとメイフェリアは共通の敵だと思っていたマリオン・ウルフを酷く誤解しており、エウロペアの宝としての二人を保護し、妙な方向に行きかけている世界史をリセットするというのが父に委ねられた本当の役割だった。

 ラムダ・エゼルローテが倒され、皇国東征軍が敗退し、ウェリントンで戦勝パレードしてたカルローゼ・フェラリオ連邦軍統括の暗殺作戦をアロイスとメイフェリアは遂行する。

 もともとはハルマイト家のお家騒動もカルローゼの謀略に端を発しており、二人にとっての仇とはカルローゼだった。

 衆人環視の中、PSWでカルローゼを死体にしたフェルメイアは共に戦ってきたPSWを誰のものにもしないために自爆させる。

 そして、アロイスの菊一文字にて二人は敬介の待つ東方世界へと向けて大空に飛び去るのだった・・・といきたいところが、何処かお馬鹿なアロイスは菊一文字が単座機だというのをうっかり忘れていましたというオチ。

 お姫様だっこして・・・とか一瞬考えましたが、超絶天才技術者メイフェリアは「自分で座る席ぐらい自分で作るわよ」てな具合で、ライゾーを笑えないほどアロイスものちに姉さん女房となるメイフェリアの尻に敷かれていた。

 てな、話であり、戦争とは複雑な利害関係の衝突であり、誰かが死んでまで得なければならない成果などないし、それを分かった上で女皇戦争を戦い抜いたディーンは敵陣営以外の主要登場人物の誰一人殺すつもりはなかった。

 当初の構想段階においてはアロイスとメイフェリアの悲恋と悲劇にしようと考えていて、実際に冒頭部分においてマリオン・ウルフはアロイスは死んだと思い込んでいる。

 これは劇中劇作者ベルカ・トラインことディーンと実際の作者であるボク自身に共通し、当初の構想と実際の内容はどんどん離れて行きました。

 人の戦争の歴史とはPSWのような怪物を次々に歴史に登場させていってしまい、憎しみ無き殺し合いの連鎖になっていく。

 人の共食いの歴史とそれを止め、善意ある人々の相互理解と融和により新時代を作ろうというのが正に「ゼダの紋章」であり、トゥルーパーは真戦兵と呼び換えられているものの、「ゼダの紋章」の主人公であるディーンが何を考えて「黒き森の鎮魂歌」を書く気になったかをマイオは問いただしつつ、「ゼダの紋章」のヒロインの一人であるルイスとそれに続いたディーンの死というところで止めています。

 そもそもマイオもディーンも70、80の老人たちであり、彼等が駆け抜けた戦争の時代とは半世紀前の出来事であり、エピローグは女皇戦争エウロペア革命史の最終章です。

 そして「ゼダの紋章」という物語の核たる決定的登場人物を二人欠いているのは30年前に二人とも死んでいるからです。

 「黒き森の鎮魂歌」のエピローグよりも30年も前に亡くなった友人たちと余命宣告された愛妻ルイスへの鎮魂歌こそが「黒き森の鎮魂歌」に込められた大きな仕事を成し遂げたディーンの寂しさと真意だった。

 黒き森も「ゼダの紋章」においては「黒き森の鎮魂歌」に登場する猛毒ナノ粒子の蔓延する死の森であり、そこで戦うどころか人が入れない場所でしたが、ディーンたちの戦いの結果として再生の象徴に生まれ変わっている。

 そして実際にマイオドール中佐の率いた黒騎士隊はフェリオ連邦領内で戦いますが、黒き森に近付いたことすらなく、フェリオ遊撃騎士団と交戦したもののコテンパンにやられていたし、挙げ句に共闘していますが戦った相手はもっとエゲツない。

 PSWというのも「ゼダの紋章」ではもっと醜悪な悪意に満ちた怪物と人の善意を体現する小さき勇者です。

 たまたまなのですが、プリンセススノーホワイトの略称PSWとはかつての私の職業の略称でもあった。

 そんなところに偶然の持つ皮肉を感じつつ、残酷なる童話として「黒き森の鎮魂歌」を楽しんで頂けたのであれば、「ゼダの紋章」の更なる複雑な世界観と膨大な登場人物たちの織りなす人間ドラマを楽しんで頂けるのではないかと思った次第です。

 で、劇中では描くべきかそうでないか迷ったのが、冒頭とラストでマリオン・ウルフから土方雷蔵となる男の頭を占めている憂鬱さの正体について。

 一言で言い表すとマリオンは婚約者シーラ・ファルメの尻に敷かれていて、アロイスが亡くなったことへの感傷だと言い張ってますが、そうじゃなくて直情的で無鉄砲なアロイスが死ぬのをうっかり許してしまったことへのシーラへの言い訳にとても悩んでいた。

 ラストで判明する通り、アロイスはアロイスでしたたかなヤツですし、実のお姉ちゃんというのも描いてないだけで、相当性格悪いので「27歳の良家の美人なのに行き遅れている」。

 前半の最後で判明する通りアロイスの生家ハルマイト家というのは一筋縄でいかない厄介な性分で、ほっとくとなにしでかすかわかんないし滅茶苦茶計算高い。

 ハルマイト家に連なるクレメンタイン、アロイス、ボロディン、メイフェリアは「自分の死を皇国王家に高く恩として売る」、「鬱屈してたかと思えば逃げ出す算段練ってた」、「戦争で焼け太って会社デカくする」、「やりたいことをやるだけやったら死んだフリしてトンズラ」とすんげぇ身勝手。

 「危ないモノを作ったメイフェリアの証拠を隠滅」し、「可愛い娘を死なせない手段を講じ」、「ボロディンに後を譲って会長職あたりでウハウハ」とかいうユベールだって相当。

 「尻に敷く夫をエウロペアの中枢にする」というシーラについても察してください。

 そして、黒き森の野営地を確認した黒騎士隊の幹部たちは、さてはアロイスとメイフェリアはカルローゼ・フェラリオを殺すだけでなく、なんかやらかしたと確認します。

 どっか抜けてるのは偽装の証拠が偵察に苦労した広大な黒き森の片隅にひとかたまり。

 バレバレもいいとこなのに頼みの副隊長マリオンは青い顔して一人でブツブツ言ってて切れ者ぶりはどこに行ってしまったのかという程使い物になどなりゃしないと呆れ果てる。

 真相を知ってるのにナイショにしちゃうし嘘つきのダイモスと敗戦国の責任だとかヌかしてちゃっかり新国王になっちゃうお兄さん(ウィルバー=トルバドール・カロリック少将)とかだってやっぱりしたたか。

 そして、アロイス、マリオン、イシュタールを喪失した(してません。アロイスだけ勝手に出てった)黒騎士隊も「マクデルバーグの戦い」を通じて新隊長は温情派で仲間想いのゲンガー、副隊長は卒のない切れ者で良識的なファウストにしちゃいます。

 個性派集団で一筋縄で行かない皆を纏める役はそんなカンジにしちゃえってなもんです。

 最初から逆だったら茶番だとはいえイシュタールとサンローなんかソッコーでぶっ倒してたのにゲンガーの階級が妙に低すぎた。

 ぶっちゃけると描いていないだけで、ラムダ中将に逆らって北部方面軍にトバされていた優秀な指揮官ゲンガーは「ラムダから干されていてイシュタールにもどうにもならんほど嫌われていた」という話。

 その顛末を知ってたラムダの腹心たちは敗戦処理の功績で一個上がったゲンガー中尉が「中佐で新隊長になるのを妥当だとみなして反対しなかった」って訳でした。

 そんな訳で引き続き「ゼダの紋章」もご愛顧ください。


《お詫びと訂正》

 最初の設定のマリオン・ウルフの年齢が28歳となってましたが、よく考えたらお姉ちゃんが二人居て父、土方敬介が皇国に来たのが20数年前なので計算が合わないやとなりまして、26歳に訂正しました。

 また土方敬介の年齢も52歳に。

 「ペンタゴナの戦い」と渡欧、結婚と緊急帰国から「全部足すと大体30年ぐらい経ってました」ならギリギリ辻褄が合うかなと。

 ファンダール改開発計画自体は7年前からで良く、零番機改(零式)と疾風の機体完成正式採用が3年ほど前で緊急帰国もその時期ならまぁ。

 そもそも数日で書いたので細かいとこまで確認してなかったです。

 申し訳ありませんでした。


永井文治朗

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黒き森の鎮魂歌 永井 文治朗 @dy0524

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