第2話 ベンチに座る彼女-2

「お主、儂のことが見えるのか?」


「………はい?」


 ………えっと、そっちのかたなのかな?


「引いておるところ悪いが、お主が考えておるような者ではないぞ?」


 これは話に付き合った方が良いのかな……


「そ、そうなんだ…」


「うむ。そしてもう一つ言うが貴様、周囲から奇異な目で見られておるぞ?」


「へ?」


 思わず後ろへと視線を向けると、親子がそっと視線を外した。そして、


「どうしたのかしらねぇ…急に何にもないところで話しているけど独り言かしら?真央まおちゃんはあまり人前で独り言しないでね。」


「は~い!」


 これはこの子が言っているとおりと言うことなのか!?


「なに、お主は儂が見えておるからな。とりあえず儂をお主の吾家わぎへへ案内せい。」


吾家わぎへとは……我が家・我が家庭


「だけど……」


「これ以上変な目で見られたいのか?それに、何故お主にしか見えていないのか知りとうないか?」


「………アンナイイタシマス」


 こうして名も知らない人(?)をうちへと案内するのであった。



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 昔の話し方はよく分からないのでGoogle等を用いたりして書いてみています。おかしな点があればコメントでお伝い下さい。

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学校帰りの公園で、こっくりさんを拾いました 紅華@くれは @takuwan0613

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