和風詩集

四葉に代わりて復習を誓う

ちょっとさざめく緑の茎

そっと弄ばれる己の心

憎悪の狭間にお目に掛かる赤い文字

さぁさ誓おう　復習を

ちょっとあの子に何かされたの？

大した事じゃねぇ

強気の言葉を呟いて

憎くないのか

それでいいのか？

傷口から入っていく黒の渦

それを同意としてしまえば

我がお助け致します

何色が見えるか貴方の目には

赤い赤い血の痕跡でも見えてるか？

幸福が欲しいならば

己の羞恥心を逃しておくれ

お前が憎い　お前が悪い

心の深くをえぐり取って

恐怖を誘う黒い蝶

現実を轟かせ

四葉に代わりて復習を誓う

かなり悲しい現実突きつけられて

頭に血が上る

嫌悪のオーラをちらつかせ

人を寄り付かせない

それじゃやっちゃおうか？

傷口から溢れ出る黒い煙

それを同意としてしまえば

我がお助け致します

何の声が聞こえるか貴方の耳には

隣町の悲鳴でも聞こえるのか？

幸福が欲しいならば

己の弱い心を捨てちまえ

お前が憎い　お前が悪い

心の深くをえぐり取って

恐怖を誘う黒い蝶

現実を轟かせ

四葉に代わりて復習を誓う

ちょっとおいでませここらのお屋敷へ

相談しようじゃないか

我らの仲だろ？

抱き寄せて　飲ませて

復習しようじゃないか？

お前が憎い　お前が悪い

心の深くをえぐり取って

憎いあの子を苦しめて

嫌悪をくすぶるあいつを消し去って

轟け轟かせ

四葉に代わりて復習を誓う

敵わないわ　四葉の執着心