第ONE話 今カレ、ついに食中毒回避?!(食事・解答編)
「ただいま~」
「おかえり♪」
笑顔で出迎えてくれる彼女。いつもありがとう。その笑顔のおかげで毎日頑張れてる!
「今日の夕飯は、とってもビックリすると思うから、先に夕飯にしましょ♪」
「お、珍しく宣言してきたね~。じゃ、すぐ夕飯にしよか!」
「こ、これは……っ」
「どう? 近くで採れたエスカルゴ♪」
エスカルゴ、つまりカタツムリ?
……カタツムリ?!
「ムリムリムリムリカタツムリ!! 死亡例もあったりしちゃうからねっ、やめとこ?」
「でも、火は通して……」
「や・め・と・こ?」
「わたしの料理が食べたくないってこと?! それならちゃんとそう言ってよ!」
「ちがうよっ!」
「じゃ~食べてよ!」
30分後、ゆーちゅーぶで動画を見せつつ、カタツムリやナメクジを食べる危険性を訴えることでなんとか理解してもらった。
「なら仕方ないか……」
彼女がしぶしぶ食べないことを了承してくれた。
遠くで救急車のサイレンが聞こえる。
しかし、今日のサイレンの音はどこか、勝利のファンファーレのようにも聞こえたのだった。
彼女のご飯が美味しすぎるがしかし オノマトP @ekueku
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