まずは完走、お疲れ様でした。
内容が濃密な群像劇で、結構社会的な視点を交えつつ、さらには文学的なリスペクト要素(たぶん私は9割くらい気づけていない気がします。特に和歌要素。)を盛り込んだ長編。ものすごく身体的な力と、それから精神的な力のどちらもを精一杯使ったろうなと思います。
それから、カクヨムコンの読者選考の時期を過ぎてから読み始め、さらに超ゆっくり読み進めて申し訳なかったです。(最初の応援コメントは2月。第二話にしていました。そして今は4月中旬。本当に遅い……)でも、「一気に読めない=面白くない」ではないので、許してください。
文学的な要素はあまり理解できていなくとも、わたしはわたしの立場でこの作品を心から楽しめたと思っています。そのあたりは、本当に羽間さんの力量と、なにより熱意だと思っています。
それから、うまく伝えられるかどうかわかりませんが、羽間さんが観てきた世界が、この小説を生み出したのかなと感じました。"意図的に製造された小説"ではないと書けば伝わるでしょうか。
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ようやく作品全体の感想を書きたいと思います。
まずは、キャラクター全員が現実の延長線にいそうと思いました。
わたしが解説をする必要はないですが、小説には「絶対に現実にいないであろうキャラクターが活躍する話」と、「現実の延長線上にいるかもしれないキャラクターが活躍する話」があります。勿論、既にそれらを表す専門用語はあると思いますが。。
理由はわかりませんが、どちらかというと、わたしは前者のほうが好みです。「これは小説の中の話だよ。賢明な読者諸君。」と語りかけられているほうが、なんとなく好き。
で、『さよならと問う』は後者にあたります。
ですが、この作品はとても面白かったです。面白かったというより、私の心をつくるピースになったと記載した方が適切かもしれません。
読書をしている2月から4月にかけて、
「もしかすると、彼や彼女のような人が、この電車に一緒に乗っているのかもしれない」と想像する体験が何回もありました。
小説自体も面白かったのですが、この体験がとても面白かったのです。
(これは羽間さんのこと/羽間さんの小説をメチャクチャ褒めてるのですが、伝わるでしょうか)
それから、もう一つ。
キャラクターが全員不器用と感じました。朝陽に関してもです。彼女は沢山の人の心のウジウジした部分を解放させたがる性格を持っていますが、それこそが彼女の一つの弱みにもなり得るだろうなと勝手に妄想しています。不器用なだけではなく、小夜や晃太郎は、元来傲慢なのかな。。とかも思ったり。。。
それぞれのキャラクターが、たくさんの視点で描かれているからだと思いますが、単純に「誰々がいいキャラ」「誰々と仲良くなりたい」だけで終わるような作品ではなかったのが、とても面白かったです。
とにかく、インターネットでこのような読書体験をできるとは思っていませんでした。
本当にありがとうございます。
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最後に。
一つだけ教えて下さい。
「羽間さんの中で、この小説を書く前と、書き上げた後では、何が変わりましたか」
作者からの返信
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
明るく楽しい恋愛の話ばかりではなかったですけど、熱く見守ってくださって嬉しかったです。感情移入してもらえるキャラになっているのは、何よりの幸せです。
群像劇を書こうと思い立ったのは数年前、第1章の大まかな流れやラストの構想はできていました。なかなか書けなかった物語を完成させるため、カクヨムコンに参戦することを決めました。締切と応援の力がなければ、完結できなかったのではないかと思います。平日は書く時間がなかなか取れず、早起きして出勤前に書く日々を送りました。そういう意味では、体力の負担がかなり掛かっていたかもしれません。
読むペースは人それぞれですから、時間をかけて大切に読んでいただけたことは本当にありがたかったです。楽しそうに読んでもらえているんだろうなと感じていましたよ。
この小説を書く前の気持ちは、時間が経ちすぎて覚えていないのですが、再び書き始めたときは「恋愛の綺麗な部分以外もしっかり書こう」という意識が強かったです。振った側である朔磨が苦しむ様子や、忘れたい過去を増やしていく月華は、この物語に欠かせませんから。書き上げた後は「人は苦しいときに文学の力を借りずにはいられないのだ」と強く実感しました。引用する一節がたくさん増えていたことに、完結後は驚かされました。
美しく円満に纏まらない作品を描きたいと常に思っているのですが、ついつい纏めてしまいます。甘いなーとしばしば苦笑いを浮かべる作者その1^^;(笑)そう都合良くは纏まらない、若く瑞々しい彼ら。ラストのタバコの苦味がなんとも魅力的でした。
それぞれの登場人物の個性と、彼らなりの真剣な葛藤の末に選択していくもの、その先に待っているもの。甘さばかりではないままならなさ、不快感、後味の悪さ。人を愛したいという欲求。それがどうにもうまく伝わらないねじれ。青春期にしたたかに味わう複雑な感情がぎっしりと詰まった、この上なくリアルな手触りの物語だと感じました。
ずしりとした読み応えのある群像劇、堪能させていただきました!
作者からの返信
応援コメントと素晴らしいレビューをありがとうございました(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”
自分の書くキャラには、幸せになってもらいたいもの。ついつい纏めてしまう作者その2です。しかし、本作ばかりは心を鬼にして、初期の構想を貫きました(๑•̀ㅁ•́๑)✧
本作は綺麗な恋の思い出だけではなく、時間を巻き戻せない苦しさも詰め込んでいます。呼吸することがつらくなるほどの痛みを、煙草の苦さで表現できていたら良いなぁと感じております。私が書こうとしたものをaoiaoiさまが全て言葉にしてくださっているのが、本当に嬉しいです。
本音を隠して遠慮してしまったり、誰よりも愛されたいのに自分から傷ついてしまったりするような不器用な登場人物達。もどかしい彼らに愛想をつかすことなく、物語を最後まで見届けてくださり、心より深くお礼申し上げます! こちらこそ、改めて書いて良かったと思えました!
朔磨の視点も知ると、また冒頭の見えかたが変わっていいですね。しみじみ堪能させていただきました。重厚さもありながら心に沁みる素敵な群像劇でした。完結おめでとうございます。
作者からの返信
連載を始めた当初は、10万字に届くのかどうか分からないほど先の見えない状態でした。そのような中で刻露さまからいただいたレビューから、何度も力をいただきました。酸いも甘いも、苦味さえ噛みしめて。高校生とは異なる、大学生ならではの恋愛を描ききれていたら嬉しいです。
また小夜視点を読み直したら、一周目と異なる読みができるのではないかなと思っています❀.(*´ω`*)❀.
この群像劇を最後まで見届けてくださり、ありがとうございました!
はぁー、堪能しました……
深くて深くて、簡単に言葉にはできない作品ですねこれは……!
まず群像劇を描くというのは本当に難しいことだと私は思っていて(何度も挑戦して夢破れる)、それを真正面から描き切ったことが素晴らしい! そしてキャラの掘り下げも秀抜で、「きっとどこかに生きている」キャラクタになってると思います。どのキャラもいいところと弱点があって(とくに月華とさっくんは拗らせてる)、そこがまた愛おしいんです。
私はある意味でこの物語を動かしたとも言える、さっくんと月華を推したいですね。もちろん小夜から見れば悪鬼の如くのさっくんですけども、タイミングが違ったらという誰の人生にもあるようなところが、ままならなくて好きです!
それぞれの人生が交錯して、最終的には一本の道になるわけですが、その過程が大切なんだよなぁと思わせてくれたのがこの作品でした。
おっさんになってこそわかる「若い」という特権というか勢いというか、そういうのが余すところなく描かれているまさに「青春群像劇」、素晴らしかったです!
作者からの返信
少しずつ灯されていく応援ボタンに、ちょうどあのくだりで一喜一憂されているのではないかと予想しておりました。お忙しい中、本作に足を運んでくださり、誠にありがとうございました!
構想は数年前からできていたのですが、群像劇やキャラの書き分けがかなり大変で、完成するまで長い月日を費やしました。この物語の成功の鍵は朔磨と月華です。彼らをいかに気になるキャラにするか、随所で苦戦しましたね。そんな二人を推したいとおっしゃっていただけて、奮闘したかいがありました。
うまく生きられない若者らしさや、学生ならではの勢いなどを詰め込んだつもりでした。描きたい青春群像劇が再現できていたことを知り、感激が止まりません! こちらこそ最後まで不器用な小夜達を見守っていただけて、心よりお礼申し上げます!
完結おめでとうございました!
ラストの余韻、すごく素敵です。
まさに群像劇でした。各人物を中から外から、視点や角度を変えて何度も丁寧に見つめ、それぞれが抱えているものの形が明らかになっていく……読んでいて、視点が変わるごとに人物達に対して何度も新たな発見をし、同じ人物に対して色んな感情や印象を抱きました。その驚きが、なんとも心地よかったです。
是非とも紙で欲しい作品です。気の向くままにいろんなページから読み始め、行きつ戻りつしながら何度も読む。そうやって深く読み込んでいきたい。。
自分の、日本文学に対する学の無さが悔しいです(><;) 知識がなくても読めるけど、知識があったらもっと深く楽しめるに違いない! と思いながら読んでおりました。
登場人物の名前ひとつとっても夜、日光、朔……とひとりひとりすごく素敵なのだから、本文中から(文学関係に限らず)自分が汲めていない意図はきっとたくさんあるのだと思います。そのことを悔しく思いつつ、これからそれらを味わう楽しみが自分には残されているのだと、ちょっとワクワクしてもいます。
とても胸に残る小説でした。読めてよかったです。ありがとうございました!
作者からの返信
数年前から温めてきた構想は、朔磨からメリークリスマスと言われた小夜がぎこちなく挨拶を返す内容でした。ラストの変更によって、また読み返したくなる」余韻を生み出すことができていたら良いなと感じています。
主要な登場人物の名前のこだわりに気づいていただけたこと、紙で欲しいと願ってくださること、そして汲めていない意図を楽しむ余地があると感じてもらえたこと……
そして、読めてよかったと、おっしゃってもらえたことは最高の褒め言葉です。綺麗な恋愛ばかりではありませんでしたが、心に響く物語になっていたら嬉しいです。
小夜達の物語を最後まで見届けてくださり、ありがとうございました!
たくさんの方がコメントされていて、言い尽くされているようなので、わたしは一言だけ。
面白かったです。
作者からの返信
甘くない大学生ならではの恋を書こうと思い立ったのが数年前でした。なんとか形にすることができたこと、読者の皆さまから応援していただけることは、本当に幸せです。面白かったとコメントしてくださり、励みになりました。
最後までお付き合いくださいまして、誠にありがとうございました!
羽間彗様
完結おめでとうございます!
本当に難しい題材で、読み応えのある作品でした。とても複雑な感情を丁寧に、色々な角度から描かれていて。どの子も一生懸命に生きているんだなと思いました。
そう、登場人物たちが、今どこかで生きているようなそんな感覚になった作品でした。とても素敵な作品を読むことができて嬉しかったです。
お疲れ様でした。
作者からの返信
長編執筆でお忙しい中、連載を追ってくださいまして誠にありがとうございました!
小夜の恋から幕が上がる群像劇。そんなアイデアを形にするまで、かなりの年月を費やしました。カクコン8に参加する目標を立てなければ、自力で完結することはできなかったかもしれません。それほど難しい題材でしたね。
連載中にいただいた応援の声が、とても力になりました。
自分の描きたかったものを肯定してもらえて、頑張ったかいがありました。足掻く彼らに素晴らしいレビューを寄せてくださり、心より深く感謝申し上げます❀.(*´ω`*)❀.
遅ればせながら、完結おめでとうございます!
筆力に魅せられ小夜さんの想いに震えるところから始まり……それ以上の、行動と感情と人物が幾重にも折重ねられながら収束していく物語に、低音が体に響く楽曲を聴いているようでした。始めに小夜さんに移入してしまったこともあって、最後の、朔磨さん視点でもやはり初めの頃の気持ちを思い出してはしまいましたが……でも、それもまた一つの完成された形なのかなと思います。月華さんには共に辛さを感じ、私は大いに女の子寄りになってしまうのだとは思いますが。それでも最後に、小夜さんに対する朔磨さんの思いを感じ取れ、しみじみとしました。ありがとうございました。執筆お疲れ様でした!
作者からの返信
筆力に魅せられと、応援コメントの冒頭から嬉しい思いでいっぱいです。本作は序盤に小夜の共感をいかに集めるか、ということを大切にしました。小夜に感情移入すればするほど、第4話の衝撃が大きくなりますから。
最終章でも心揺さぶられる話になっていれば、切ない群像劇に挑んだかいがあったと感じています。
糖度高めの恋愛ばかりではなかったものの、読んで良かったと感じていただけたらありがたいです。
小夜達の行く末を最後まで見届けてくださり、心より深く感謝申し上げます!
完結おめでとうございます!!!そして本当にお疲れさまでした!!
最初に小夜ちゃんが振られてしまうところから始まり、朔磨くんの話で終わる構成がとても素敵だなと思いました。
朔磨くんに対しては最初、「は???なんで??小夜ちゃんを傷つけやがって!!」という思いでいっぱいでした。(すみません、ストーリー展開へのアンチというわけではなく、羽間さんが唐突に別れを告げられた小夜ちゃんの悲しみを描くのがあまりにもお上手で強く感情移入してしまったということです。)
ただ、月華さん・朔磨くんの話を読んでいくうちに、なるべくしてなったことだったのだなあ、という納得感がありました。
ラストシーンで「もしも」に思いを馳せながら煙草をふかす朔磨くんの姿が、寂しくて物悲しいですね。切なすぎます。
6人を生き生きと、そして内面をえぐるように描き切っていらっしゃり、本当に素晴らしい作品でした…!ありがとうございます!!!
作者からの返信
実は、本作の一番の勝負所は第4話でした。朔磨に対して「ちょっと待て。お前には人の心がないんかい!」のようなヤジが跳ぶことを期待しておりました。小夜への仕打ちがあんまりにも酷いですからね。小夜に感情移入してくださってありがたいです( ‘-^ )-☆
月華と朔磨の視点を経て、彼らにも共感してもらえたら嬉しいなと思っています。切ないラストシーンを表現できていたようで、頑張ったかいがありました(*^-^*)
小夜達を最後まで見守っていただき、本当にありがとうございました! 糖度高めの恋愛ものではなかったですけど、忘れられない作品に数えてくだされば幸いです!
コメント、失礼します。
読了しました!(^_^)
そして、完結おめでとうございます!
ぼくはカクヨムに掲載されている作品に目を通すまで、こういうタイプの小説をほぼ読んでこなかったので、かなり新鮮な気持ちで読了できました。面白かったです!(*^o^*)
そして最後のほうにさりげなく乱歩の「D坂の殺人事件」が出てきたのでミステリ好きとしては、くすっと笑えました(もちろん、ほめてます)!
お疲れさまでした!
作者からの返信
キャスバルさま、最後までこの物語を見届けてくださいましてありがとうございます(*' ')*, ,)✨ペコリ
純文学で六人の群像劇を書こうと思いついて、数年が経ちました。ようやく構想を形にすることができた上に、読者の皆さまから良かったとコメントをいただけて嬉しく思っています(*´∀`*)
晃汰も一応文学部らしいセリフを入れておこうと、以前読んだ作品をもじりましたね。くすっと笑ってもらえたなら、良かったです。
完結おつかれさまでした。最後に語られた小夜とつきあったきっかけの真実については驚きでした。大学生の恋愛ということで、性描写や喫煙、飲酒の演出もあり、深みがありましたが、それと同時に彼らの「若さ」も案じました。いやぁ、切ない。切なすぎる。とても良い物語を味わせていただきました。本当にありがとうございます。
作者からの返信
綺麗だけではない恋愛ものを書こうと思い立ち、構想がこうした形になるまでかなり時間がかかりました。ラストは随分前にできていたのですが、そこに至るまでの道のりは果てしなく遠かったです( ˊᵕˋ ;)
六人の視点や性描写が、作品に深みを与えていたら幸いです。投稿前は、読み続けてもらえるか不安でしたが、切なさに妥協しなくて良かったです❀.(*´▽`*)❀
温かいコメントに、素晴らしいレビューもいただけて感激いたしました。こちらこそ、小夜達を最後まで見届けてくださりありがとうございました!
完結お疲れ様です、それから、おめでとうございます。
それぞれの登場人物を丁寧に描かれていて、感心しました。なかなかむずかしことだと思います。朔磨の気持ちも辛いですね。
途中であった性的な描写も、読んでいる者には驚きで、それが、また深みにもなりましたよね。
完結、何度ももうしますが、おめでとうございます。
作者からの返信
朔磨視点まで選考の対象に入れたいがために、一月はかなり急ピッチで書きました。なんとか間に合ってホッとしています。
六人の視点は功を奏したでしょうか。何度も読み返したくなる話になっていれば幸いです(*´∇`*)
第4話でイメージが変わったであろう朔磨も、朔磨視点になるとしんみりして来るかもしれません。共感していただけて、ありがたいです!
性描写についても、コメントいただけて嬉しいです。深みになっていたようで、頑張ったかいがありました。
こちらこそ、最後までお付き合いくださいましてありがとうございました! 心より深く感謝申し上げます!
こういうと身も蓋もないんですけど、みんな若いなあ……と思いながら読んでました(視点が完全に近所のおばちゃん化してる。笑)
でもわたしは朔磨も嫌いじゃないですよ。きっと彼はずっと、このときの痛みを背負って生きていくのだろうなと思えたので。
群像劇というのは小説のなかでもかなり難易度が高いものだと思います。執筆されながらの連載お疲れさまでした! 完結おめでとうございます㊗️
作者からの返信
優しく見守っていただけて嬉しいです。
嫌われる役を背負った朔磨に対しても、温かい言葉をかけてもらえて感激しました(*´ω`*)
初めて書いた群像劇の難しさ、期日との戦いなど、楽しいばかりの連載ではありませんでした。途中で読むことを放棄する方が多いのではないかと、感じていましたね。
納得のいくものをお届けすることができて、ホッとしています。
最後まで見届けてくださり、ありがとうございました!
完結おめでとうございます。
大変な作品でしたね。見事に描き切っていて、何度も感心させられました。
うまく言葉になりませんが……、それぞれの心の傷がかえって彼らの生を証明するかのような、そんな痛々しくもかけがえのない青春小説のように感じました。ピンと来ないかもしれませんが(^_^;)。
とにかく、書き上げるのに苦労されたのではないかと思います。
執筆お疲れ様でした。
作者からの返信
数年前に構想ができてから、書き上げるまでかなり時間を費やしましたね。つじつまを合わず、何度も書いては寝かせてを繰り返していました。カクコンに出すことを決めて、ようやく完成させることができました。六人分の物語が、功を奏していたら嬉しいです。一月末までに完結できて、安堵しています(*´ω`*)
本の帯に使いたいお言葉に、感激しました。しっかり響きましたよ。
最後まで見届けてくださり、ありがとうございました!
完結編を読む直前にレビューしてしまい失礼しました……。
完結おめでとうございます!
これだけ大学生の青春をありありと、しかもたくさんの視点で描写した作品はなかなかないと思います☆
恋愛の苦さ、別れの切なさを丁寧に綴られ、いち読者の私にも、何とも表現し難い余韻を残しています!
このような作品を紡げる羽間さまの筆致と創造力を、ただ羨ましく思います☆
素晴らしい読書時間を、ありがとうございました!
作者からの返信
本作の魅力がぎゅっと詰まったレビューに感激しておりました。こちらこそ素晴らしいレビューをありがとうございます!
数年前に構想ができてから、完成までかなり時間がかかりました。甘いだけではない恋愛に挑む苦しさもありましたが、六人分の視点は予想以上に大がかりなものでしたね(¯∇¯;)
最後まで見届けてくださり、本当にありがとうございました❀.(*´▽`*)❀.
完結おめでとうございます。
それぞれの想いが折り重なって、激しく心を揺さぶられる物語でした。
あの別れも朔磨目線で見るとまた違う切なさがありました。この切なさを小夜に見せなかったのが、歪ながら彼の優しさなのかな、と思いました。やっぱり、嫌いですけど。
忘れられない物語になりそうです。
素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
朔磨の心情を知っても、嫌いな気持ちはそう簡単に拭えませんよね。それほど小夜に共感していただけてありがたいです。
数年前から温めていた構想を、ようやく完成させることができ、ホッとしています。群像劇ならではの魅力に浸っていただければ嬉しいです。
甘い恋愛の話ではなかったですけど、六人の物語を最後まで見届けていただき、心より感謝申し上げます! 連載中にいただいたレビューも、大変励みになりました!
完結おめでとうございます。
朔磨の衝撃的な別れから始まって、過去に戻って語られ、そして、また、現在地に戻って来ることで、事情が分かる以上の深みが増している気がしました。
それぞれの登場人物がそれなりにハッピーエンドになったからよいものの、朔磨みたいなことをするのもされるのも、たまったもんじゃないとは思います(^^;
作者からの返信
なんとか当初の構想通り、描ききることができました。一月末まで間に合うかヒヤヒヤしていましたけど、ようやく四時起き生活から解放されます(*^^*)
朔磨は悪い人ではないのですが、あの行為は他の人への影響がありすぎましたからね。ハッピーエンドにならなければ、彼の印象はまた違うものになっていたかもしれません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
完結おめでとうございます!
苦い余韻を残すラストシーンがまたすごくいいですね。
朔磨くんは小夜ちゃんに対して、「代用品にしている」という引け目があった。どこかのタイミングでそれさえ払拭できていたら、違ったのかもしれませんね。
酷いことをしたのに違いはないんですが、彼も苦いものを抱えていたし、これから先も消えることはないんでしょうね。
群像劇ならではの良さが詰まった作品でしたね。
生々しさすらある性描写も決して安っぽくなく、人の愛憎の中で切っても切れないものとして描かれていると感じました。
連載お疲れ様でした。本当に素晴らしい作品でした!
作者からの返信
ラストの構想は、連載当初から決めていました。受け入れていただけて良かったです。朔磨のしたことは許し難いですけど、内面を知ると心が揺さぶられてしまうのではないでしょうか。朔磨視点まで完結させたかったので、無事に間に合ってホッとしています。
あえて性描写ありにしましたが、愛憎をうまく引き立たせていたのなら、頑張ったかいがありました(*´∀`)-3
連載中にいただいた応援やレビューに、何度も励まされました。こちらこそ、最後まで見届けてくださりありがとうございました!
まさか、朔磨がこんなに拗らせたキャラだったとは思いもしませんでした!
外側から見たままが、その人の本質じゃないんだなーって、しみじみ思いました。
深い……
そんなわけで、
完結、おめでとうございます!
お疲れさまでした°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
作者からの返信
最終章の朔磨は、第4話での印象とかなり変わるのではないかなと思っています。意外と拗らせていたのですよね。不器用男子でした(>ㅿ<;;)
群像劇ならではの魅力が描けていたら良いなと感じております。糖度高めのお話ではありませんでしたが、大学生らしい若さや苦味を楽しんでいただけたでしょうか。
応援コメントだけでなく、素敵なレビューも寄せてくださり、心よりお礼申し上げます(≧▽≦) .。.:*☆
しばらく浸ってました。終わっちゃった……。
何か、朔磨サイドを読むとまた違いますね。いや、酷いことはしてるんですよ小夜ちゃんには、結局。だけど、その行動に朔磨なりの意味があるし、感情もある。群像劇はそこが面白いですよね。
ちなみに私、最終話にタイトルを持ってくるの大好き侍です。アニメ最終話の良いところでオープニング流す的な熱さを感じます。
完結おめでとうございます。素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
なんとか完結できました! いつも宇部さまからいただく愛のメッセージのおかげですよ(-^〇^-)
小夜視点だと朔磨許すまじ! となるのですが、朔磨視点は感じ方が変わりますよね。小夜視点では分からなかった心情を、楽しんでいただけたようで嬉しいです♪ *(*´∀︎`)*
最終話はやはりタイトルを持ってきたくなります。良いですよね、オープニング流すタイミング。私も好きです。
執筆お疲れ様です。
そして完結おめでとうございます。
結構前の回になるのですが、藤原定家の崩し字が読みにくいというくだりが
ありました。
小生もこの事を何故か知っていて、いつ覚えたのか気になっていました。
そして、今日思い出しました。『原典を目指して』が教科書の授業だったと。
藤原定家の文字は独特で難解であるため、「定家文字」と呼ばれると。
今回御作を拝読して、色々なことを思い出したり、思わず頷いたり、
とても楽しかったです。
この物語を、有難うございました。
作者からの返信
本作は文学や教職、学芸員資格の講義をとっていたときに見聞きしたことなどを、至るところに詰め込んでおります。懐かしいと思われる内容があれば嬉しいです。
定家文字は有名ですよね。私なら間違って書き写してしまいそうです(;^_^A
最後まで読んでくださり、ありがとうございました! 連載中にいただいたレビューから、たくさん力をもらいましたよ。
編集済
月華も恋や愛に不器用でしたけど、朔磨も相当ですよね。
小夜と付き合ったのは月華に言われたのがきっかけでも、別れるのが苦しいって思ったら無理に別れなくて良かったのに。
けどそれだと月華はどうなる、小夜が晃太朗と結ばれることもなかったと思うと、これで良かったのかもって気もしますし。複雑ですね。
すれ違って、くっついたり別れたり、友達の幸せを願って、全力で応援したり。様々な人間模様がありました。
執筆しながらの後悔、お疲れさまでした。
素敵な物語を、ありがとうございます(*´▽`)
作者からの返信
月華も朔磨も恋愛面は不器用すぎましたね。朔磨は変に真面目なんですよね。無理に別れなくても良かったのに、月華を選んだために苦しんでしまいました。
選ばなかったら月華や晃太朗の問題が浮上しますし、複雑です(●´^`●)
朔磨視点まで公開させたかったので、一月は慌ただしい日々を送っていました。甘くない恋愛を、なんとか書ききることができて良かったです(*^^*)
いつも温かいコメントを寄せてくださったおかげです。第4話まで読んでもらえそうなレビューもいただけて、感激しました。深くお礼申し上げます!
>小夜のことを好きになった気持ちは、偽物じゃないんだよ。
だから小夜も朔磨に惹かれ、別れを告げられ傷つき、そして朔磨も苦しむことになったのでしょう。
本作では、素直に愛することが苦手な人達がたくさん出てきましたが、もしかすると朔磨が一番だったのかもしれませんね。
決して楽しいだけではない、恋愛の辛く苦しい面をいくつも見ましたが、それでも、それぞれが自分なりの形で誰かを想った結果だったと思います。
だからこそ、それぞれの恋の行方を、最後まで見届けたいと思いました。
公開しながらの執筆、とても大変だったと思います。見事カクヨムコン期間内で完結。おめでとうございます。
作者からの返信
朔磨はひどい別れ方をしていましたが、彼も悩み傷ついていたのですよね。恋愛に不器用な人が多い本作でしたが、朔磨も意外と拗れていました。
楽しい恋愛ばかりではない物語なので、読者の皆さまの応援が執筆の力になりました! どうしても朔磨視点まで公開したかったため、終盤はかなりスケジュールが詰まっていました((>_< ;)
こちらこそ、いつも応援していただき、ありがとうございました! 朝陽が喜びそうなレビューに、感激しました。「それな。ペアになる子はパッと見分かるんだけど、どーやったらくっつく訳!?」なんて言ってそうです( *´艸`)
複雑で不器用なキャラ達がもどかしくも愛おしく感じられましたね。
視点が変わる事でそれぞれ違った印象になる構成もお見事です。
幸せだけではない恋愛の痛みや苦しみが繊細に描かれていて、とても読み応えのある作品でした。
作者からの返信
小夜と、彼女と関わりのある五人の連作として書いた話でした。すれ違ったり、言葉で伝えるのが難しかったりする六人の不器用な恋愛模様に、何度ももどかしく感じさせられたのではないでしょうか。
綺麗でもない、忘れたくても消えてくれない恋の痛みを書ききれたら良いと思っていたので、形にできていて嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!