世界が段々と消えていく――

タイトルにあるような「消失」の物語だと感じました。消失現象というこの小説独特の事象が、すごく上手に作用していると思います。中盤に出てくる死体の描写は、端的ながら中々グロテスクでよかったです。
終わりゆく世界の有り様を、ぜひ見届けてほしいです。

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